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妖想ヤオヨロズ 

作者:欧羅祇


・欧羅祇と申します。
 はじめての投稿になりますのでお手柔らかに。
 ではどうぞ 














一筋の光が射す一室
爽やかな朝の風が吹く

そんな日がまた今日も

「ん・・・・・あ~・・寝すぎた。」
時計を確認し、涼は頭を掻きながら、むくりと起き上がった。
素早く布団をかたし、朝食を食べる。
いつも通り   日常である
「ごちそうさま・・・っと」
朝食を後にし、することというと掃除ぐらいだ。

涼が住んでいるのは神社である。
采龍妖鳴神社(さいりゅうようめいじんじゃ)
采寺家代々から伝わる神社
今は、涼が継いでいる。
この神社は少し変わっていて   否  結構変わっていて、
霊や神というより、妖怪が多く集まってくる
そんな神社だ。
無論、いい妖怪ばかりではない。
災いを齎す者もいる。
それらを退治するのが涼の仕事である。

「はぁ・・・・夏か・・・・嫌だな・・・」
そんなことを呟いていると、
「妖怪が増えるからか?」
奥の方から声がした。
見慣れた姿   風零(ふうれい)狐妖怪
「お前なぁ・・・玄関から入ったことないだろ」
「縁側の方がいる時が多いだろう?それより・・・ほら」
風零は袋を涼に差し出した。
受け取り中身を見ると、暑い夏にはぴったりな
「アイス?・・・どうやって買ってきたんだお前!?」
「お前の体使って」
「・・・・・・・・。」
忘れていたこと。風零は普通に己の身に入り、操ることができること。
涼はすっかり忘れていたらしい。
「そういえば、最近森が、騒がしいけど」
「お前が喧嘩売った相手が追っかけてきてるんじゃないか・・・?」
「そうじゃねぇよ!」
風零は、何かと騒ぎを起こし、その度に涼の仕事が増えてしまう。
だが、涼も薄々と気づいていたらしい。
最近になって鳥の声が聞こえてこない。不気味のような・・・


そんな話があって、涼は退治にむかった。


「・・・やっぱり聞こえない・・・・。」
鳥の声が・・・ない。
気配は薄くではあるが、感じ取れる。

すると、

                ――ガサッ!――

「っ!?」
音のしたほうへゆっくりと歩いていくと・・・



「・・・・・・・」


月明かりに照らされ、美しく、酷く悲しく、輝く    姿








      ―続―



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タイトル更新日時
妖想ヤオヨロズ 《第二話》 2012年 10月 01日 21時 31分 
妖想ヤオヨロズ 《第三話》 2012年 10月 01日 22時 40分 
妖想ヤオヨロズ 《第四話》 2012年 10月 29日 15時 22分 
妖想ヤオヨロズ  《第五話》 2012年 10月 30日 21時 43分 
恋妖詠(れんよううた)
  妖想ヤオヨロズ 《第六話》 2012年 11月 06日 22時 52分 

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