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lineage もうひとつの物語
ギラン
ギラン支部
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ギラン内でも随一の武器店。
ナターシャ、ハスラン、キャスタの三人で訪れていた。
ナターシャは数々の武器に圧倒されキョロキョロ見渡している。

「主人、これを鍛え直してほしいのだが」

キャスタは愛用しているシルバーロングソードをカウンターに置き店主を呼ぶ。
店主はそれを手に取り

「あいよ!この鈴はどうする?」

剣の柄部分に鈴が2つぶら下げてありそれを指して尋ねる。

「それも磨いておいてくれ」

「ほんとうに磨くのかい?」

「あぁ頼む」

店主は了承し細かい打ち合わせを詰めていく。
時間がかかるから夕方に受け渡しだと言われるが

「終わるまで待たせてもらうよ」

キャスタの言葉に反応した店主は待合室があるからとそちらへ誘い全員入室したのを確認してから店主が告げる。

「あんたらが報告のあった人達か。すまないがここから先は武器を置いていってくれ。」

そう告げるとテーブルの上に置くよう指示を出す。
三人は素直に従い武器を置くのを確認すると店主は床の一部分を開く。

「ここから入ってもらうよ。着いてきてくれ」

地下への階段があり案内に従い降りていく。
降りた先は扉があり一人の男が槍を持って立っていた。

「昨日報告のあったお客さんだ。通らせてもらうよ」

「おお、ようこそギラン支部へ」

そう言って扉を開いてくれた男に礼を言い中へ入る。
そこは大人四人が並んで歩けるくらいの広めの廊下が奥まで続き左右に扉が並んでいるのが見える。

「どうだい。すごいだろう。ここは他と違って人数も多いからな」

店主が得意気に話すのも無理はないと思われるほどの設備だ。
奥へと進み立派な扉の前で立ち止まる。

「ここがリーダーの部屋だ。ちょっと待っててくれ」

ノッカをし入室していくのを見守り姿が見えなくなったところでハスランがキャスタに語りかける。

「ここから先は気を長くしていこう」

その一言で覚り

「わかっている」

キャスタは前を向いたまま答えた。

そして扉が開き中へ招かれる。
ハスランが先に入りナターシャ、キャスタと続く。

「よくぞまいられた。私がここのリーダー、ガルダミスだ。」

「お初にお目にかかりますガルダミス様」

恭しく挨拶をし自己紹介をするハスラン。
ガルダミスは元侯爵の地位にありラウヘルにその地位を剥奪された人物であり返り咲きを狙っている。
権力のためなら手段を選ばない人物だ。
ゲラドからそう聞かされているハスランはわざと紹介時にナターシャの身分を伝えるのを避けた。

「で、要件というのは我らの組織に入りたいがためかな?。そちらのお嬢さんは身の回りの世話でもしてくれるのかな?」

ナターシャに目線を
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