第61話 エキシビジョンが始まるようです
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Side 愁磨
『子供先生ダゥゥーーーン、と同時に何者かが乱入ーー!フード姿はクウネル選手に見えるが一体!?』
「ナギ……ナギ・スプリングフィールドの事アルか?」
「恐らく、だが。」
「ふぅむ………。」
それだけ言うと、司会に連絡を取る超。俺は急ぎ、ステージへ向かう。
「よお、愁磨……って、二回目か。」
「マジで、ナギなのか?本物………だよな。」
「お前が一回見た人を忘れるタマか?俺じゃあるまいし。」
あまりにもテンションが違うから、それは疑問にも思う。
"答えを出す者"と魂の形で確認したんだから、間違いは無いんだが。
『ご来場の皆様、先程の試合だガ。私達はアリア選手の攻撃は危険な物だったと判断し、反則。
ネギ選手の勝利としたネ!!』
超の言葉に、騒然となる会場。倒れてるのが優勝者の上、乱入だからな・・・文句も言いたいのだろう。
『しかしこの乱入者、何とネギ坊主の父親との事ネ!そこで、決勝進出者の父親同士でのエキシビジョンを行うアル!』
おおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!
超の言葉に湧き上がる会場・・・って、あいつ勝手に・・・まぁ、いいか。俺も何だかんだ気になってた所だ。
「よくわかんねぇけど……久しぶりに、やるか。」
「ああ、そうだな。」
『二人とも了承した所で………司会、お願いするネ。』
「ああ、ちょっと待った。野郎共、今だ!!」
「「「「「サー!イエッサー!」」」」」
待機させていた奴等にレバーを下ろさせると、例のシステム・・・技術部に作らせた、多重障壁発生装置が作動する。
メンバー的に、エキサイトし過ぎた場合、元から張っていた物だと障壁が消し飛ぶから、その時の為に
用意しておいた、んだが・・・。
「俺らだと20秒しか保たないから、限定戦闘な。アリア、ネギ引っ張って離れててな。」
「ん・・・。がんばって、ナギなんかに・・・負けないでね・・・。」
「ハハッ、任せとけ。」
アリアに首根っこを掴まれて、ズルズル引っ張って行かれるネギ。
二人が障壁の外側へ行ったと同時に、俺とナギの魔力が練られステージにヒビが入って行く。
『それでは麻帆良武闘祭最終戦、エキシビジョンマッチ!"|赤点魔法使い《デスペナルティ・マジシャン≫"織原VS"赤き鳥頭"ナギ!
レディィィィィィィイイイイイ!!ファイッッッ!!!』
「"バル・ボル・ベルグ・バルホルス!"」「"リィン・ニーグ・ゴエヴォーイ!"」
「「"契約に従い我に従え、高殿の王!」」
「―――なんてな!『|千の雷《キーリプル・アス
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