第5章 X791年編
墓参り
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「色々あってゴメンね・・・。」
シャルルとミントもみんなの墓に向かってそう言うのだった。
「さ、みんなの墓を掃除するぞ。その後でお参りだ。」
俺の言葉にウェンディ達は頷き、掃除を始めた。
「マスター、みんな。」
「お花、添えとくね。」
ウェンディは墓に花を添えてやった。
「マスター・・・みんな・・・。」
「・・・あの時の事、思い出したのか?」
「うん・・・。」
ニルバァーナで・・・マスターや化猫の宿のみんなが・・・
幻で作ったもので、ウェンディ達を支えてきたけど。それを話、別れたあの日・・・。
「でも・・・今は妖精の尻尾の皆さんがいる。」
「ああ。そうだな。」
「シャルルやミントもいる。そして・・・1番大好きな、お兄ちゃんがいる。」
「ウェンディ・・・。」
「私もう・・・寂しくないよ!」
「・・・ああ。」
やっぱり成長したなウェンディ・・・いや、そうでないとな・・・。
「ね〜え〜・・・お腹すいた〜・・・。」
「アンタねぇ・・・。」
「もう昼か・・・。」
「そろそろご飯食べよう。」
「ああ。俺が今住んでる家でいいかな?」
「うん!」
俺達は昼飯を食べる為、俺が今住んでいる家へ行くのだった。
「お待たせしました!!」
「は・・・?」
突然ミントがそう言い、俺は唖然となる。
「実は・・・ウェンディが・・・!!」
「ウェンディが?」
「コージの為にお弁当を・・・」
「ミント!!」
「んがっ!」
ウェンディはミントの口を手で塞いだ。
「遅かれ早かれ、どうせコージに食べさせてあげるんでしょ?」
「それはそうだけど・・・。」
「俺の為に・・・?」
「・・・うん。」
「私達はちゃんと自分のあるから平気だよ。」
「まあね。」
ウェンディが・・・俺だけの為に・・・!!
「しかし料理ってした事あるのか?」
「ミラさんに教えてもらったの・・・。」
「そっか。」
「食べて・・・くれる・・・?」
「当たり前だろ。開けていいか?」
俺の言葉にウェンディは「コクリ」と頷く。
「ほぉ・・・。」
弁当の中にはサンドウィッチにサラダ、ウィンナー、スパゲッティなどがあった。
「じゃあ
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