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英雄伝説〜灰の騎士の成り上がり〜
第51話
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等で出てくる”魔王”達と比べると”格”が圧倒的に上のはずよ。何せ、”大罪”が具現化した存在と伝えられているのだからね。」
「ええっ!?ま、”魔王”!?」
「しかも”魔王”という凄まじい存在の中でも”格”が圧倒的に上とはな………」
ローゼリアとトマス、セリーヌの説明を聞いて仲間達と共に驚いたエリオットは声を上げ、ラウラは真剣な表情でベルフェゴールを見つめて呟いた。

「”七大罪”……もしかして君はウィル君に力を貸しているアスモデウスさんの関係者なのかい?確か彼女も”七大罪”の”魔神”だったはずだが……」
「ああ、”色欲”?うふふ、別に私達”七大罪”は”関係者”って言うほどお互いの仲が良い訳じゃないけど、”色欲”とは割と話が合うから、”知り合い”って所かしら?」
「アスモデウス……”七大罪”の”色欲”を司るソロモン72柱の一柱ね。」
「し、しかもオリヴァルト殿下の話によると”匠王”に力を貸していると言う事は魔王アスモデウスも彼女―――ベルフェゴールさんのように”人”に力を貸しているのでしょうね……」
ベルフェゴールが”七大罪”の一柱を司る魔神である事を知り、ある人物を思い出したオリヴァルト皇子の質問に対してベルフェゴールは口元に笑みを浮かべて答え。セリーヌは目を細め、エマは不安そうな表情で呟いた。
「…………それにしても何故、貴女程の”超越者”が圧倒的に”格”が下の存在であるリィン君の使い魔になったのでしょうか?」
「うふふ、それは散歩の時にたまたまご主人様が目に入って、退屈しのぎに私がご主人様にしかけた勝負によってご主人様が私を屈服させたからよ――――――”性魔術”の勝負によってね♪」
真剣な表情をしたトマスの質問にベルフェゴールはからかいの表情で答えた。

「”性魔術”、ですか?」
「フム、初めて聞く名の魔術じゃが………もしや、異世界に存在する魔術か?」
「クスクス…………――――”性魔術”っていうのは”性交渉”により強制・契約・精気吸収等複合的な効果な力を得る魔術よ。この魔術は種族問わず”生殖能力を有する対象全てに有効な事”で有名で、レン達の世界で一般的に知られている魔術よ。何せ生殖能力があれば天使や魔族も当然だけど、神すらにも効果があるのだから♪………ここまで言えば”性魔術”の”内容”がどういうものなのか”察する”事ができるでしょう?」
エマとローゼリアの質問に対してレンは小悪魔な笑みを浮かべて答えた。
「せ、”性交渉”って、もしかして………!?」
「今の説明からして、どう考えても”そういう事”でしょうね………」
「ん。要するにあのベルフェゴールって女はリィンに抱かれたって事だね。」
「クスクス、それもリィン君が彼女を”屈服させた”と言っていたから、リィン君は”そっち方面”に関して”技術”や”経験”が豊富か、
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