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魔法少女リリカルなのはStrikerS 前衛の守護者
第五十五話  狙われたジュエルシード
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いつもの訓練の時に、突如出現したガジェットの対処に緊急出動するシグナムとアスカ。

奪われたジュエルシードを回収すべく攻撃を仕掛けた時に、それは起こった。



魔法少女リリカルなのはStrikerS 前衛の守護者、始まります。



outside

「えー、シグナム副隊長?何がどーなってこうなったんっスかね?」

アスカは訓練場で対峙しているシグナムに話し掛ける。

「何って……お前の訓練をつけてやろうと言うだけの話しだが?」

こいつ、何を言ってるんだ?とばかりに小首を傾げるシグナム。

仕草その物は可愛いが、当事者であるアスカにそれを楽しむ余裕はない。

「そんな当然のように言わないでくださいよ!今日は八神部隊長も高町隊長もハラオウン隊長も、ヴィータ副隊長もいないんですよ!おまけに、エリオとキャロはハラオウン隊長について行ってるし、ティアナも部隊長のお供だし、スバルも高町隊長と出てって、いま六課にいる前衛はシグナム副隊長とオレだけなんですよ?分かってます!?」

アスカの言う通り、はやては査察の準備をする為に色々動き回り、勉強のためとティアナを連れて行っている。

フェイトは捜査を進める為に本局に出向き、その手伝いでエリオとキャロが一緒に行動している。

ヴィータは外部教導の補佐をする事になっていて、なのはとスバルは、この間の3型改の事件内容のすり合わせに108部隊に出向いている。

つまり、出撃命令があってすぐに出られるのはアスカとシグナムしかいない。

「この状況でオレを戦闘不能にしてどーすんですか!」

完全にボコられる前提で話を進めるアスカ。

「心配はいらん。シャマルがちゃんといる」

完全にボコる事を前提に答えるシグナム。

「ぜってーヤダーーーーーーーーー!」

絶叫するアスカであったが、しっかり訓練着に着替えている所をみると、やる気はあるようだ。

それを分かっているシグナムが苦笑する。

(まったく、変な所でへそ曲がりなヤツだ)

口ではもの凄く嫌がるアスカだが、決してシグナムの訓練から逃げ出したりサボろうとはしない。

むしろ、始まってしまえば積極的に参加してくる。

そういう一連の行動を理解しているシグナムは、アスカの抗議を聞いてないフリをする。

「今日もいい天気だ。構えろ」

「天気関係ないっスよね!?話し聞いてください!」

裏声でアスカが叫ぶ。

最近では、シグナムはこのやりとりを楽しむようになっていた。

訓練の始まる儀式みたいなものだ。

アスカの悲鳴を知らん顔してレヴァンティンを抜いたその時……

緊急警報が鳴り響いた!

「これ、スクランブルのアラート?」

アスカがそう言っ
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