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魔法少女リリカルなのはStrikerS 前衛の守護者
第五十五話  狙われたジュエルシード
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た時、モニターが開いてグリフィスが慌てた様子で現れた。

「シグナム副隊長、アスカ。スクランブル出動を命じます!」

グリフィスが口早に出撃命令を出した。普段の落ち着いた感じではない。

「状況は?」

シグナムが冷静に情報を待つ。

「ロストロギア第三保管庫がガジェットに襲われ、ロストロギアの一つが奪われました」

「第三って……クラナガンからかなり離れていたんじゃ?確か、山の中にあるやつですよね?」

アスカの言葉にグリフィスが頷く。

「そうだよ。山中に隠れるようにしてあったんだけど、それが仇になったみたいだ。そして、奪われたロストロギアは……ジュエルシード」

「!」

ジュエルシードが奪われたと聞いて、シグナムの目がスッと細くなる。

「あれを奪われる訳にはいきません!すぐに出撃してジュエルシードの奪還及び、ガジェットを殲滅してください!」

「「了解!」」

アスカとシグナムは同時に答え、セットアップを完了させる。

「ヘリを待っている時間はない。行くぞ、アスカ!」

シグナムがアスカを後ろから抱えて空に駆け上がる。

「ジュエルシードか、下手すりゃ次元震が起きますね」

奪われた物が物だけに、アスカが気を引き締める。

「あぁ、油断は禁物だ」

状況を終息させるべく、シグナムはスピードを上げた。



眼下に広がる緑の中に、ガジェットの姿を確認するアスカ。

数にして5機。

だが、ロングアーチの情報ではかなりの数が辺りにいるとの事だ。

「こちらロングアーチ。ジュエルシードを奪ったガジェットは、そちらで視認している5機の中にいます。なるべく刺激を与えないで確保して……ガジェットさらに増加!数、20、25……50!ジュエルシードを囲むように展開!」

シャーリーの緊迫した声が響く。

「ガジェットは私が叩く!ジュエルシードの確保、できるか?」

「了解、やってみせますって!」

作戦は決まった。

シグナムが周辺のガジェットを引きつけて、アスカが5機のガジェットの中からジュエルシードを探し出す。

シグナムは5機のガジェットの前にアスカを落とした。

「さっさと終わらせてやるぜ!カードリッジロード!」

気合い諸共、アスカはガジェットに向かって行った。



ガジェット3型が4機、上空のシグナムに向けてレーザーを放つ。

それを躱しつつ、シグナムは一気に間合いを詰めて斬りかかる。

爆炎を上げて沈黙する3型。

だが、その隙に46機の1型がシグナムを取り囲み、攻撃を開始する。

「これは……!」

矢継ぎ早の攻撃にシグナムは防戦一方になる。

「しまった!」

ここにきて、シグナムは
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