つぶやき

海戦型
 
スパロボの敵を語るだけ
言わずもがな、全力雑談です。

最近のスパロボはオリジナルの中~大ボスの格が低い気がします。なんかビッグマウスなだけで迫力も絶望感もないので倒しても高揚感がなく「まぁこんなもんだろ」としか思わない……なーんてことも増えました。
まぁVはプレイ途中なのでいったん隅に置くとして。
せっかくだから今までのスパロボオリジナルを振り返ってみようかなーと思います。
私はテレビゲームを持っていなかった時期が長かったので携帯機から振り返ってみます。


 まずスパロボA。今になって思えばキャラ立ちもシナリオも非常に良かった。
 Aでは主人公の選ばなかった方がボスとして立ちはだかるのですが、ライバル然りヴィンデル然り、戦いに身を投じる戦士としての一線というか、一種の潔さが感じられました。
 シャドウミラーの理念と経緯を考えれば当然とも言えるしヴィンデルの諦めの悪さと迷惑加減もありますが、少なくとも戦いに関しては非常にストイックというか、後から後から言い訳染みたことを言ったり格好悪い負け惜しみを残すことはしない「敗北を悟り、潔く散る」といった印象がありました。(あくまでAをやった頃の印象なので思い出補正が多めかもしれません)

 R。デュミナスを中心にどこか歪で歯車が嚙み合わないような、いい意味での不気味さがありました。敵でありながら戦うのを躊躇いそうになるし、キャラがとても立っていた。(正直OGでのあの扱いはヒドイと思います。歪ながら人間らしい感情があるからこそのデュミナスだったのに……)。とにかく、最期まで悲しい敵といった風で一貫していたのが良かったです。

 D。ルイーナは設定も性格もどこか超然とした立ち振る舞いがあり、その最期はAとは違った意味で散りゆく者の儚さを感じさせる連中でした。無駄な行動や問答をせずに常に芯が通った部分があり、言葉に虚勢が感じられないのが素晴らしい。他の勢力となれ合ったりしない部分にも孤高さを感じさせられて好きです。

 J。序盤は謎だらけの連中で非常にミステリアス、かつ時間を停止させる技術で敵を容赦なく殺しに来る冷酷さがありました。また、パイロットによって少しずつ何のために戦うのかが違っていたりして、Dとは逆に人間の集団であることを感じさせます。倒すときに抱いた印象は、進退窮まった騎士たちの最期の華。人間の感情と実際の戦局のせいで逆に余計なものが剥がれ落ちていき、Aとも違って生々しい感情で死地に赴く姿が印象的でした。

 W。最終的に約一名を除いて和解が成立するというスパロボでも珍しい展開ですが、あれはWのシナリオだからこそ許されているな、と思います。Wはなんというか、「ダサカッコイイ」と「最終的には救われる」の二つの方向性が極めて強く、古き良き空気を感じる明るい作品でした。その中でも家族という大きなテーマを大胆に設定に取り込んだことがいい方向に作用した結果だと思います。そういう意味では非常に濃く、キャラとしてというより物語としての完成度が高かったです。

 K。……コメントしづらいネタ感に溢れていますが、ある意味妙に人間臭いところに魅力があるかなぁとしか。Kのシナリオは一貫性がないし設定がイマイチだし出来が悪い上にラスボスのキャラが非常に薄いので、非常に非常にコメントしづらいのです。参戦勢は好きなんですが……うーん。

 L。この辺からオリジナルキャラ達の質がガクッと下がります。よく言えば低年齢向け、悪く言えば山無し谷無しいい所も悪い所もなし。悪い所もないならいいじゃん、と思うかもしれませんが、いてもいなくてもいいキャラが何度もでしゃばる上にメインシナリオの最後を飾るので純粋に邪魔に思えてきます。ただ明るいだけの主人公と戦うライバルが非常に幼稚に見えますし、ラスボスは出番が少ないせいで「やたら強いけどよく分からん人」で終わります。

 UX。UXのオリキャラも正直私はキャラが微妙だと思っていますが、少なくともシナリオ全体のクオリティと密接にかかわり、彼ら抜きではストーリーが語れないという点ではKやLより遥かにマシだと思います。で、敵ボスなのですが……基本的に人の話を聞いておらず只管主張が一方的です。A~W辺りまでは比較的言葉を受け止めた上で自分の主張で跳ね返すのですが、UXは訳も話さず話も聞かず何をしにそこまでムキになって襲ってくるんだか、という印象がぬぐえません。おまけにラスボスは確かに敵といえば敵なのですが、ニャルラトホテプのとばっちりを受ける形で必要以上に味方にイジめられてちょっと可哀そうです。

 BX。前にも呟きでありましたが、Lの焼き増し。これ以上語ることもありません。ラスボスには会うのが面倒すぎて奥の手を使ったのですが、元々存在感が無きに等しい人が突然出てきても、「あぁ、うん……」ってなるだけでした。ラストの展開は定番とはいえ良いものだったので主人公たちの株は個人的に上がりましたが、肝心のラスボスが口を開けば「お前らのやってることは全部無駄無駄」と「俺が神だから俺が絶対正しいんだよねー」という自慢話しかしない。自分が全部正しくて他人の意見は全部論破した気になっている独りよがりな奴でしかないので、参戦作品たちの引き立て役以上の存在になれていないのが非常に残念です。BXのシナリオそのものは高水準だったのに勿体ない……。

携帯機の敵キャラで語りたいのはこんな所です。気が向いたらテレビの方も語るかもしれません。 
海戦型
 
どうもです
ノブヤスさんもプレイ中ですか。私はもうそろそろ最終話に辿り着きそうです。今回久々に男女両方の主人公が用意されてるので2週目が楽しみですねぇ。

スパロボKはあれで意外とゲームそのもののやりごたえはあったのですが、如何せんシナリオと主人公ズが……でしたね。キンゲもガンソも相当キャラの性格が変わってますし、いいところもあるだけに複雑な気分にさせられます。個人的には大気圏内じゃドラグーンが使えないというリアルな地形適応設定ときれいなユウナが新鮮でした。

スパロボは基本的にシステムをきちんと理解できれば大抵の敵には勝てるように出来てますし、近年はバランスのいい調整が為されてますからね。でもボスの格っていうのはやっぱりテキストにもきちんと宿っているものです。

龍虎王伝奇は買ってません。何故かって?近所に売ってないからです。最近八房OGも殆ど店頭に並ばなくなってきた……というか、告死鳥戦記の2巻まだ買ってなかった!それもやっぱり近所に売ってないけど! 
ノブヤス
 
お疲れ様です
どうも、同じくスパロボV、プレイ途中の者です。今までのスパロボオリジナルの振り返り、良いですね。

スパロボK…あれは酷かった…とくにオリジナルが…おのれミストォッ!!(世界の破壊者風に)

昔と今のスパロボと比べると難易度とかプレイしやすさが結構違うんですよね。あとはかつてのスパロボでやりにくいというところや難しいという意見もあったし、制作側がプレイヤーのことを考えて
あまり難しくないようにという所もあるんでしょうね…。


そういえば、明日は富士原先生の龍虎王伝奇の最終巻発売されますね。