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混沌の魔術師と天空の巫女
第3章 エドラス編
リサーナ
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「こっちに来ちゃった訳〜!?」

「ど・・・どうしよう・・・。」

「ちょっと待て。あのアニマはエドラスにあった魔力をこの世界に送ったんですよ?
 魔力のないエドラスのリサーナさんが魔力を持っているはずありません。」

俺は全員にそう言う。

「!」

エドラスのリサーナさんはナツさんを見た。

「ナツ!!!!」

エドラスのリサーナさんは走り、ナツさんに抱きついた。

「どわー!」

ナツさんとエドラスのリサーナさんはそのまま倒れた。

「また会えた・・・()()のナツに」

え?どういう意味ですか・・・?

「ハッピー!!私よ!!リサーナよ!!」」

ぎゅう

「ぐぷぅ!」

エドラスのリサーナさんは今度はハッピーに抱きついた。
ハッピーが苦しそうです・・・。

「エルザとグレイも久しぶりだね!!うわぁ、懐かしいなぁ。
 その子達は新しいギルドのメンバーかしら?
 もしかしてルーシィ・・・と()()()ウェンディに()()()コージ・・・君?」

エドラスのリサーナさんはそう言う。ていうかこの言葉って・・・

「ちょっと待て・・・お前・・・まさか・・・アースランド(こっち)のリサーナ!?」

グレイさんがそう言う。俺もそう思いますが・・・まさか・・・。

「・・・・・・うん。」

リサーナさんはそう頷いた。

「!!!」

「な・・・」

「うそォ!?」

「!?」

「はぁ!!?」

「えええーーーーっ!?」

俺達はただ驚くしかなかった。

「生きかえったのかーーーーーー!!!」

「うわーい!!!」

ナツさんとハッピーだけは喜んでいた。

「ま・・・待て!!」

がし

「「ぐぽっ!!」」

エルザさんがナツさんのマフラーとハッピーの緑色の模様が全くない風呂敷を掴んだ。

「お前は2年前に死んだハズだ。」

そう、エルザさんのいう通りである。

「私・・・死んで何かなかったの。」

リサーナさんは俺達に説明をした。
当時、アースランドには小さなアニマがたくさんあった可能性があった。
リサーナさんは仕事で意識を失っていて、
その時にアニマに吸寄せられたのではないかと思っているそうだ。
エドラスについてみたら、そこには別の妖精の尻尾(フェアリーテイル)があり、
リサーナさんはそのエドラスのリサーナさんと間違われてしまった。
エドラスのリサーナさんも死んだと思われていたそうで、
本当の事が言えなく、エドラスのリサーナさんを演じたのだった。
そして2年が経ち、ナツさんや俺達が来た。しかし、ここでも本当の事が言えなかった。

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