暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
スーパーロボット大戦OGs
0121話
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全員衝撃に備えろ! アインストの巣に引きずり込まれるぞ!」

 俺のその言葉がギャンランドにいる皆に聞こえたのかどうかは分からない。なにせ光を見たと思った次の瞬間には既にギャンランドごとアインストの巣と思われる空間へと引きずり込まれていたのだから。
 周囲は赤い霧のようなものが漂っている宇宙空間……とでも表現すればいいのだろうか。取りあえず言えるのは、ここは地球周辺の宇宙空間ではないという事だ。もっとも、アインストの巣である別空間なのだから当然なのだが。

「……無事か?」

 俺と同じく、呆然と周囲の異空間を見回しているレモンへと声を掛ける。

「え、ええ」
「こちらも無事です」

 エキドナもどうやら無事のようだ。

「これが、アインストの巣なの?」
「恐らくな」
「レモン様、アクセル隊長。座標軸が特定出来ません。ドルム、月、コロニー、地球。全てが確認不可能です」
「アインストの巣で確定、か」
「で、どうすればこの空間からの脱出が出来るのかしら?」
「ここはアインストの巣だ。つまり……」
「アインストの親玉を倒さないと駄目って訳ね。でもこっちの戦力は大分減っているわよ? 私達だけで勝てるかしら」
「そうだな。一応当てはあるが……おい、念の為だ。ステルスシェードを展開しておけ。……もっとも、アインストに効果があるかどうかは分からないがな」

 俺の指示に従い、量産型Wがギャンランドのステルスシェードを展開させる。

「それと、恐らくクロガネとヒリュウ改もこちらに飛ばされてきている筈だ。なんとか探してみろ」
「なるほど、彼等の力を借りるって訳ね。……でも、今まで何度も戦ってきた仲なのよ? 大人しく協力してくれるかしら?」
「いや、何も正面から協力する必要は無い。ようはアインストのボスを倒せればいい訳だしな」

 そう、まさか正面から堂々と一緒に敵を倒そうなんて言って共に戦う……と考える程ヒリュウ改やクロガネも甘くはないだろう。……いや、あの面子なら意外と行けるか? まぁ、どのみち俺にその気はない。奴等から隠れて援護するというのがベターだろう。

「取りあえず俺はグロウセイヴァーで出る」
「私やW16は置いて、1人で行く気?」
「ああ。レモンにはギャンランドの指揮を、W16には念の為に防衛を頼む」
「……戻って来るわよね?」
「当然だ。ヴィンデルにも生き残れ、と言われたしな。あんな別れ方をしておいて、1時間も経たずにあの世で再会なんて事になったら何を言われるか分かったものじゃない」
「そう、なら私はアクセルを信じてるわ。無事に私の所へ戻ってきてね」

 レモンはそう言うと、こちらへと近づき唇を重ねてくる。

「勝利の女神の唇なんだから、効果は保証付きよ」

 自分で自分の事を勝
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