暁 〜小説投稿サイト〜
クラディールに憑依しました
何とか間に合いました
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んなの入って見なくちゃ判らないじゃないか、開いてないトレジャーボックスだぞ、見逃せって言うのか!?」
「だから全員で入ると言っているのだ――――アスナ様が居ればこの様なトラップ恐れるに足りず」
「待ってくれ、いや、待ってください。せっかく見つけた宝箱の中身を遣せとか…………無いですよね?」
「所有権はそちらで構わない、良い物だったら相場で買わせてもらおう」


 隠し部屋の扉を潜ると、中は意外に広かった。そして開けられていないトレジャーボックスが中央に一つだけ。


「い、意外と広いんだな。隠し部屋だからもっと狭いのかと」
「全員、宝箱を背に戦い易いパートナーと陣形を組むのだ。恐らく、隙間無く敵が沸くでしょう。
 シリカはサチの後ろへ――――任せた」
「――――ッ、はい!」

「あ、あの、本気で此処までする必要あるんですか? 流石に俺達を驚かせる冗談ですよね?」
「宝箱を開けて見ると良い、冗談かどうか解る。こう言うトラップは一人以上殺さないと、設置する意味が無い。
 そこから予測される事は――――この部屋は一部のアイテム、解毒や転移などの結晶アイテムは使えないだろう」
「ま、マジで…………?」


 全員で取り囲んだトレジャーボックスに、ダッカーがフラフラと近付く。


「開ける前に獲物を抜いておけ――――全員戦闘準備は良いな?」
「――――あ、開けるぞッ!!」


 ダッカーがトレジャーボックスを開けた瞬間――――――視界を覆い尽くす程の大量のモンスターが部屋を埋めた。


「――――戦闘開始ッ!!」
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