暁 〜小説投稿サイト〜
英雄伝説〜灰の騎士の成り上がり〜
外伝〜想定外の起動者〜 後篇
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う新たなる主に仕える事になりました。フフッ、ちなみに”我が主”は既にこちらの世界で”英雄”として有名で、更に今回の戦争で活躍する事で”英雄”としての”箔”をつけて更なる飛躍を目指し、この身はそんな”我が主”を支える守護天使にして”英雄”たる我が主と一生を共にする女の一人としても認められていますし、更に”女神”であられるアイドス様にも直接仕えています。羨ましいでしょう?」
驚いている様子の守護天使ユリーシャの問いかけに答えたユリーシャは自慢げに胸を張って守護天使ユリーシャを挑発し
「うぐっ…………フッ、フフッ…………!それはこちらのセリフです。こちらの方のこの身は”我が主”に切り捨てられることなく、この身が再び魔法が使えるようになるまで待って頂いた上その為の協力までして頂きました。そして正式に生涯を共にする”守護天使”としての”契約”も結んでいる上、我が主が侍らせる女の一人として時折寵愛を頂いております。――――――”我が主”の慈悲深さを受ける事ができた上”娼婦”に落ちる事もなかったこの身の方がそちらにとって羨ましいのでは?」
対する守護天使ユリーシャは一瞬唸り声を上げた後すぐに気を取り直してユリーシャのように自慢げに胸を張ってユリーシャを挑発した。
「つまりそれは”今の我が主”を遠回しに侮辱している事になっていますよね…………!?」
「その言葉そっくりそのまま、お返し致します…………!」
二人のユリーシャは互いに睨み合い、その様子を見ていたその場にいる多くの者達は冷や汗をかいて表情を引き攣らせた。

「ユ、ユリーシャ、そこまでにしておいてくれ。」
「お前もだ、ユリーシャ。」
そしてそれぞれの主であるリィンとジェダルは二人のユリーシャを宥め
「その…………何か色々とすみません。」
リィンはジェダルに謝罪した。
「それについてはお互い様だから謝罪する必要はない。――――――それよりも魔法の件を除いても色々と手間がかかる”ユリーシャ”をよく引き取る事にしたものだな?」
「わ、我が主!?それはそちらのこの身の話であって、この身自身の事ではありませんよね!?」
リィンに対して静かな表情で答えたジェダルの言葉を聞いた守護天使ユリーシャは焦った様子でジェダルに訊ねたが、ジェダルは無視していた。

「ハハ、俺からしたら天使のユリーシャと”契約”できるなんて光栄だと今でも思っていますよ?」
「我が主…………!フフッ、これが”前の我が主”にはなかった”今の我が主”の魅力の一つである謙虚な所です。羨ましいですか?」
「うぐぐぐ…………っ!」
ジェダルの指摘に苦笑しながら答えたリィンの答えに目を輝かせた後ユリーシャは再び守護天使ユリーシャを挑発し、挑発された守護天使ユリーシャは唸り声をあげながらユリーシャを睨み、その様子にその場にいる全員
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