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少年は魔人になるようです
第34話 日常に事件の影は潜むようです
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なっている。

しかし妙だな。なにか既知感、が――――!!!!


「アスモデウス!お、お前、村に居た時は、どっちだったんだ!?」

「う、うん。男だった、よ?しゅ、愁磨って両方イケる人なんだって、ちょっと安心したんだ。

性別変えられるって、気味悪がられて――――」


つ、つまり、あれか・・・・俺は、俺はあああああああああああああああああああ!!?!?

・・・・・・・・・・・・・・・・・・過ぎた事だ!忘れよう!!

そんな過去はどうでも良い!今はこいつの扱いを考えるんだ!!


「ハァ、分かった。とりあえずこいつはウチのクラスに入れるんだろ、ジジイ。」

「フォッフォッフォ、無論じゃ。」

「・・・・何が無論なのかは聞かないでおこう。

で、アスモデウス。お前のこっちでの名前ってなんだ?」

「もみじ・A(アスモデウス)・朱里!レヴィが考えてくれたの!!」


レヴィ・・・レヴィアタンか?

確かに、瞳も髪も真っ赤だからな。紅葉(もみじ)ってのは合ってるだろう。

だがしかし!


「いいか、アス……朱里。

自己紹介の時は『アスモデウス』じゃなくて、『エー』にしろ、分かったな?」

「ハーイ!あと、もみじって呼んでね!そっちが名前なんだって!」

「生徒の居ない所では、そう呼ぶ事にしよう。

っと。じゃあ、HRの時間だから俺は行くぞ。ついてこい、朱里。」


あれ?そう言えばネギが居な―――


「うわああああああああああ!!?!?寝過ごしちゃったよーーー!!」


・・・・・また遅刻か。たるんでやがるな。

Side out

――――――――――――――――――――――――――――――


Side ネギ


うぅぅぅぅ・・・・ボク、ダメダメな先生だ・・・・。

明日菜さんに酷い事言っちゃうし、愁磨さんと新田先生には毎日怒られるし・・・。

あ、また愁磨さんって言っちゃった。


「公私混同するなって言われても、そんな急には無理だよーー!!

僕十歳だし!!割り切れって言われても無理だよーー!!」


荷物を振りまわしていると、コロンと何かが――

って、ああ!これは!!『魔法の素丸薬七色セット(大人用)』!!

おじいちゃんが昔くれたの、ネカネおねえちゃんが入れてくれたんだ!


「よーーし!これを使って、二人にお詫びのもの作れば!!」


許して貰えるとは思えないケド・・・でも、今よりは良くなるよね!

薬学は学校で一位だったし!それじゃ、明日菜さんには―――

Side out


Side エヴァ

「スゥ……スゥ……。ん〜……。」
サラ サラ
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