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IS《インフィニット・ストラトス》〜星を見ぬ者〜
第十五話『IS学園』
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した事がある。


「そして上層部は、謹慎の解除を申し渡すと同時に、お前にIS学園への入学を指定した」

「俺に?」

「ああ。“二人目”も現れた事だし頃合だった……世界にもう一人、男のIS起動者が居る事を知らしめるためにも、同じIS学園に入学させたほうが上層部も都合が良いだろう」

「成る程……これは絶対事項ですよね」

「ああ、そうなるな。ところでスウェン、お前学校行ったことあるか?」

「……そういうところには行った事は無いです」

「丁度良い機会だ、年齢のほうは……まあ、何とかなるだろう。若者は本来勉学に励むべきだ、DrロイもDrネレイスも勿論賛成だろう?」


ロイとネレイスは顔を見合わせ、互いに頷く。


「上層部の考えは気に入らないけど、スウェンがそういう学校に行ってくれるとなれば、僕達としても嬉しいね」

「そうね。学校に行って、いろいろ学ぶのも人生じゃ必要だからね」


シュハイクは満面の笑みになり、スウェンの方を向く。


「と、いうことだ。お前の入学は今から3ヶ月後だ。資料や、手続きは軍でやってくれるらしい。お前はドイツ代表候補生として、入学……というより転校という形になるが」

「どちらとしても構いませんよ。まあ、出来るだけ頑張りますよ」

「よく言った! それでこそ私が見込んだ男だ! 早速私は戻って上層部に伝える! それではな!」





/※/





そして今に至るのである。


「リズにもしっかりと顔を出してきたから……まあ、問題は無いが」


スウェンは空港を出ると、辺りを見渡す。


「確か、IS学園の教師が迎えに来ると言っていたが……」

「スウェン・カル・バヤンだな」

「?」


背後から声を掛けられ、身体をそちらに向けるとスウェンの知っている人物が居た。


「あなたは……織斑 千冬」

「覚えていたか、まあ、会ったのがほんの前だからな」

「IS学園の教師というのはまさか……」

「私だ。今から学園に向かう、さっさと車に乗れ」

「了解」


千冬が車に乗った後、スウェンは後ろの席に乗る。スウェンが車に入っての第一印象


(中々に散らかっているな……)


何の袋かわからないものが車内に散乱している。触ろうと思ったが、絶対何か言われそうと思い踏みとどまる。スウェンは流れていく景色を見る。


「どうだ? ドイツとはまた違った景色だろう?」

「はい……教師織斑はシュハイク責任官とは仲がよろしいのですか?」

「……まあそうなるかもな、奴とは何かと話が噛み合う。一緒に居て割かし楽しい」

「そうですか」

「では次はこちらから聞
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