海戦型さんのつぶやき

 
つぶやき
海戦型
 
打ち切り、打ち切られ
例によってどうでもいい話です。


最近週刊少年マガジンで連載中だった「ベクターボール」が打ち切りになったと聞いて軽くヘコんでいます。マガジンは最近やたらデスゲーム的な作品が増えて好きな漫画が減ってたんですが、そんな中でも本気で笑わせに来るベクターボールは口直し的な意味でも好きでした。賛否両論あるようですが、私は雷句先生のギャグが好きだったんですね。
しかし確かにというか、ベクターボールは面白いけどマガジンでウケる話ではないなというのは感じてました。なんでもアンケートの結果も芳しくなかったようですし、仕方ないかなと。そもそもベクターボールの原案持ち出した時もフルボッコで連載諦めかけたらしいですし。

で、そんな雷句先生の釈明によると、編集側の出してきた展開を書ききれずに無理だーってなって思わず連載止めてしまったらしいです。私がちらっとみたネット板では「言われたことも書けないのか」とか「傲慢な態度に見える」とか「編集者に文句言ってるだけじゃん」みたいなコメントが散見されました。まぁ、言わんとすることは分かります。

でもこんなネットの隅っこでも一応作品を書いてる身としては、理解はできる話なんですよね。

要するに雷句先生の言葉を信じるならば、「自分の得意分野とまるで違う仕事を要求されて、頑張って書いてはみたものの無残な出来栄えにしかならなかった」ということなのですね。自分で酷いと思っているような作品を書き続け、発表し続けなければならないなんて作家的には地獄だと思います。

何度か言ったことがある気がしますが、私は登場人物が女の子ばかりの妙にエロい主人公ハーレムものはまるで書ける気がしません。そういうのを書くために必要な能力を持っていないからです。なのに無理してそんな物語を書けば、それはそれは酷いものが出来るでしょう。
でもその手の作品は安定してややウケくらいはします。場合によっては大分ウケるかもしれません。その辺の展開こそがラノベなんかのスタンダードですから、スタンダードを求める大衆側の存在への需要があるわけです。だからウケを狙うなら書くべきではある。

そういう葛藤を突き抜けられないとき、作者はウケを一切無視して自分勝手に書き進めるか、或いは筆を折って諦めの道を選ぶしかないのです。

日を追うごとに、小説を書く余裕はなくなっていく。
自分の小説を更新する力もほとんど失われた。
私も選ぶべきか?諦めの道というものを。 
黒猫大ちゃん
 
成るほど、人それぞれだからねぇ。
 私が文章らしき物を書き始めた理由は素直に怒りでした。
 とあるゲームに参加していて、色々とあって結果ブチ切れた。
 俺なら、俺たちならもうちっと真面な物を提供出来るぞ、ボケ! ……と言う感じでね。
 まぁ、こんな人間は早々居ないか。……と言うか、怒りを原動力に何年書いているのだ?

 書けない時は素直に放り出すのも手かな。別にプロじゃないのだし。
 今、私が書いている二次のプロットを最初に作ったのは07年ごろ。書き始めたのは13年。その間の6年間、何をしていたのよレベル。小学生でも卒業しちゃうよ、その時間があれば。
 もっとも、最初に作ったのは小説のプロットではなく、TRPG用のシナリオプロットなので厳密に言うと違う物なのだけど。

 他には……今、どう言う書き方をして居るのか分からないけど次に書く時はプロットを細かく作ってみる。
 長期の連載なら大ネタをEDに導くまでに小さいネタを繋いで行く事になると思うから、その間の流れを箇条書きにして置いて、それに従って書いて行く。
 その中に思い付いたネタや台詞を少しずつ書いて置けば、いざ書く時になって忘れる事もなくなるから一石二鳥。
 もっともソレに縛られ過ぎる事も問題があるけどね。
 実際、書いて居て、その台詞や行動に違和感を覚えてその流れを完全に変えた事だってあるから。

 後は音楽を聞いてみる。これはテンションを上げると言う意味で。まぁ、曲の内容に文章が引っ張られる事もあるけど、それは愛嬌と言うヤツで。
 その内に「たかが石ころひとつ」……この台詞は使うぞ(その為の撒き餌は終わっている)。因みに、今は若かった頃のウツの歌声が響いています。
 小説を読む。私の場合は10冊ほど買って来て一気に読む。その中に使いたい言葉や表現が出て来ればシメタ物。執筆意欲は上がる。
 私の場合、創作の中で失ったテンションは同じように創作の中でしか回復しないのでこう言う方法しかないですね。
 ダメなのは映像が入る事。映像があると其方に集中して仕舞って、頭が働いていない事が多々あるから。

 こんな感じかな。
 でも、リアルが忙しいと小説なんぞ書けませんよ。
 実際、プロットを作ってから放り出していた時期は家を新築する為に色々と忙しかった時期と重なる。
 公○員時代など、有給休暇を買い取ってくれないかな、などと言って、それは無理と素直に怒られた。
 ……二月三月なんて休み扱いなのに何故か仕事をしていたし。
 月のサー○ス○業百時間なんてザラだった。
 流石にコレは極端な例だけど(過労死レベル)、リアルが忙しかったら書く余裕などないでしょ。

 最後。書けない理由についてひとつ可能性があるのは……。
 以前はオッケーだったレベルの表現や描写がダメになった。それで違う言葉を探すのに時間が掛かっている可能性がある。
 これは素直に成長した証だと思うから……。

 人生長いから、執筆を生計の道と選んでいるのなら苦しくても書かなきゃいけないけど、そうでないのなら気楽に行きましょ。それが長続きさせる方法ですからねぇ。
 それでは、これにて失礼。 
海戦型
 
一番つらいのは
自分の作品を読み返し、続きを書こうと執筆をはじめ、そして「書けない」という端的な事実に気付いて愕然とする時です。ビックリする程に続きが書けなくなっていて……連載中の時から時間が空くと、読み返しても他人の文章のように思えてきます。

戻れるんでしょうか。甚だ疑問です。まだその時ではないということでしょうか……。 
黒猫大ちゃん
 
余裕がある時に書けば良いよ。
 仕事を始めたばかりの頃は色々と余裕がないからね。
 誰しもが通る道だよ。心配ない。
 オイラも公○員時代はそうだった。
 ここは何処のブ○ックで……と、これは関係ない。

 先ず、本気で作家を目指す心算なら今の流行は追うべきでしょう。それが早道だと思う。
 作家に成る心算がないのなら、自分の書きたいように書けば良い。それだけ。その方が書いて居てテンションが上がると思うから。
 それに、流行には流行り廃りがある。一か所に留まっているだけでも、その内に流行の方が一回転して来て、自分のトコロに戻って来る可能性だってあるからね。

 やりたいようにやって、書けなくなれば諦める。そして、また書けるようになれば続きを書けば良い。それで良いんじゃないのかな。
 これは流石に趣味人でなければ出来ない贅沢だと思うよ。
 流石に商業作家だと年単位で作品を放り出す訳には……いや、そうでもないか。

 最後。小説を書くテンションが下がったのなら、昔の自分が書いた文章を読み返すのも手かな。
 え、俺ってこんな表現を使っていたの? ……とか、これ誰が書いたのよ。まったく覚えがないのだけど、などと感じる事も出来るから。
 でも、不思議とその頃の自分の事が思い出されて、もう一度、書き始める気力を与えてくれる物だった。俺の場合はね。

 それじゃ、頑張ってね。
 あっと、無理して書いても意味がないよ。書きたいように。書ける時に書く。これが一番だと思う。
 それじゃあね。 
海戦型
 
鋼の巨人たち、新たなる航海の果て――
そう、そうなのです。クリアしたのでいつもの感想なのです。

例によってネタバレ注意。一週目は完全初見で楽しむのが自分ルールなので隠し要素は未だに調べてもいません。スキルルートは使えばヌルゲーになると判断し縛りました。とりあえず一週目は通常エンドだったようです。


ストーリーの総評ですが……最後までプレイして一番思ったのが、「これは愛の物語だったんだ!」という妙な納得でした。以下、印象的だった部分を抜粋。

まず、スパロボZで既に起きた「平行世界の地球が複数ある」という今まで何度か使われた展開を用いてまったく違うアプローチを仕掛けているのが良かったです。今作はこれまでのスタンダードだった「スパロボという世界の中で版権キャラたちのバラバラの物語を同時に進めながら纏めていく」というスタンスを大きく崩し、端折る処は端折りながら大胆にストーリーを改変していました。
まぁ、それはそれで原作の見せ場が少ないキャラもいてちょっと不満もあるのですが、ストーリーとして非常に纏まっているので挑戦する価値はあったと思います。サガラカナメの存在は衝撃でしたね。

雰囲気は、結構スパロボWに近い部分があると思います。これまで和解できなかったキャラと和解したり、ラスボスを憎めない方向性に持っていったり。クロスオーバーも相当大胆です。ゲッタードラゴンがドラゴンになった理由を含め、絡むところは濃密に絡んでいました。
死ぬ人は死んでますが、原作より死に際が救いのある事になったキャラもいますし、ヤザンとジェリドと轡を並べるとか予想外過ぎるでしょう。

システム面。ツインバトル系のシステムを採用していなかったので出撃枠が非常に狭く感じましたが、エクストラアクションとエクストラオーダーのシステムは非常に嬉しかったです。精神コマンドが行動後や敵ターンでも使えるのはヌルゲーかと思いきや、システムにかみ合った精神コマンドの出現によって逆に使用配分が難しくなっているのが面白い。また、使い道に困るマップ兵器や使い勝手の悪かった戦艦たちが活躍しやすいのは嬉しい所です。一言で言えば、更に楽しくなりました。
システムといえばスキルプログラムも触ってみれば以外に使いやすいものでした。これからはこちらの形式がスタンダードになるかもしれません。

ヤマト。今回の目玉でシナリオの中核を担っているだけあって、鬼のように強かったです。恐らくスパロボシリーズ最強母艦だと思われます。波動砲は殆どイベント用だけどね!

ナデシコ。相転移砲が隠し要素だったみたいで楽しみ切れなかった感じはありますが、アキトが早期合流してくれたのは非常に嬉しかったです。というかブラックサレナが切り込み隊長として強すぎる。特に対ラムダ・ドライバ持ち相手ではまさに鬼の火力をたたき出していました。

クロスアンジュ。とにかくエンブリヲのネーミングセンスの悪さとウザさとキモさが止まる事を知らない。挙句レナードにまで「ハーレム野郎」だの「これがカナメの言ってたキモい奴か」だのと言われた挙句、版権キャラの人妻にまで手を出そうとした罪は重い……。
というか貴様、大量に出てきて当たればENを削るMAP兵器をポンポン撃ちまくりやがって。しかもレナードが流れ弾喰らってるし。こいつとの決戦で精神的に疲れた私は二日のインターバルを要しましたジ・エーデルが3体出てきた時を軽く凌駕するウザさでした。しかも最終的にはブラックノワールによって偶然その力を得ただけの道化というオチ付き。
何が調律者だてめぇ!綾人くんに謝れ!!……いや待て、これはまさかラーゼフォンとクロスアンジュがいずれクロスオーバーすることの前触れなのか!?何だそれすげぇ見たいぞ!!

マジンガーZERO。……本当に、鬼のように強い。今回のスパロボでは出現の伏線として途中から甲児の様子がおかしいとかプロが不穏とか色々とありましたが、ギリギリ味方に留まりましたね。しかし強い。本当に強い。火力が高く、甲児のエースボーナスとついでにアタッカーでも持たせようならダメージ2万程度の火力は軽く出して来ます。

ついでにSEED。コーディネーター誕生の理由の衝撃。そしてフリーダムがヴィルキスを基にデザインされたというクロス。いいと思います。ついでにアスランは自爆装置で爆発したらいいと思うよ。シンがダイヤモンドローズとかいう超絶ダサい部隊に寝返った皆に「それじゃ駄目だ!」と叫ぶところも中々感慨深いものがありましたね。
ただ、個人的には熱でボーっとしてるアンジュと天然キラのツッコミ不在フリーダム空間が一番ツボでした。2週目はキラたちもちゃんと使ってあげよう。ちなみに個人的にはストフリよりフリーダムの方がデザインが洗練された感じがあって好きです。

ヒュッケ&グルンガスト。強い。強すぎる。鬼の防御のグルンガストに援護と遊撃の鬼ヒュッケバイン。パイロット2名もいるだけキャラ化することなくしっかりキャラが立っており、最後まで使って楽しいコンビでした。

主人公。今回は男主人公でプレイしましたが、でしゃばり過ぎず、しかしガッツリシナリオには絡むいい感じのポジションで戦い抜きました。まぁ後半殆どナインの子守りでしたが。それにしてもナインの「愛とはなにか」がラスボス側の伏線だったとは驚きです。
……若干気になったんですが、今回のバンプレストオリジナルのキャラデザイナーは妙におちょぼ口が好きですね。それだけちょっと気になりました。

そして、クロスアンジュの枠から独立して強制的にここに持ってきた、サラマンディーネ。原作はまったく知りませんが、ぺらっぺらの装甲の癖に援護防御レベルが高くてバンバン当たる癖に自分はそれほど回避が高くなく、20、30%でもパカスカ当たってしまう姿を見て「もしかしてポンコツ属性ですか?」と疑問を抱きましたが、シナリオで天然な所を見せつけて「ポンコツだこれー!?」と思いました。
こういう手間のかかるポンコツを見ると育てたくなってしまうのが私の悪い癖。改造してもスキル持たせても絶妙に使いにくいポンコツ加減にメロメロになり、自軍のポンコツ枠アイドルとしてほぼフル改造底力レベル9状態で最終話まで頑張ってくれました。自分は当たっちゃうのに指揮官能力持ちなのも萌えるよね。

締めくくり。久々の完全新作を飾るには十分なクオリティを誇り、新たな試みも見られたスパロボV。
その航海は大成功と言って過言ではないのではないでしょうか!以上、今回の感想でした!! 
海戦型
 
妄想物語31
スパロボやってるとポケモンが進みません。

 = =

 大陸の外では、朱月(あかつき)のことを太陽と呼ぶらしい。子供の頃からあの一際大きな輝きを放つ星を月と呼んできた大陸の民には馴染みのない話だ。

 朱月は非情にも空を去り、白月(しらつき)を呼び寄せる偽りの陽。だから大陸の人間にとっては呼び名がどちらでも同じことだ。救済と滅亡は表裏一体。縋る事は許されないから、人は月に何も言わない。だから、今は沈みゆく朱月を見送ることしかしない。

 朱月が沈めば、戦いが待っている。

 戦うのは自分とギルティーネ。
 死ぬ確率が最も高いのは自分。
 失敗すれば未来が閉ざされるのはギルティーネ。
 利害関係が捻じれ、最早誰の為に戦うのかさえ曖昧になった今宵の狩りは、無茶と無謀に満ちている。

「もうすぐ奴等の時間だ……ギルティーネさん、準備はいいね」
「………………」 

 もう地平線から見える光が半円となった大地――光の灯らぬ外灯の傍で、トレックとギルティーネはその時を待っていた。凡そ『例の呪獣』が出現していると思われる、ガルドが死んだその場所――ではなく、さらに遠くの鎧を着た上位種が出現した場所で。

 鎧の呪獣を迎え撃った跡を見て、あの瞬間に共に戦った人間が二人もこの世から旅立った事実を確認した。そして、念のためにと泥の中に足を突っ込み、燃え尽きた呪獣を被っていた鎧から兜を外して呪法で土を払う。導いた結論が間違っていなければ、これは必要なものだ。

 時代遅れの代物ながらまだ十分な強度を保った兜はトレックの頭には少し大きすぎたが、被るだけなら問題はない。はたから見れば滑稽な格好に見えるかもしれないが、これは賭けだ。
 光が消え、影が空間を満たしていくのを確認し、トレックはペトロ・カンテラに火を灯した。昨日と全く同じように、カンテラが浮かび上がり、周囲を照らす。セオリー通りの行動だ。但し一つだけ違う点があるとすれば――そのカンテラが付随するのはトレックではなくギルティーネであること。

 言葉を交わす必要性はなく、二人は無言で歩き出す。
 伝えるべきことはほぼ伝え終えた。後は呪獣に会うだけだ。
 予め数えておいた、明かりをともさない外灯をくぐった数を数えながら、ゆっくりとした足取りで歩く。ギルティーネはトレックの指示で、背後ではなく横に付随していた。音のないくらやむの中に、二人の男女の足音だけが響き渡る。

 やがて、くぐった外灯の数が10を越えようかとする頃――トレックとギルティーネは別々の意図で、同時に立ち止まった。

 刹那――耳を劈くような音をたて、トレックの兜に猛烈な衝撃が叩きつけられた。

「ガぁッ!?」
「――!!」

 成すすべもない、一瞬の出来事。
 トレックは無様に地面に倒れ伏し、被っていた兜がカラリと音を立てて地面に転がる。
 予想出来てきたことだった。ここはガルドが殺された場所で、トレックが敵の気配を感じて立ち止まった場所。そしてこの呪獣はカンテラから離れた人間を狙う。すべての条件は揃っていた。

 そう、すべては『トレックの推論通りに進んだ』。

 ――トレックは考えた。上方から攻撃を受けたことに疑いはないが、それにしては現場に死体が残らないのも血痕が異常に少ないのも理由が分からないし、単に捕まっただけなら訓練された準法師は決死の抵抗を試みる筈だ。しかし、これまで集めた情報では一瞬で姿が消えたことと血は上から下に落ちたことしか判明しなかった。

 ならば、死体は上へと昇っているのは確実。死体が出ないのは呪獣が食っている――恐らく丸呑みだ――から。では抵抗できずに死んでいるのは何故か?

 導き出した結論は、『最初の一撃で即死、もしくは思考が出来ない状態にされている』。
 すなわち、一撃で頭部を破壊し、その頭部をつかんで引き上げている。
 だったら防げばいい。そして攻撃を仕掛けた瞬間、相手の正確な位置が割れる。自分の役はあくまで囮――本命の攻撃は、パートナーの力量を信じてすべて託した。

「……ぐっ、ギルティーネさんッ!!」
「………………!」

 トレックが叫んだその時には、既にギルティーネはペトロ・カンテラを用いて呪法を発動させていた。恐らく人間ならそれに気付け、呪獣には決してその意味を理解できなかったであろう――灯縄が二本接続されたペトロ・カンテラの意図に。

 瞬間、ギルティーネの苛烈な殺意が実体化するかのように灯縄にカンテラの炎が着火。蓋方向に伸びた炎は――『火をつけられないまま浮遊させていた』二つのペトロカンテラに炎を灯し、三重に重ねた強炎の光が外灯の上までをも照らしあげた。

『ギガァアァアアアッ!?アガァ……ゲグッ!?』

 自分が光に照らされたことで理性の欠片も感じられない汚い悲鳴を上げた呪獣は瞬時に光の外に脱出しようと跳躍し――ギルティーネが空中で操作したカンテラがさせまいと闇中を妖しく踊る。カンテラに巻き付いた巻き付いた燃え盛る縄は蛇のように有機的にうねり、跳躍の起動を完全に読み切っていた。

 ガルドの使った呪法、『藁蛇(セルピエンテ・セカ)』。
 それにペトロ・カンテラを組み合わせて火力を増強したトレック考案の新武器。『熱』と『樹』の高い素養が必要かつ操作難易度が高い代物だったが、トレックは使えなくともギルティーネなら可能。事前に確かめたが、わずか数分でまるで手足のように自在に動かせるようになった。

「グギアアアアアアアアアアアアッ!?」

 空を飛べぬ呪獣は成すすべなく燃え盛る縄に突っ込んでその皮膚を焼き、空中で無様に悶え苦しむ。一度飛び立ってしまった以上、後は重力に従って地に落ちるのみ。縄に弾かれた呪獣は抵抗もできず落下する。

「――ッ!!」

 瞬間、ギルティーネさんが剣を抜いて落下してきた呪獣を横薙ぎに叩き斬った。

 火を灯さずとも剣はそれ自体が『錬』の呪法にとって最高の触媒。
 呪法の力によって呪獣に致命的なダメージを与える事が可能になった剣によってその呪獣は細長く伸ばされた尻尾のような部分を瞬時に切断され、次の瞬間剛腕で振り下ろされた剣が呪獣を貫通して地面に激突し、腹の底を叩くような衝撃共に足場の岩に放射線状の罅を入れた。

「……はっ、はぁ……予想通りに動いたな、化け物が……!!」

 頭に強い衝撃を受けたトレックは視界が混濁し平衡感覚がすこし狂っていたが、なんとかよろよろと立ち上がってギルティーネが剣を突き立てた場所へと移動する。
 そこには、肉塊を無理やり蠍の形に変貌させたような悍ましい呪獣がいた。黒と紫の斑模様はまるで人間に不快感を与える為だけにそのような姿になったかのように毒々しい。その蠍の尻尾は、ギルティーネによって落下中に切断されていた。

 入念な準備をしても、戦いの結果が出るのは一瞬だ。
 数多の呪法師を葬ってきた最悪の呪獣を、生存率50%を、トレックはねじ伏せる事に成功した。
  
海戦型
 
ふと思ったこと
ブレンパワードとファフナーをクロスオーバーさせたら滅茶苦茶凄いの出来そうじゃね?……いや、言ってみただけです。



追記:それはそれとしてスパロボVでクロスアンジュとラーゼフォンのクロスもあり得るんじゃないかとか考えたり。これまた二作品とも空と海が目立つ作品ですねー。久しぶりに妄想スパロボ参戦でもしてみようかなーと思ったり。

機動新世紀ガンダムX
機動戦士ガンダムSEED
機動戦士ガンダムSEED ASTRAY
機動戦士ガンダムSEED DESTINY
機動戦士ガンダムSEED DESTINY ASTRAY
…御三家。宇宙戦力を考えつつカオスな地球を上手く牽制できるギリギリのラインナップ。
 W勢を入れるか迷ったけど、宇宙と地球に距離を作りたかったのと、アストレイ勢カムバック。

マジンカイザー
マジンカイザー 死闘!暗黒大将軍
マジンカイザーSKL
…御三家。BXで解禁された別世界マジンガーの共演です。
 某所で「SKLって実はDr.ヘルがカイザーに対抗して作った物じゃね?」という説を推してみたい。

真ゲッターロボ(漫画版)
真ゲッターロボ対ネオゲッターロボ
…真チェンジは方向性的にないなと思ったけど、新ゲッターでもいいかなぁと迷った所。
 もっともゲッターはすでに御三家の地位を外れてるので出さない手もありますが。

ブレンパワード
蒼穹のファフナー
蒼穹のファフナー HEAVEN AND EARTH
…オーガニック的で神秘的でおぞましくて地球がどうにかなりそうな方々。
 テーマは似通っている陰と陽みたいな感じがします。

クロスアンジュ
ラーゼフォン
マクロスゼロ
…歌と調律。ただ単純にどうなるのか見てみたい感じがします。

彗星のガルガンティア
…マクロス絡みで実はプロトカルチャーの末裔とかどうだろう。個人的には全然アリだと思う。

ベターマン
…上記のメンツで世界を構成したら結構イケると思ってつい選んじゃいました。

Z.O.E 2167 IDOLO
Z.O.E Dolores, i
…新規参戦。宇宙と地球の確執という点とコメディ色増加の為にチョイス。
 しかし、私の脳ではこれ以上新規参戦勢が思いつかずに断念。 
海戦型
 
なんとなく近いものがありますね
 共通項
・人外の存在が重要になってる。
・宇宙由来で、しかも一概に敵とは言えない相手とぶつかる。
・海の上が基本的な舞台になる。
・人間同士の擦れ違いや妄執、確執が重要なファクター。
・命のエネルギーが非常に重く、儚い。
・最終的に一番重要なのは共存する事。
・主人公が出奔する。

ブレンパワードは一見して明るい方向ですが、明るい分だけ裏に隠れる闇の部分は非常に生々しく現れまし……方向性が違えど、結構根本の部分は近いのかもしれません。ただ、その分絡ませるのが難しそうですが。 
ノブヤス
 
クロスオーバー度、満点!!
まったく違和感ないし、むしろもし次回作のスパロボでブレン再登場あったらファフナー勢との絡み見てみたいですね。 
海戦型
 
スパロボの敵を語るだけ 3rd
 Zシリーズの敵を語り尽します。

 無韻Z。最近スパロボにありがちな「扱いの難しい部分を端折る」と「原作終了後参戦」が少ない、個人的にはとっても嬉しいシナリオです。ぶっちゃけ世界観やミステリアス雰囲気は無韻時代が一番完成していたと思います。で、そんなZシリーズの敵はといえば、カオスでめちゃくちゃな世界を生きるに相応しいブッチギリな連中でした。
 最初は味方、されどその善性がある一瞬を境に豪快にひっくり返る。おかしな世界におかしくなってしまったある種の変態性を剥き出しにした彼らの在り方は、どこかMXのラスボスにも通ずる雰囲気があります。その方向性は「ひたすらな妄信」。彼らの凶暴性は極めて個人的な方向に向かっていますが、元締めが世界レベルの事を起こしているが故にどこまでも破壊が拡大していく人間固有の破滅願望を感じさせられます。
 そしてその後に待つラスボスは……敢えて言及は避けますが、キレッキレの中ボスクラスを軽く凌駕するカオスの権化にして最悪の愉快犯。奴のせいでZが嫌いという人も噂によるといるらしいですが、私はあのブッチギリなキャラクターを越える敵を作るのは難しいだろうというぐらい稀有で貴重な敵だと思います。ちなみにあいつに嫌がらせをしたいなら男主人公推奨なのは既プレイの方はご存知でしょう。


 第二次Zいってみよう。携帯機じゃねーかというツッコミはお控えください。
 個人的に転換期なので具体名出していきます。ネタばれ注意です。

 アイムは単なる愉快犯的嘘つきなので、正直ちょっとキャラは薄く感じます。彼の場合はスフィアが主役たちの想像を超える力を持っていることを示すための存在という割合が大きすぎたか、或いはスフィア・リアクターの反作用で本来あるべき部分も嘘にすり替わっていたのかもしれません。

 まぁそれはさておき、私がここで感じたのがシュバルとウェインの違いです。
 シュバルは最初ガイオウの狗として登場しましたが、私は最初からこのシュバルという男に違和感を感じていました。口を開けばガイオウ様ガイオウ様と小物っぽい雰囲気を醸し出すくせにイザ戦闘になると明らかに武人然とした立ち振る舞い。おまけにパイロット技能に「極」。ガイオウに心底屈するようなヘタレだとは、私にはどうしても思えませんでした。
 そしてその予想は的中。シュバルはインサラウムの為に敢えて狗を演じているだけの立派な武人であることが判明しました。この時、私の中でのインサラウム株が上昇していました。

 そしてその株をストップ安まで落としたのがシュバルの弟子のウェインです。
 俺は強い俺は強いとベラベラ長い能書きを垂れ、俺はシュバル以上だとか機体も新型だとかさんざんビッグマウスを叩きますが、この時点では「極」も持っていないし、なにより強者の雰囲気が欠片もない。追い詰められてから「本気出してなかったぜ」と言い出しましたが、態度が非情に見苦しい。
 シュバルの生き様が言い訳なしで筋が通っていただけに、「これがあの男の弟子とはな……失望したぞ」みたいなバトル漫画のボスキャラの気分を味わいました。

 そのウェインも上司ジェラウドの死を境に成長する訳なのですが……私は正直ジェラウドもインサラウム株を下げた原因の一つだと思います。
 ジェラウドは物静かで王家に仕える武骨な武人で、「俺はこういう不器用な生き方しかできない」といった感じなのですが……インサラウム最強騎士のくせに活躍も大してなくあっさり死ぬ。つまり、設定ばかり先行して中身が地味なんです。ウェインを成長させるイベントとしての存在の側面が強い。ウェインが喋りすぎならジェラウドは喋らなすぎ。寡黙なキャラはその分存在感を出さねばならないのに、彼の場合は自分のことを喋らな過ぎて薄い存在になってしまっています。

 あとジェラウドからウェインに受け継がれる機体のディアムドなのですが、デザインが格好いい代わりに配色が抑えめになっています。ジェラウドの寡黙な雰囲気にはマッチしてますが、口が軽めのウェインが乗るにはちょっとミスマッチな印象が……。
 ただ、インサラウムは後半で王子が覚醒したりマリリンが腹括ったりと全体で言えば最終決戦に相応しい場が作り出されています。こういう展開は最初がマイナスから始まるからこそ最後の追い上げが熱いもの。ただウェイン部分は運悪く下げた分を補う程上がれなかっただけなのかもしれません。

 ラスボスのガイオウに関しては文句ありません。ド派手で傲慢だけど決して虚勢は張らないし、純粋に戦いを愛するが為に戦士に対する敬意が感じられます。再世編では意外な一面を見せつつも最終的には闘争にすべてのエネルギーを振り切る戦闘狂っぷりを見せつけ、最初から最後まで戦いを楽しみ切ったという一種の清々しさを感じさせる純粋なボスでした。

 最後に何故かシオニーちゃん。別に私はシオニストではありませんが、あの人の小物感は笑って済ませられる可愛さがある気がします。ああいう愛嬌のあるボスはスパロボでは少数派ですし、結構好きです。


 さて、第三次Zですが……正直オリキャラのクオリティは全体見渡しても中の下。なので問題児をピックアップしていきましょう。

 「三回行動おじさん」或いは「きたないフェリーニ」ことガドライト。みんな大好き運命に見捨てられてクズと化したおっさんです。その行動は一貫して陰湿。ひたすら陰湿。顔こそヘラヘラしていますが、自分の能力と立場を利用して地球に理不尽な嫌がらせを強い続ける彼の救いのなさは印象深いところです。スフィアの反作用もあり非常に複雑な心理をしており、しかも口だけでなく本当に強い。
 問題はそのクズになりすぎた言動です。無韻Zラスボスも高レベルのクズなのですが、彼の場合は普段ヘラヘラ上から目線のくせに追い詰めらると逆切れして暴力をふるうという酒に溺れたダメ亭主みたいなクズさ(というか、女性に手こそ挙げないものの本当に酒飲みのダメ亭主です)。言うならば圧倒的に小物なのです。その心理的な脆さが格を感じさせず、半端な印象を与える。
 恐らく元々そのようなコンセプトのキャラクターだったのでしょう。そこは納得できます。ただ、天獄編で生き残っていた意味は全く感じませんでした。何故なら結局人の話を聞かずに勝手に突っ走って死んだからです。娘二人が生き残ったんだったら自分も生き残って守る覚悟くらい決められなかったのか、というのが素直な印象です。

 ギルターも挙げておきます。しつこい小物です。いつもやられて帰っていくバイキンマン的な存在の扱いなのですが、半端に卑怯で半端に高圧的で半端に頭が悪く、更に言うとバイキンマンのような愛嬌も取って付けた程度しかないただの半端者です。精神的にも執念のようなものが半端で悪役としてそもそも及第点以下であり、滑稽な男に振り回されなければいけない味方の姿が滑稽に思えて虚しさしか感じません。

 そして一番の問題児、御使い4人衆。
 まずサクリファイ。ダメ人間にして出番が少ない上にわがままなので全然ボス感がない。ああー!とか叫んであっさりやられてしまうので本当に残念なお方です。

 次にテンプティ。敵サイドの存在であることがバレバレ過ぎる上に自分では碌に戦わず、出てきたと思ったらルルーシュに虐められてアドヴェントに殺されるだけの人です。様々な悪事が因果応報とばかりに自分に命中して死んだ自業自得のおバカでしかなく、トドメがアドヴェントに持っていかれるから感慨も皆無。虚しい。

 そしてハゲのドクトリン。御使い中で最も出番が少なく、最も魅力がなく、実は御使い内で最も現実が見えていなかった人です。そもそも主人公たちとの接触どころか出番そのものがわずか数話で、潜伏期間の長さに反比例して目立たないというセミも憐れむ御仁。この男もアドヴェントにやられて勝手に消滅します。虚しい。

 ラスト、アドヴェント。最初から怪しさ全開の嘘つき爽やかクズです。大物感を漂わせていたし実際かなり凄いことをしていたのですが、如何せん彼は行動内容のスケールが微妙に小さく、悪く言えばセコイ方法を多用するので自ら自分の品位を落としています。
 最終的にはラスボスとして君臨しますが、絶対者アピールをしすぎて現実のプレイ内容との乖離っぷりが滑稽に見えてきます。挙句は計画の内容に無理があったとかで勝手に内ゲバを起こして負け、負け惜しみに本音のクズ部分を全開にして味方陣営を罵ったかと思えばあっさり負けを認めて変態と一緒に因果地平の彼方へと旅立っていきます。うーん……大団円で終わったのはいいのですが、ラスボスとしての格は正直ガイオウとジ・エーデルの方が上でしたね。

 あ、飛び火になりますがヴィルダークも熱いけどちょっと残念な人ですよね。正直、使命感に縛られ過ぎて自滅した存在だという印象です。今までの犠牲と無念を背負って戦うと言いつつも自分が間違っていることはどこかで分かっている。その矛盾を抱えてでも押し通す意識が彼は少しばかり弱いです。案外、その欠点を補ってくれるのが他の次元将――ガイオウなんかだったのかもしれません。


 さんざん酷評のようなことを書いておいて今更とも思いますが、特に御使いに関しては出番を後半に引っ張りすぎたが故にシナリオが駆け足になった弊害だと私は考えてます。例えば第二次再世編は非常に高水準な作品に仕上がりましたが、その前の破界編はあまりにも世界の真実を伏せすぎているため作品一本を使っておいて世界の解釈が殆ど広がらないという結果に終わっています。時獄編も破界編に比べればまとまった話にはなっていますが。天獄編のスケールの大きさを考えると世界観の補てんとしては無駄遣い感が否めません。
 つまり、御使いは会社の販売計画の結果として生じたとも思われるこのズレのツケを支払わされた結果かなぁ、と。

 しかし、それでも好きだスーパーロボット大戦。
 特にクロスオーバーとしての質は近年更に高まっているように感じます。
 願わくば次のスパロボでは素晴らしい敵が出てくることを願って……話を締めくくらせていただきます。 
海戦型
 
スパロボの敵を語るだけ 2nd
既に携帯機は語ったので、今度はそれ以外で私がプレイした分を見直していくついでに触れ損ねたOGにも触ろうかなと思います。
(……と思いましたが、OGは話が膨大になりそうなのでいったん断念します)

 では早速、MXを。といっても、MXの敵は結構説明が難しいものがありますね。
 MXのオリ敵はスパロボでは珍しくその世界に存在する普通の人間で、巨大な組織とかではありません。最初は主人公の上司がライバルポジを裏で操ってぶつけ合わせるという構図ですが、途中でそいつも殺されてややこしく。別に世界が転覆するような何かには誰も手を出していない、極めて個人的な繋がりで成り立っています。
 悪の組織にありがちな幹部同士の仲が悪いというものではなく、それぞれの個人的な思惑がバラバラのまま利害の一部が偶然重なっている上に主人公勢と敵の因縁もバラバラな方向に存在するというドロドロした人間関係が印象的です。最終的にライバルは主人公と和解しそうな方向にいった所をとち狂ったラスボスがしでかしてトンでもないことに。
 MXラスボスは所謂狂人で、徹底して自分の目的のことだけを追求する、ある意味ラスボスに相応しい人でした。半端に強いアピールもしないし、むしろ自分の目的以外なにも見えていないような狂った笑い声が人の狂気を象徴するようで「最後にして最悪」。話を締めくくる為に倒さなければと思えるいい悪役でした。

 無印αとα外伝はちょっとする暇がなかったのでプレイ動画を見ました。よって深く語る資格無しということで敢えて語りません。申し訳ありませんがニルファから行きます。
 ニルファはライバルが主人公によって違うんで敢えて省き、ラスボスに直行します。確か横山先生死去の関係で出す筈だったジャイアントロボが出られなくなったとかで、どことなーく偉大なる炎さんをイメージした感じのラスボスになっています。
 印象は「冷酷な女神」。地球の為にと慈悲深い言葉があるのですが、逆にその慈悲の範囲の外に出た存在に対して非常に冷酷で、しかも本質的な目的は自分が上の立場である事を前提にした事実上の支配。理解し合えそうな空気があるのに、見えない壁が立ちはだかって決して相容れない。
 この歯車がかみ合わない感じはRと少し似ていますが、人のぬくもりがない分本質は全く違っており、予め台本に定められた事だけを貫くというどこまでも機械的な方程式が敵対関係を生み出すことになります。それでいて話のスケールと迫力が凄まじく、また力ない存在だった仲間が転じて冷酷な機械神になってしまうからそれを取り戻そうという構図になり、非常にアツくて好きでした。

 そして地続きのサルファ。
 オリ敵が多く、事情も多く、色々と説明が難しい。ただ、ライバルに多いのが「己の存在意義を賭けて」という部分。運命を弄び、運命を弄ばれた存在たちのぶつかり合いはありますが、全体的に傲慢なまでの人間のエゴが剥き出しになっています。
 自分の為なら他人なんて滅んでしまえばいい!!という強い意識が悪として伝播し、こんな連中に負けられるか!と闘争心に火をつけられるような印象です。そうでもない人もいますが、自己を正当化するよりは他人の意志を踏み躙る外道の割合が多いのでむしろ早く打倒させろと感じます。
 そしてラスボスは――スケールの大きさに恥じない迫力と、人間と同格に決して降りてこない徹底した超然存在としてのカリスマを発揮します。近年スパロボ界にも神を名乗る輩は増えてきましたが、こいつは神を名乗ってもないのに自称神よりよっぽど神らしく、しかも狂気的な悪意を感じさせてある意味完成されたラスボスでした。

 まだ行くぜ、GC。
 GCはライバルキャラが実質ヒロインポジで途中から仲間になるので、仲間になるまでのもどかしさも悪くないです。そして待っているのは正統派の敵ボスたち。ただ、GCは参戦した面子からして若干低年齢向けなので良くも悪くも正統派すぎるというのが人によっては物足りなかったかもしれません。結構えげつない奴等ですけどね。
 ただ、Lなどとは違ってしっかりストーリー上の存在感があるので「強いけどよく分からない人」になることはありません。先ほど言った通り、正統派すぎるのが難点ですが。

 では満を持してZシリーズへ。と思ったらつぶやき文字数の限界を突破したので次に続きます。
  
海戦型
 
どうもですノブヤスさん
ジャイアントロボはそれ自体がある種革命的なアニメでしたからね。これまでのアニメの定石をひっくり返すトンデモ展開に映画と見紛う超クオリティのアニメーション。そして今川監督の凝りに凝った構図と演出はアニメ好きなら釘付けになること間違いなし。スパロボ界にとっても寺田Pにとっても衝撃だったと思います。

改造関連は本当に近年の改善でよくなりましたね。今や改造引き継ぎは当たり前どころか幅が拡大し、改造ボーナスがフルでなくても付くようになり、武器改造は個別ではなく一括になり、おまけに永久離脱した機体の改造費が戻ってくると至れり尽くせりです。


……あ、横山先生が間違って今川先生になってた。修正してやる。 
ノブヤス
 
お疲れ様です!
そういえばニルファの本来のラスボスってバビルもといビッグファイアでしたね。そのポジションを受け継いだのがイルイでクスト―スたちもバビル二世のロデム、ロプロス、ポセイドンの三つの僕を意識してますし。あと何気なくサンバルカンも入ってますが。

無印αで衝撃だったのがジャイアントロボ関連ですね。アルベルトVS使徒や指パッチンで真っ二つされた参式。機体・武器改造は無印の時は酷かった。武器は改造する時、特定の武器改造の資金稼ぎが大変だったし(特に断空光牙剣)スーパー系主人公機の改造は引き継がれないし、α外伝で一括でそれぞれに一段階ずつ出来たのが良かったです当時は。 
海戦型
 
スパロボの敵を語るだけ
言わずもがな、全力雑談です。

最近のスパロボはオリジナルの中~大ボスの格が低い気がします。なんかビッグマウスなだけで迫力も絶望感もないので倒しても高揚感がなく「まぁこんなもんだろ」としか思わない……なーんてことも増えました。
まぁVはプレイ途中なのでいったん隅に置くとして。
せっかくだから今までのスパロボオリジナルを振り返ってみようかなーと思います。
私はテレビゲームを持っていなかった時期が長かったので携帯機から振り返ってみます。


 まずスパロボA。今になって思えばキャラ立ちもシナリオも非常に良かった。
 Aでは主人公の選ばなかった方がボスとして立ちはだかるのですが、ライバル然りヴィンデル然り、戦いに身を投じる戦士としての一線というか、一種の潔さが感じられました。
 シャドウミラーの理念と経緯を考えれば当然とも言えるしヴィンデルの諦めの悪さと迷惑加減もありますが、少なくとも戦いに関しては非常にストイックというか、後から後から言い訳染みたことを言ったり格好悪い負け惜しみを残すことはしない「敗北を悟り、潔く散る」といった印象がありました。(あくまでAをやった頃の印象なので思い出補正が多めかもしれません)

 R。デュミナスを中心にどこか歪で歯車が嚙み合わないような、いい意味での不気味さがありました。敵でありながら戦うのを躊躇いそうになるし、キャラがとても立っていた。(正直OGでのあの扱いはヒドイと思います。歪ながら人間らしい感情があるからこそのデュミナスだったのに……)。とにかく、最期まで悲しい敵といった風で一貫していたのが良かったです。

 D。ルイーナは設定も性格もどこか超然とした立ち振る舞いがあり、その最期はAとは違った意味で散りゆく者の儚さを感じさせる連中でした。無駄な行動や問答をせずに常に芯が通った部分があり、言葉に虚勢が感じられないのが素晴らしい。他の勢力となれ合ったりしない部分にも孤高さを感じさせられて好きです。

 J。序盤は謎だらけの連中で非常にミステリアス、かつ時間を停止させる技術で敵を容赦なく殺しに来る冷酷さがありました。また、パイロットによって少しずつ何のために戦うのかが違っていたりして、Dとは逆に人間の集団であることを感じさせます。倒すときに抱いた印象は、進退窮まった騎士たちの最期の華。人間の感情と実際の戦局のせいで逆に余計なものが剥がれ落ちていき、Aとも違って生々しい感情で死地に赴く姿が印象的でした。

 W。最終的に約一名を除いて和解が成立するというスパロボでも珍しい展開ですが、あれはWのシナリオだからこそ許されているな、と思います。Wはなんというか、「ダサカッコイイ」と「最終的には救われる」の二つの方向性が極めて強く、古き良き空気を感じる明るい作品でした。その中でも家族という大きなテーマを大胆に設定に取り込んだことがいい方向に作用した結果だと思います。そういう意味では非常に濃く、キャラとしてというより物語としての完成度が高かったです。

 K。……コメントしづらいネタ感に溢れていますが、ある意味妙に人間臭いところに魅力があるかなぁとしか。Kのシナリオは一貫性がないし設定がイマイチだし出来が悪い上にラスボスのキャラが非常に薄いので、非常に非常にコメントしづらいのです。参戦勢は好きなんですが……うーん。

 L。この辺からオリジナルキャラ達の質がガクッと下がります。よく言えば低年齢向け、悪く言えば山無し谷無しいい所も悪い所もなし。悪い所もないならいいじゃん、と思うかもしれませんが、いてもいなくてもいいキャラが何度もでしゃばる上にメインシナリオの最後を飾るので純粋に邪魔に思えてきます。ただ明るいだけの主人公と戦うライバルが非常に幼稚に見えますし、ラスボスは出番が少ないせいで「やたら強いけどよく分からん人」で終わります。

 UX。UXのオリキャラも正直私はキャラが微妙だと思っていますが、少なくともシナリオ全体のクオリティと密接にかかわり、彼ら抜きではストーリーが語れないという点ではKやLより遥かにマシだと思います。で、敵ボスなのですが……基本的に人の話を聞いておらず只管主張が一方的です。A~W辺りまでは比較的言葉を受け止めた上で自分の主張で跳ね返すのですが、UXは訳も話さず話も聞かず何をしにそこまでムキになって襲ってくるんだか、という印象がぬぐえません。おまけにラスボスは確かに敵といえば敵なのですが、ニャルラトホテプのとばっちりを受ける形で必要以上に味方にイジめられてちょっと可哀そうです。

 BX。前にも呟きでありましたが、Lの焼き増し。これ以上語ることもありません。ラスボスには会うのが面倒すぎて奥の手を使ったのですが、元々存在感が無きに等しい人が突然出てきても、「あぁ、うん……」ってなるだけでした。ラストの展開は定番とはいえ良いものだったので主人公たちの株は個人的に上がりましたが、肝心のラスボスが口を開けば「お前らのやってることは全部無駄無駄」と「俺が神だから俺が絶対正しいんだよねー」という自慢話しかしない。自分が全部正しくて他人の意見は全部論破した気になっている独りよがりな奴でしかないので、参戦作品たちの引き立て役以上の存在になれていないのが非常に残念です。BXのシナリオそのものは高水準だったのに勿体ない……。

携帯機の敵キャラで語りたいのはこんな所です。気が向いたらテレビの方も語るかもしれません。 
海戦型
 
どうもです
ノブヤスさんもプレイ中ですか。私はもうそろそろ最終話に辿り着きそうです。今回久々に男女両方の主人公が用意されてるので2週目が楽しみですねぇ。

スパロボKはあれで意外とゲームそのもののやりごたえはあったのですが、如何せんシナリオと主人公ズが……でしたね。キンゲもガンソも相当キャラの性格が変わってますし、いいところもあるだけに複雑な気分にさせられます。個人的には大気圏内じゃドラグーンが使えないというリアルな地形適応設定ときれいなユウナが新鮮でした。

スパロボは基本的にシステムをきちんと理解できれば大抵の敵には勝てるように出来てますし、近年はバランスのいい調整が為されてますからね。でもボスの格っていうのはやっぱりテキストにもきちんと宿っているものです。

龍虎王伝奇は買ってません。何故かって?近所に売ってないからです。最近八房OGも殆ど店頭に並ばなくなってきた……というか、告死鳥戦記の2巻まだ買ってなかった!それもやっぱり近所に売ってないけど! 
ノブヤス
 
お疲れ様です
どうも、同じくスパロボV、プレイ途中の者です。今までのスパロボオリジナルの振り返り、良いですね。

スパロボK…あれは酷かった…とくにオリジナルが…おのれミストォッ!!(世界の破壊者風に)

昔と今のスパロボと比べると難易度とかプレイしやすさが結構違うんですよね。あとはかつてのスパロボでやりにくいというところや難しいという意見もあったし、制作側がプレイヤーのことを考えて
あまり難しくないようにという所もあるんでしょうね…。


そういえば、明日は富士原先生の龍虎王伝奇の最終巻発売されますね。



 
海戦型
 
尋常じゃないくらいバグるメモ張
うちのパソコンのメモ張は前から保存しろと言えば保存できないと言いながら保存し、保存できるかと思ったら保存できずと挙動不審だったのですが、本日はなんと開いたまま閉じることも保存することも出来ないでクリックしたら白くなったり文字ありに切り替わったりと点滅するだけの存在になってしまいました。

クリックしても反応しないので打ち込んだ文字を保存することも閉じる→変更されてるけど保存する?→保存もできません。結構ガッツリ書いたのでフォトショで文字を保存するにもほんの一部しか映ってません。正直これはシャレにならない痛手です。

なんか動きが怪しいから保存しようとしたら、怪しいと思った時には手遅れというあるある。
メモ帳ってこんなにバグるシステムだったっけ……?今度から使用を控えよう……。



追記

消えた文章を記憶を頼りに1から打ち直し、消えないようにSDカードに保存しました。
が、保存したSDカードが何故かデータの消去も上書きも出来ないバグったSDカードだったためデータが再び消し飛びました。呪われてんのか、私の文章は。このSDカード棄てよう。 
海戦型
 
夢の話・2nd
満を持しての新作「スパロボV」が発売されたものの、最寄りのゲーム屋が遠い私は少しばかり購入に出遅れてしまい、そのまま数日が経過してしまいました。そんなある日のこと……私は夢を見ました。

夢の中で私は家にいたのですが、何故かそこに突然スパロボシリーズの生みの親である寺田Pが現れたのです。寺田Pは深夜に訪れ、私の前で懇切丁寧にスパロボというゲームを進めるにあたってのチュートリアルを笑顔で行ってくれて、それはなんと夜が明けて日が昇るまで続きました。日が昇ってしまったことに気付いた寺田Pは長く話し過ぎたことを悟ったように話を切り上げて笑顔で家を去っていきました。
数秒後、「忘れ物しちゃった」と戻って来て一緒に忘れ物を探すところで私の眼は覚めました。
そして目が覚めた私はこう思ったのです。

夢の中で夜通しだったから寝た気がまったくしねぇ……。

今になって思えばあれは寺田Pの生霊か何かだったのかもしれません。その日、私はスパロボVを購入しました。ヤマトの恐ろしい強さに「万年苦労してたブライト艦長の苦労は何だったんだ!」などと訳の分からないことを供述しつつ、現在攻略中です。以上、オチなし。 
海戦型
 
ひっそりと
去年もひっそりでしたが今年は更にひっそりと、今日が誕生日でした。
ワレヲアガメヨー、ワレヲタタエヨー!!(ひっそりめな自己主張) 
海戦型
 
ありがとうございます
<Y.Tさん
20過ぎるとだんだん自分の年齢に関心がなくなってくる気がします。また一歩ジジイに近づいてしまった。

<Askaさん
あの二人の存在を忘れていなかったことが既に感激で……遅々としてストーリーが進んでいないことが逆に申し訳ありません。構想は色々とあるのに……。 
八代明日華/Aska
 
あああああ
 み、見逃していた……なんということだ……ギルティーネちゃんかトレック君を描けばよかった……。

 ともかくおめでとうございました! 
Y.T
 
こっそりと
ハッピーバースデー(・∀・)
海戦型サマ、バンザーイヽ( ´¬`)ノ ワ~イ !!

実は・・・自分は先月の30日でした。
しかし段々30代が近づくと目出度くなくなって感じますね、家族位しか祝わんし・・・ 
海戦型
 
唐突な台車語り
 
 寝坊助少年の朝は、常に焦りから始まる。

「うおーーーっ!!くあーーーっ!!遅刻するぅぅぅーーーーーっ!!」 

 彼がこうして焦りに焦るあまり口調が変になっているのもいつものことであり、当然の如くガラガラと音を立てて台車に乗っているのは最早人間が呼吸をするぐらいに指摘する必要のない事柄である。近年はパンダだって「笹食ってる場合じゃねえ!」と急用を思い出して台車に駆け乗る光景が当たり前になってきた。

 しかし、古来よりこの手の焦りはとある事故を誘発するものである。

「きゃー遅刻遅刻~!!」
「なにーーーっ!?曲がり角からパンを咥えた女の子がーーーっ!?くおーーーっ!!ぶつかるーーーっ!?」

 そう、それは衝突事故である。相手は言わずもがな台車で走り、既に曲がり角を片輪浮かせてコーナリングの体勢に入っており、同じ体制に入っている少年に避ける術はない。急加速を続ける台車たちはやがて流れるように美しい角度で衝突し――。

 瞬間、台車同氏の衝突によって生じる莫大な加速エネルギーの衝突が周囲の時系列を粉砕し、時間と空間と次元断層を超越し、世界を真っ白に染め上げ、極小のワームホールを発生させた。



 とある遠い未来――世界の希望は閉ざされようとしていた。

『最早無駄なのだ。宇宙とは其の内で生成できるエネルギー、存在させるエネルギーに限りがある。その有限を使い切ったとき、宇宙は閉じる。これまでは宇宙の死とともに余剰エネルギーを爆発させることでなんとか世界の連鎖をつないできたが、もうそれを行うエネルギーも残ってはいない』
「余剰エネルギーの爆発……ビッグバン!?」
『星の瞬きから力を抽出し、黒き井戸から力を抽出し、様々な方法でエネルギーを効率化させた。しかしそれでも最早宇宙を存続させる力は残っていない』
「星の瞬き――超新星爆発か!黒き井戸とはブラックホールのこと!?そんな……私たちが力学で解明したと思っていたものは、すべて宇宙存続のための意志だったというの!?」

 謎の宇宙収縮現象の原因を突き止めるためにビッグバンの中心たる『座標ゼロ』を目指した人類の目の前に突き付けられたのは、宇宙の管理者たる高位知的生命存在による残酷な現実だった。

 宇宙収縮の原因――それは有限の世界の定め、純粋なる「老死」。
 人間がそうであるように、宇宙にもまた限界が訪れてしまった。

『見よ、この器を』

 光だけで実体を持たない生命体は、『器』――宇宙存続のための力が入っていた半透明の球体には、今や人間の手に一掬いできるかどうかといった儚い光しか残されていない。誰の目から見ても、限界が訪れていることは明白だった。

『既に我らの生命の連鎖は終わろうとしている。人間よ、終末を受け入れるのだ………』
「嘘だ……それならば我々は、今まで一体何のために過酷な宇宙を旅してここまで来なければならなかったのだ!!故郷の皆に何といえばいいのだ!?」
『何と言おうと、事実は覆らぬ……覆らぬのだ……』
「方法はないのか……宇宙を存続させる方法は!!なんだっていい!我々人類の技術力のすべてを注いでもいい!!」
『その技術の礎となったのは宇宙の法則だ。技術力の原動力は宇宙の力だ。宇宙由来の力を使うことで宇宙が収縮しているならば、必然……汝らの技術は宇宙の寿命を縮める存在でしかない。宇宙由来でない力があれば話は別だが――』
 
 その瞬間、時空に白い孔が開き、そのうちから眩い光が飛び込んできた。

「限界を超えて曲がれ、俺の台車ぁぁぁーーーーーッ!!!」

 それは余りに神々しい輝きで――余りに無駄のない造形で――余りにも、余りにも、希望と意志の力に満ち満ちていた。

 光が『器』を貫く。彗星のように尾を引く眩い光が空間を真っ二つに切り裂くような広がった閃光を喰らうが如く掻き込み、吸い込み、その器の内が次元を超越した加速の力に満ち溢れていく。

『何だと!?バカな、これほどのエネルギーがどこから……これではビッグバンに匹敵するどころか、新たな宇宙の創生が行える力ではないか!?あの原始的な乗り物に乗った何の変哲もなさそうな少年がこれを――可能性の果てにいる我等でさえ何もできなかった運命を覆すというのか!?』
「綺麗だ………なんだろう、あの乗り物は?前時代的なデザイン過ぎて逆に何に用いるどういう道具なのかは全くわからんが、なぜか神々しい!!動力も何もなしに宇宙存続のエネルギーを纏うとは、どれだけの可能性が秘められているんだ!?」
「いや、そんなことよりエネルギーだ!!つまり、もう宇宙収縮現象は起きないんだな!?」
『あ、ああ……もう無駄に収縮する必要はない。いや、それどころかあの乗り物をこの世界に再現することができれば、或いはもっと永く宇宙を存続させられるのか……?台車を駆る男、台車男か。彼の存在は、これより先の宇宙の全ての希望の光となるだろう』

 エネルギーをもたらした光――台車に乗った神々しき少年は、やがて更に加速して白い光の中に飛び込み――消えた。

「………おい、映像データ取れたか!?」
「は、はい!!映ってますけど……一体何で今そんなことを?」
「決まってるだろ――データを分析して、あの神の遣いの乗り物を再現するんだよ!!人間が乗ってたってことは人間の技術だろ!?だったら俺たちの手で再現して、宇宙の限界を超えてやろうぜ!!」
『これが、人間。これが……宇宙の理を越えた可能性なのだな………素晴らしい』

 この日、一つの滅亡に瀕した一つの世界がとある希望をその手に掴んだ。

 そして精密な分析の結果、一つの試作型無限加速永久機関が開発される。

 ディメンションでアジャストなインフィニットスピードなんてハァそりゃすごいなア、の頭文字とかを取って名づけられたその名は――零零肆式超次元永久機関『DAISHA』。

 『頭文字無理あるだろ』とか『音声分析でダイシャって呼んでたって理由じゃダメなの?』とか色々物議をかもしたが、この希望を胸に人類は前へ前へと加速度的に進んでいく。今までも、そしてくれからも――!!



 そして、台車同士の激突で発生したエネルギーを異次元へと送り出すことで世界の崩壊を未然に防いだ寝坊助少年は、遅刻少女とともに互いのホワイトホールを突き抜けて奇跡的に衝突を回避し、そのまま学校へと向かうのであった。

「回避成功!!台車に不可能なぁぁぁーーーーしッ!!」

 ………結果、加速しすぎて止まらなくなった台車が学校の壁を突き破り、台車と壁の激突によって生まれたホワイトホールが加速エネルギーと共に世界を以下省略。
 結論だけいうと校舎内で台車に乗った罪を先生に咎められ、台車は没収された。没収されて以降寝坊助少年は数時間に亘って大泣きし、折れた先生に台車を返してもらった。

 めでたしめでたし。


 = =

忘れられがちだけどキングオブファイターズのクーラって普段は髪の毛栗色だよねっていう話をしたいが為だけに書きました。つまり上の文章はおまけで食玩の玩の部分です。ゲーニッツとオズワルドの恰好良さは異常。 
海戦型
 
ゼノブレイドクロス独り言
アレスという機体は結局なんだったんだろうか……とか言ってみる。ネタバレ注意。



 アレスというのは謎の汎用人型機動兵器(ドール)です。

 本編でのアレスの情報は凄まじく少ないです。ストーリー終盤で裏切ったラオさんが持ち逃げした試作ドール「プログアレス」が敵として登場する以外は直接的に登場せず、後はOPムービーでチラっと見えるくらいです。
 ちなみにそのムービーではNLA(主人公の拠点)に侵入した敵(なんでも反物質で構成された存在らしく、兵器か生物かもよくわからない。追い詰められると対消滅自爆するらしい)をぶちのめして外に追い出してましたからミステリアス。なお、デザインはプレグアレスと細かい部分が違うようです。バックパックの形状とエネルギーの噴射光はほぼプログアレスと同質なので同じ系統なのは疑うべくもないし。

 さて、敵として登場するプログアレスはどうもオリジナルのアレスを基に地球の技術で作成されたデッドコピーと思われます。その性能は、少なくとも私が戦った時の印象としては弱くて「あれ?」と思ったのを覚えています。
 なお、貴重なマテリアルを掻き集めればアレス70とアレス90を開発することが出来ます。アレス70は強く、アレス90はもっと強いです。具体的にはレベル60程度の原生生物なら一撃でこなみじんにできる火力の内蔵兵器を持っています。ぶっちゃけプログアレスが霞んで見える性能で、公式チート兵器です。ボスとして出て来た時より味方になったときの方が強いなんて珍しいパターンですね。
 デザインは不評のようですが……まぁ確かに格好良くはないですね。私は嫌いじゃありませんが。

 そしてプログアレスについて私の知っている限りの情報では……「開発の詳細が不明」「地球時代にプログアレスが複数機あれば地球の戦いの結果は変わっていたと言われる性能」「複座式で、OPムービーの時にエルマさんと"英雄"が二人で乗っていた」という滅茶苦茶断片的なものでした。二つ目は非常に疑わしいですが。

 さて、ここからはほぼ全て憶測で公式的には公開されてない部分です。

 恐らくこのアレスという兵器のオリジナルはエルマさんが地球に持ち込んだと見ていいでしょう。地球種汎移民計画の重要部分はその殆どがエルマさんの持ちこんだ技術が反映されています。特にドールはマノン人から見ても異常にポテンシャルが高かったようです。

 しかしドールの技術の租となったのがオリジナルアレスであるかは微妙です。
 というのも、実はムービーに登場したオリジナルアレスをよく見ると「あの御方の器」ことウィータ(これまた謎多きドール)に使われている『暗黒物質』と同質の物質で構成されているように見受けられるのです。デザインもどこかロボットというよりは生物的な部分があるような……や、個人的な印象ですが。
 しかし暗黒物質で形成されている可能性はかなり高いです。なんせ触れることのできない反物質で構成された相手を吹き飛ばしている訳ですから、それぐらい異常なものを内包している筈です。

 話は逸れますが、現在の地球人及び協力する異星人の技術では暗黒物質で構成されたウィータの分析は殆ど出来ませんでした。もしオリジナルアレスがウィータと同系統の機体ならば、そこから技術を取り出してドールに応用するのは難しいんじゃないかな?と感じます。
 実際問題、解析出来ていたとすればリンちゃんがドールフライトユニットの開発にあそこまで手間取る結果になっていませんよね。DM機関だのトリオン障壁だのを再現できた地球人でも再現が困難だったということはやっぱり再現が困難という段階を通り越して解析できなかったんじゃないかと思います。むしろプログアレスの完成にリンちゃんフライトパックが逆輸入されてるかも。
 無関係という事はないでしょうが、少なくとも半分以上はエルマさんの知恵頼り(或いはエルマさんが別のドールを持ってきていて、それを解析?あり得る……アレスは複座式だから一人では動かせない可能性もあるし)で開発されたのでしょう。んで、ドールのノウハウが溜まったから今度はアレスを地球人技術で再現できないか探り出して、その結果がプログアレスだったのかな。

 というか、今更ながらウィータが器ならばアレスも「何か」の器である可能性が……?ゼノシリーズ的に大いにあり得るのが困り所ですね。

 き、気になる……!ウィータもアレスも結局なんなんだ!どうして新作開発がゼノクロ2じゃなくてゼノブレイド2なんだ!ゼノブレイドは作品として完成してたから続編を優先すべきはゼノクロ2じゃ……あ……あ……?まさか、ゼノブレイドクロス2を作る為にゼノブレイド2を先に作らなければいけない「何かの順番」が……ある……?いや分からないけどとにかく続編はまだかぁぁぁぁーーーーーーーッ!!! 
海戦型
 
最近あったこと
・スパロボOE終わんない。
・ゼノブレイドクロスを再開。
・ゼノブレイドの新作が発表される。
・新作PVのキャラデザが前作と変わりすぎてちょっと不安になる。
・マンメンミ。
・ポケモン・サンを途中でほっぽり出している事に気付く。
・結局スイレンって男なの?女なの?
・作品をちまちま更新して一瞬だけランキングの端っこに乗る。
・丸太を投げる。
・山から転げ落ちて軽傷。
・筋肉痛に苦しむ。
・愛しさとせつなさと糸井重里。
・冬将軍の奇襲で寝室が極寒。
・にゃんこ大戦争、開戦。

 
海戦型
 
新年信念初懺悔
別に大したことではないのですが、新年あけましておめでとうございます。

何故唐突に懺悔を始めたのか。それはスパロボプレイヤーにあるまじき我が実態を恥じたが為でございます。

普段スパロボファンを謳っておきながら、実はスパロボBXのラスボスまでたどり着くのが面倒臭すぎて放置気味です。
(スパロボBXの真エンドはなんと隠し要素を1週中に全部網羅するという頭おかしい条件な上に、正直まったくラスボスの正体とオリキャラ勢の行く末に興味がないことが原因です。何であの子たちはあんなに魅力がないのだ……と思ってしまいました。すまぬ。)

更に、スパロボOEのシステムが面倒くさすぎて放置気味なにわかスパロボプレイヤーであったことを皆さんに深くお詫びする所存であります。
(スパロボOEはスタンダードなスパロボとはあちこちでシステムが違い、しかもレベル差が精神コマンドで補えないドレベル制。話数もやたら多い割にストーリー的な直線の繋がりは薄く、クリアまで非常に根気がいるのです。すまぬ。)

罪状はそれだけではありません。スパロボNEO、スパロボ学園、スパロボXΩをプレイする環境がありながら買ってすらいません。なんと罪深い……。
(NEOは高い割に参戦勢が微妙だったから、学園は爆死臭しかしなかったから、XΩは「なんか私の求めているスパロボと違うな」と思ったからです。すまぬ)

という訳で、今年の抱負という訳じゃないですが最低でもOEとBX真エンドは今年中に達成したいです。 
海戦型
 
返信
BXはちょっと残念でしたが、携帯機ではA、D、W、UX辺りのシナリオはクオリティ高いです。正直総合的にみると第三次Z以上かな。忘れられがちですがOGシリーズも携帯機からのし上がった経歴があります。

スパロボ系SSは恐ろしく面白くないの9割なのでまず読みません。
面白いのはほんの一握り……連載続いているものはほぼ皆無です。

OEは一応半分くらいは終わってますし、BXも1週目は終わってます。きのうネットの攻略チャートを印刷したし、ミスしなきゃ2月までくらいに終わるんじゃないかと甘い目測を立てています。 
Y.T
 
今年もよろしくです
>にわかスパロボプレイヤーであったことを皆さんに深くお詫びする所存であります

大丈夫だ俺は最初から携帯ゲームはしない派だ!スパロボBX?なにそれw

それになんつっても海戦型氏の投稿小説がISとダンまちが主だしね^p^
スパロボはクロス祭りだけど改変できる所なさすぎてSS化し難いから当然だけど。
長編はハーメルンの『G』の日記 位しか見てないほど希少な類かな・・・・

>OEとBX真エンドは今年中に達成したいです
OEまで!? Vは大丈夫なのか(・ω・`)
 
海戦型
 
またやらかしてんじゃないか!!
だからあれほどスマホで誤字を修正するときは仕様に気をつけろと言ったのに、何故悲劇を繰り返す!
……というわけで、また書きかけの小説を投稿するという事故が発生しました。申し訳ありません。
そして何故かミス投稿をすると点が僅かに伸びる。なぜだ……。

追記:なんとか書き上げました。 
海戦型
 
カルピス小説ばっか書いてる
二次創作で物語の中ボスと主人公をバトらせているんですが、「今までチートクラスの強敵を書いた経験があんまりないから思いっきり強いの書こう」と中ボスをメチャ強いのにしてオリ主勢を追い詰めようとしたらいつの間にか文字数が10万越えそうになってました。というかもう超えてるかも?馬鹿かおまえ馬っ鹿じゃねえの。
しかも今後の構想を考えると決着がつくまで最低でもあと4万文字は消費することが確実です。あかん。

あと今になって気づいたんですが……。

「例えばこんな生活は。」→総文字数264,271文字、全65話、完結済み
       「はて迷」→総文字数619,523文字、全66話、物語中盤

これはひどいカルピス小説を見た。

※カルピス○○……物語内での時間や行動の一つ一つを引き延ばし過ぎて話数ばかり膨れてしまった作品の末路(?)の事。代表としてジャンプ漫画の「BLEACH」がある。
 
海戦型
 
それはそうなのですが(うじうじ)
確かに個人小説なら個人の好きにやるものです。しかもこの小説は徹頭徹尾クドく書くと最初から決めていたのでこれまでそのまんま書きまくっていました。これからもクドいのは確定です。

しかしクドく書くのは結構好きなのですが、最近ちょっと度が過ぎてるな、と自分で感じるのです。なんで主人公たちが一気呵成を仕掛けるのをボスが迎え撃つ一連の流れを一つ作るたびに1万文字もかけてるんだ私は、と。
クドく書くのはいいのですが、そればかりに傾倒していては文章を纏める能力や物語をスムーズに進行させる能力が伸びない。そして私はその能力は持っていたいと感じるのです。ついでにクドい文章は読んでいて疲れます。あとなまじ沢山書いていると、インパクトのある短い一文を考える能力が衰えていくような気がするというのもあります。
私はプロじゃありませんが、コンパクトな文章を書く能力や文字を削る能力なしに自分の満足できる小説にはたどり着けない気がして……つまり自己満足なりの向上心ですね。

どっちにしろ、それを意識するとしたら次の作品になりますけど。
自分で後悔しない程度には頑張ります。黒猫大ちゃんさんも体調にお気をつけて。 
黒猫大ちゃん
 
アマチュアなら問題ないんじゃないですか?
 これは俺の経験ではないので何とも言えないのですが、公募に送っている友人から聞いた話だと、公募に送る際は、どれだけ書くか、ではなく、どれだけ削るかだ、と言って居ました。
 ズルズルと文字数を費やして表現する事は簡単だけど、公募などは文字数の上限があるのでそう言う訳には行かないんだと。

 つまりこの場合だと、プロに成りたいのなら文字数のコントロール術は必要だけど、アマチュア。特に好きで書いているだけの人間ならば、好きなように書けば良いだけ、だと思うのですが。
 後はそれが受け手側。つまり読者に受け入れられるかどうかだけ。……と言うか、好きで書いているだけでプロになる気がないのなら、その部分よりも自己満足の方が大きくても問題はないと思うけど。
 書いて居て辛いのなら現状を見直すべきだけど、心がそう感じていないのなら問題はないでしょう。

 アマチュアなんだから好きなように書く。その方がテンションも上がるし、筆も進むはずです。
 それで気に入らないのなら、完成させた後にでも不必要だと思う部分はバッサリ切っちゃえば問題ないでしょう。

 じゃ、そう言う事で。
 最近は……と言うか、16年の頭頃から早寝をして明け方に小説を書くようにしたので。
 夜に書いた方が文字数は稼げるのですが、四当五落も真っ青の睡眠時間になるので、流石に体調を考えると無茶は出来ませんからね。
 エンジンの掛かりが異様に遅い難点はあるのだけど。
 それでは執筆、頑張って下さい。 
海戦型
 
最近買った漫画とか
ちょっと前から名作と名高い「うしおととら」の完全版を買っていましたが、とうとう全巻揃いました。
素晴らしかったです。何がどう素晴らしいかを語り始めるときりがないので色々とは言いませんが、バラバラだった物語がうしおととらの二人の闘いに収束されていく様は壮観でした。あと鏢さん好きだ。
で。
藤田和日郎さんの代表作が一つの「からくりサーカス」も気になりまくっていますが、昔の漫画なので全然本屋に売っていないため、先生が描いた別の漫画を買いました。


『双亡亭壊すべし』。


現在少年サンデーで連載中の超全力ホラー漫画です。
流石と言うかなんというか、販売中の1,2巻を読み終わった際に抱いた感想が「この漫画、やべぇ」でした。

まず、この漫画の舞台となる幽霊屋敷的な場所『双亡亭』から。
(とはいっても詳細がまだ本編で語られていないのですが)

この手のホラーでは大抵の場合、舞台はどこか閉鎖的な空間で、人にはそれほど知られておらず、周囲には人が住んでいないような場所が選ばれます。また、怪奇現象で人々が閉じ込められたり台風だ何だの被害ですぐに陸の孤島となってしまうとか。何故かと言うと、逃げられないし助けも求められないという閉鎖空間の絶望が押し寄せるからです。
ところがどっこいこの『双亡亭』、割と普通に人が住んでいる場所に存在します。まぁ、普通の都会の中にも見えない怪異が住んでいたりするので、この時点ではちょっと珍しいぐらいなものです。

物語の冒頭ではそんなお化け屋敷と評判の館に面白半分で入り込んだ3人の学生の視点で物語が始まります。男子二人、女子一人。そして速攻で女子が怪異に飲み込まれ、悍ましい光景(ネタバレなので詳しくは語りません)を見た二人は悲鳴を上げる……。
と、これもまたホラーの冒頭で恐怖を掻き立てるためによく出る展開です。大抵の場合、被害者はそのまま怪異に飲まれて行方知れずになったり、脱出したものの精神を病んだり死んだりしてしまいます。或いはその唯一の生き残りが再び怪異と向き合う主人公になったりもしますが……この二人は生き残ったものの心に深い傷を負うパターンを辿ります。

ここまでは、まだ普通の範疇。普通じゃないのはここからです。

なんとこの生き残った二人は、精神的に参るどころか「双亡亭壊すべし!」とさっそくタイトルを回収し怪異に喧嘩売って友達の仇を取る気全開。野郎ぶっこわしてやる!と言わんばかりの二人が双亡亭を壊す為に用意したものは、なんと『自衛隊による空爆』ッ!!

どういうことかって?つまり生き残りの二人はそんな命令をぶっぱなせる「総理大臣」と「防衛大臣」に大出世していたんだよ!!この時点でもう既にぶっ飛びすぎです。

幽霊屋敷対策に私がついつい考えてしまう「火ぃつけちゃえばよくない?」という物騒かつ無謀な思想の斜め上をマッハで突き抜ける爆弾の嵐が双亡亭を襲います。……ちなみにさすがの総理たちも近隣住民の避難は済ませてあるあたり、ホラーにありがちな発狂者みたいになってはいないことが分かります。全国から非難を浴びる事を分かっていて実行しあたり恐ろしくマジではありますが。

そして周辺爆撃で炎に晒される中――当然のように、無傷で、何事もなかったかのようにその場にそびえる双亡亭。ちなみにこの光景は全国生放送されています。ホラーにありがちな閉鎖的環境とは何だったのかと言わんばかりに全力で日本国民にマジもんの怪異を見せつけるという展開の豪快さが凄まじいですね……。

ちなみにこの屋敷、日本政府は昔から存在を知っていたらしく、行方不明者捜索や内部調査の為に何度も警察や機動隊とかを派遣しています。が、中に人を入れるたびに犠牲者や精神に異常を来す人間、そして新たな行方不明者を量産しつづけていた模様。心霊番組の生放送でもカメラが入ったことがあるのですが、なんとカメラに堂々と怪異によって突入した人物が犠牲になる光景が……(例によってネタバレなので説明なし)。
人が駄目ならドローンとか飛ばして確認すればよくね?と最新機器も投入しますが、一定以上内部に入ると映像が途絶えてしまったりで建物の間取りすら不明。ならばもっと凄い衛星写真で確認だ!……と思ったら、衛星写真に双亡亭は写りません。馬鹿な、グーグル先生すら勝てないだと……?

惜しげもなく最新技術を投入し、そのうえで最新技術なぞ効かん!とばかりに跳ね返しまくるこの屋敷。ストーリーでお約束を裏切りつつ、設定で科学信仰を叩き潰す。まさに無敵の怪異です。ちなみにこの世界にはガチな霊媒師や霊能力者が普通に存在したりしますが、そんな人たちを以ってしてもこの双亡亭は「ただの幽霊屋敷ではない」んだそうです。

そして、二人の政治家だけに留まらず、次々に物語の壇上に上がる人々。
双亡亭を取り巻く様々な思惑が交差し、やがてそれは一つの物語へと連結していく。

双亡亭に父親を殺され、復讐を誓った少年。
その少年の姉であり、退魔の力を持ったバトル巫女さん。
偶然が重なって巻き込まれていく、うだつの上がらない絵本作家志願の画家。
そして、双亡亭騒動の影に紛れて現れた、双亡亭を憎む謎の少年……。

物語が全てが誘われるは未知にして恐怖、一切の慈悲が存在しない絶望の場所――双亡亭。

双亡亭壊すべし。
双亡亭を壊すまで決して終わらない絶望の連鎖が始まる。


というわけで、最近のイチオシ漫画『双亡亭壊すべし』の勝手な宣伝でした。 
海戦型
 
妄想物語30
もっと熱くなりたい。

= =


 聞き込みによる情報収集は、予想よりはスムーズに事が進んだ。

 まず、外灯の上の上位種呪獣は試験開始前から存在した可能性が高いことがすぐに判明した。
 あの外灯のエリアでは、ここ最近複数名の呪法師が行方をくらましているらしい。当然砦の人間も馬鹿ではないので外灯の上に呪獣がいる事には思い至っていたが、ここで何故かローレンツ大法師から待ったがかかり、討伐は為されていないという。

 情報収集がスムーズに行った要因に、ローレンツ大法師への不信を感じた。
 当然だろう。犠牲者が増えることが分かり切っていながら、大法師はその討伐に待ったをかけたのだ。結果として犠牲は増え、討伐中止の理由を語らない大法師の態度に対する不満はかなり高まっている。
 それでも表立って波が立たないのは立場の差故。
 告げ口が饒舌であったのは法師としての矜持故。

 大法師の判断は理解に苦しむものだ。彼の命令一つがあればドレッドは死なずに済んだし、更なる犠牲も生まれなかっただろう。そこにどんな理由が存在したにせよ、トレック・レトリックという男の中でこの遺恨は大きなものだ。

 一方、試験に参加した学徒からの話から得られた情報は少なかった。
 そもそも学徒の中であの呪獣に襲われた人間の数が少なく、犠牲者はドレッド達を含めて十数名程度しか出ていなかった。しかもそのうち3組は全滅しているため生存者がおらず、生き残りも「突然いなくなった」という代り映えのない情報ばかりだった。

 ただ、一つ気になったことがある。

 襲撃を受けたメンバーで犠牲になった人間に共通項はなく、逆に生存者では必ずペトロ・カンテラを所持した人間が生き延びている。全滅もあるしケースが少ないために偶然とも受け取れるが、数少ない情報だ。

(やはり上位種の呪獣とて光は怖いということか?)

 しかし、犠牲になった呪法師もペトロ・カンテラの光の届く中には居た筈だ。つまり短時間ならカンテラの光に入っても問題はないと考えるべきだろう。となると――単純に真上から攻撃する際にカンテラが邪魔になるだけだろうか?
 それはそれで少し引っ掛かりを覚える。短時間光の中に入ることができ、なおかつ人間一人を容易く持ち上げる力があるのなら、いっそペトロ・カンテラの破壊ないし無力化を試みるのが道理ではないだろうか。無論、呪獣がそこまで高度な知識を持っていればの話だが。

 今のところ予想ではこの呪獣は外灯の上から人間に奇襲を仕掛けているとみて間違いない。
 その根拠は、犠牲者の遺留品が全て音を立てて地面に落ちたという証言があるからだ。事実、ガルドの杖も音を立てて落ちたし、ガルドの者と思しき血があった以上は攻撃を受けたと考える他ない。死体の在処は、常識外れの膂力で吹き飛ばされたか釣り上げた直後に喰われたかの二択。
 目撃証言では遠くから落下音が聞こえたり死体が周囲で発見されたという事実がないため、高確率で喰われているだろう。致死量の血痕も未発見だ。

(――集められる情報としては、こんなものか)

 集めた情報を書き込んだ手帳をぱたんと閉じ、他に必要なものを考えうる限り考える。
 現在考え付く最善にして、自分の手に入るものを――。

「…………ギルティーネさんに差し入れあげないとな」

 何故か頭の中におなかを空かせて涎を垂らしているギルティーネ犬の姿が思い浮かぶ。
 最初に手に入れたのは、軽食だった。


 = =


 それとなく勝手なイメージで、ギルティーネという人間は乱暴で野性味のある人なのではないかと考えていたのだが、その偏見は直ぐに改められることとなった。
 軽食とスープを部屋に持ち込んで食べるよう指示すると、ギルティーネは見ているこちらが驚くほどに上品な手つきで食事を開始した。別に自分が食事マナーを知らない訳ではないが、彼女の動きは何十年とそうしていたように堂に入った気品を感じた。

(……実はそれなりの身分の出身だったのかもしれない)

 最初は人食いの犯罪者だというイメージに囚われがちだったが、もし彼女が高い身分の人間だとしたら彼女の戦闘技術は幼い頃から仕込まれたものだったのかもしれない。こんな致命的な欠落さえ抱えていなければ、もしかしたらこうして出会うこともなく永遠に出会わないままだった――いや、それは所詮仮定の話だ。論じることに意味はない。

 敵の呪獣に対抗する方法を考えた結果、俺は一つの結論に達した。

 敵の事情の全てを探れない以上、敵が何かをする前に封殺する方法を考えるしかない。

(まず・ペトロ・カンテラだ。普通だと一人もしくは一チームにつき一つしか支給されない貴重品だが――今だけは複数扱える)

 犠牲になった呪法師の遺品は家族に送られるのが基本だが、ペトロ・カンテラはレンタル品だ。無事に見つかればそのまま管理する部署に返されるだけ。なので、犠牲になったグループ分のカンテラは明日サンテリア機関に戻るまで誰の所有物でもなくなる。
 折りたたまれて年輪のように複数の輪が重なった形状になったペトロ・カンテラを帰りの馬車から二つほどちょろまかした俺は、計三つになったカンテラを並べる。

 後は呪力を込めれば三倍の明るさで上をカバーすることも、三倍の広さを照らすことも出来る。今、このタイミングにしか取る事の出来ない贅沢な装備だ。使い方に気を付けなければいけない。

 他の装備も並べる。回転式拳銃『タスラム』とその弾丸――触媒の泥水――そして、ガルドの作ったものを真似て作成した『灯縄』。使うかどうかは分からないが、あらゆる状況を憂慮して一応持っておく。願わくばこの縄がガルドの無念を晴らす鍵にでもなればいいが、そう上手く事は運ばないだろう。
 光源杖は管理が『境の砦』の管理だったために持ち出せなかった。どちらにしろ今回の作戦ではあまり役に立たない代物だろうから、そこはすんなり諦めた。

(後は――ギルティーネさんとあの剣かな)

 これは、俺がどんな作戦を立て、そしてギルティーネさんをどう使うかで全てが決まる。ギルティーネさんはその立場と欠落の性質上、命令を聞くか命令主を護るかの二つの行動しか取れない。そして後者が前者より優先される以上、俺の立てた作戦がギルティーネさんに却下される形になったらもうどうしようもない。

 ギルティーネさんはきっと俺より高い技量を持ち、恐らく『樹』の呪法にも長けている。『樹』の呪法は極めれば並々ならぬ気配察知能力を得ることがあると聞く。そう考えるとギルティーネさんは『熱』、『錬』、『樹』の3行が扱えるのだろうか。
 彼女も欠落者である以上はどこかの呪法適正が欠落していると思われる。『地』か『流』か――両方か、よくても片方は使えないだろう。

 そこまで考えて、はっとする。

(そうだ、なんで今までこんな簡単なことを確認しなかったんだ。ギルティーネさんの使える属性を――!)

 なにも道具は自分が使わなければいけない訳ではない。
 そして技量的には恐らくギルティーネの方が圧倒的に高い。
 だったらあの剣を用いた接近戦闘能力に囚われず、もっと別の――。

「ギルティーネさん、確認したいことがあるんだけど……ご飯は食べ終わった?」
「………………」

 ギルティーネは軽食を取り終え、静かに席を立ってこちらに来た。
 もし俺の予想通りに彼女が『樹』にも秀でているのならば、もう敗走などありはしない。
  
海戦型
 
レッドリボンの意味
12月1日と言えば『世界エイズデー』に定められた特別な日であることは皆さんご承知の事と思います(←?)。

しかし承知しているだけでは意味がないのがこのご時世。それが証拠に今年の世界エイズデーのキャンペーンテーマは『知っていても、分かっていても AIDS IS NOT OVER』です。新規HIV感染者報告数は減ってこそいるものの、数そのものは未だに年間1000件を超えているとか。しかもこれは発覚した分なので、潜在的には更にいるでしょう。

まぁ、だからといって齧りつくようにエイズについて調べろとか人権意識云々といった偉そうなことを言うつもりはないのですが、事実としてそういう日が存在し、存在する理由が我々の社会の内にあることを知っておくのは有意義なことです。
これはエイズデーに限りませんし、常識人としてだけでなく文字書きとしても同じです。
世界を知らない人が世界を書くと、ひどい内容が出来上がる率が高いです。

私はエイズについては学校の講演会や保険の科目で一通り習いましたが、日本全国の学校のどこまでがそういう事をしているのか知りませんし、世の中にはSAOのユウキ関連でエイズの詳細を初めて調べた人とか多分いると思います。
きっかけは何でも構いませんが、一番怖いのは知らないまま生きていることです。
そして次に怖いのが、得た知識にリアリティを抱くことが出来ないこと。
「レッドリボン」の意味なんて知らなくたって全然生きていけますが、知らないものを知ろうとするかどうかで将来的に大きな違いが出てくるかもれません。

以上、結局今日もどうでもいい話でした。 
海戦型
 
私事
左手の指らへんが痛いから暫く活動休みます。
原因はイマイチ判然としませんが、何かのきっかけで指に溜まった疲労が筋肉に良くないことをしたっぽいらしいです(医者の話)。結構前から痛んでます。
茶碗を持ち上げるのもマンガのページ持つのも苦痛かと思えば痛くないときもあったり気まぐれな奴ですが、半端に執筆続けてるから無くならんのかなぁとも考えられるので。
 

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