暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアートオンライン 無邪気な暗殺者──Innocent Assassin──
コラボ
〜Cross storys〜
episode of cross:終着
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悲鳴のように絶叫を上げるソレに、五人はもはや何の感情も浮かんでこなかった。

ただ敢えて言うとするならば、憐れみ、だろうか。

「………………………………」

もう、ソレは何も言わなくなった。

ただ体を丸めて、無機物のように、生まれたての胎児のごとく動かない。いや、全く動いていないというわけじゃない。その体は小刻みに上下している。そう、ソレは泣いていた。

泣いて、鳴いて、啼いて、ないていた。

その体から、静かにホークが己の愛剣である片手剣を抜いた。そっと、傷を付けぬように。

「「「「「………………………………」」」」」

無言でそれぞれの得物を、嗚咽を洩らすその体に向ける。全員が一様に、まるで黙祷でもするかのように眼を閉じて

「「「「「終わりだ」」」」」

振り下ろした。




そして世界に、音が戻った。










耳朶を打つ音。NPC楽技団が奏でる、フロアごとに違うBGMだ。

「あぁ…………」

思わずゲツガが呟き、重い岩でできた蓋が構えられた天井を仰ぎ見た。

いつもは気持ちが沈み込むだけのそこが、今はどうしようもなく安心できる。足の力が急に抜け、立っていられなくなってその場に座り込む。

はは、と口角が持ち上がって笑みの形に歪む。

隣を見ると、座り込んでいるのはゲツガだけではなかった。セモンも、シキも、レンも、ホークも、全員がいつの間にか元に戻っていた石畳の上にへたり込み、力なく笑い合っている。

音もなく、ゲツガの視界の中に音もなく【INNER AREA】という紫色の文字が現れ、安全な街区圏内に入ったことを知らせる。

安全。

いつもの、日常の事なのに、その単語がこんなにも安心できた。

両肩にずしりとした重いものを感じ、ため息が漏れる。常に気を張り詰めていなければならなかった、この約一日の間に予想以上に精神と肉体が悲鳴を上げていたらしい。

体の芯が不吉に軋みの声を上げ、気を抜くと視界がブラックアウトしてしまいそうだった。

「戻った……な」

セモンが、思わずと言う風に、確認するように誰ともなく言う。それに応えたのは、レンが

「うん。戻ったんだよ」

穏やかに言った。

喧騒が耳に響いて、心地が良い。

石畳も、ひんやりとして寝てしまいそうだった。さすがにそれはまずいと思って、ゲツガは上体を起こした。

そして周囲を見渡すと、いつのまにかプレイヤー達の人垣がゲツガ達を取り囲んでいた。ほとんどの顔はなんとなく見覚えがある。昨日、あの広場にいたプレイヤー達であろう。

全員が見事に野次馬根性を発揮して、我先にとこちらを穴が開くほど見つめてくる。

その先から、見慣れ
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