暁 〜小説投稿サイト〜
少年は魔人になるようです
第61話 エキシビジョンが始まるようです
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消す。と、同時に。両手を広げたまま前のめりに倒れるシュウ。

微動だに、本当に微動だにしないものだから、バウンドしたわ。


「しゅ、愁磨さん!?だ、大丈夫ですか?」

「愁磨、気をしっかり!あ、アリアんだって機嫌の悪い日くらい……く、らい………。

……しゅ、愁磨?」


後ろに居たネカネちゃんともみじが駆け寄って、二人がかりで抱き起こす。

もみじが何かに気付き・・・。状況を把握していた私は、その答えを示唆する。


「別に大丈夫よ。ただ、娘の反抗期にショック死しただけだから。気にする事ないわ。」

「……………あ、ホントだ。心臓止まってる。」

「………………。」(フラッ

バタッ!

「ああっ!?ネカネまで倒れた!!」


「何と言うか………飽きんのう。」

「ええ、全くよ……。」


明日は一大計画の幕開けだと言うのに、織原家はいつも通り。

深刻な空気なんて、似合わないから良いのだけれどね。


Side out

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