暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
スーパーロボット大戦OGs
0121話
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ドのブリッジへと向かう。

「アクセル、こちらの準備は全て整ったわ」
「機体は全て積み込んだと聞いたが、トリニティゲインも積んであるな?」
「ええ。格納庫の中にあったものは全てギャンランドの中よ」

 よし。原作でアインストがクロガネやヒリュウ改を自分達の巣へと転移させるのは、システムXNを利用した。つまりトリニティゲインがここにある以上は、アインストの巣へは引きずり込まれない筈だ。
 ……イレギュラーな事態が起きなければ、だが。

「アクセル隊長。ドルムの装甲が未知の物質に侵食されています」
「ちぃっ、始まったか!? インスペクターも、もう少し耐えられると思っていたんだが……それだけ奴等の力が強かったと言う事だろうな」

 話の流れとしてはアギーハとシカログが倒され、ウェンドロが出現。そのウェンドロと戦っている時にメキボスが援軍に来る。しかしウェンドロの小細工の為メキボス撃墜。その後、ウェンドロが倒されてホワイトスター――ここではドルム――の構造材がアインストに侵食されるという流れの筈だ。この一連の流れでは倒さないといけない相手が結構いるので、時間的猶予はあると思っていたのだが……予想外に早い。いや、早すぎる。キョウスケ達は俺の干渉のせいで原作よりもその力を増したのかもしれない。

「重力異常はどうなっている!?」
「次第に強くなってきています。また、ドルム周囲を何らかのエネルギーフィールドが覆い隠すように展開しており、ドルムから出港出来ません」

 量産型Wの報告に思わず舌打ちをする。

「アクセル、大丈夫なの?」
「その筈だ……。いや、その筈だった。重力異常にエネルギーフィールド。俺の知っている歴史通りに進んでいる。このエネルギーフィールドが展開される前にドルムを脱出するのが最善だったんだが」
「一歩遅かった訳ね」
「ああ。だがトリニティゲインがこちらにある以上、アインストの巣との通路が開く事はない……いや、待て」

 何だ、何かを忘れている気がする。システムXN、インスペクター、ドルム……!?

「ドルムの転移装置を使う気か!?」

 原作でアインストの巣とこの空間を繋げるのは、本来ならシステムXNにアルフィミィが干渉する事で成功した。だが、そのシステムXNは現在こちらの手にありアルフィミィが手を出せない。普通はそこで終わりの筈だ。だが、あのアインストがそれだけで諦めるとは到底思えない。何らかの手を使い、ドルムにある転移装置を改変するなりなんなりして無理矢理アインストの巣とこちらを繋げるとは考えられないか?

「アクセル隊長、光がっ!」

 エキドナの声を聞き、ブリッジのモニタを見るとドルムの中心部分と思われる場所から目が眩むような眩い光が産みだされていた。

「ちぃっ、やっぱりか。
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