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英雄伝説〜灰の騎士の成り上がり〜
第51話
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ていた…………」
「ちょっ、何よ、その姿!?下着姿じゃない!」
「た、確かに改めて見ると目のやり所に困る恰好だな…………」
「フフ、クロチルダさん以上に色気を感じさせるレディだね♪」
「フウ………あんなあからさまに男を誘っている格好をしている下品な女と私を一緒にしないでもらいたいわ。」
「クソッ、あんな特上の上玉までハーレムメンバーにするとか、あのシスコンリア充剣士のそういう所も全然変わっていね――――――いや、むしろ前よりパワーアップしているじゃねぇか!」
「ア、アンちゃん…………クロウ君まで…………」
ベルフェゴールの登場に驚いたラウラは真剣な表情でベルフェゴールを見つめ、ベルフェゴールの恰好を見たアリサは顔を赤らめ、マキアスは困った表情をし、興味ありげな表情のアンゼリカの言葉にクロチルダは呆れた表情で指摘し、クロウは悔しそうな表情で声を上げ、アンゼリカとクロウの様子にトワは疲れた表情で脱力した。

「見た目に惑わされちゃダメよ!アンタ達も覚えているでしょう?――――――その女が宇宙(そら)から隕石(メテオ)を呼び寄せた術者だって事を。」
「――――――何者じゃ。その身に秘める莫大な霊力(マナ)やカレル離宮で見せたあの超越した魔術の使い手である事からして、ヌシは真の姿を見せたあの”劫焔”のような”魔神”の類じゃろう?」
セリーヌはアリサ達に警告し、ローゼリアは目を細めてベルフェゴールに訊ねた。
「うふふ、私の名前はベルフェゴール。睡魔族の女王種―――――――”リリエール”にして”七大罪”の”怠惰”を司る”魔神”で、ご主人様―――リィン・シュバルツァーの二番目の使い魔よ。よろしくね、ご主人様の元クラスメイトの皆さん♪」
「”七大罪”の一柱じゃと!?」
「な、”七大罪”の”怠惰”を司る悪魔―――い、いえ”魔王”の一柱がリィンさんの使い魔になっていたなんて………!?」
「二人は彼女の事を知っているのか?」
「”魔王”って言っていたけど、あの痴女ってそんなにヤバイ存在なのかしら?」
ベルフェゴールの正体を知ってそれぞれ血相を変えたローゼリアとエマの反応を見たガイウスは二人に訊ね、サラは呆れた表情で訊ねた。

「……”七大罪”とはその名の通り、遥か昔に”人”を罪に導く可能性があると神から見做されてきた欲望や感情のことを指す”大罪”の事で、そしてそんな欲望や感情が具現化し、”人”を堕落させる為に”人”の世界に降臨したと言われている存在が古の魔王――――”七大罪の魔王”達じゃ。」
「ちなみに”七大罪”を示す”大罪”とは”傲慢”、”憤怒”、”嫉妬”、”強欲”、”暴食”、”色欲”、そして”怠惰”で、彼女―――ベルフェゴールさんは”怠惰”の欲望や感情が具現化した”魔王”という事になります。」
「それと”七大罪”の魔王達は他の伝承
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