暁 〜小説投稿サイト〜
英雄伝説〜灰の騎士の成り上がり〜
外伝〜想定外の起動者〜 後篇
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の技術に興味があるのであって、エイフェリア元帥閣下と違って”騎神”の技術にはそれほど興味はありませんよ!?」
リィン達の様子を苦笑しながら見守った後興味ありげな表情でアルグレオンやエル・プラドーに視線を向けて呟いたエイフェリアの言葉にその場にいる多くの者達が冷や汗をかいて脱力している中リューンはジト目で指摘し、静かな表情で呟いたアルの推測に驚いたリセルは反論し、その様子にその場にいる多くの者達が再び冷や汗をかいて脱力した。

「クク…………それにしても、これで7体中6体の”騎神”と”起動者”が判明した事になるが、残り一体はどういう状況なんだろうな?」
「残りの騎神…………”黒の騎神”ですか。既に6体の”騎神”が目覚めている以上、残り一体の騎神も目覚めて”起動者”がいる可能性は十分に考えられますよね。」
「フフ、鋭いですね。そちらの二人の仰る通り”黒の騎神”も既に目覚めていて、”起動者”も存在しています。」
エイフェリア達の様子を面白そうに見つめた後気を取り直してある疑問を口にしたフォルデの言葉を聞いたステラが考え込んでいるとリアンヌが答えを口にし、その答えを聞いたその場にいる多くの者達は驚いた。
「その口ぶりだと、”黒の騎神”の”起動者”も知っているのか?」
「はい。”黒の騎神”の名は”イシュメルガ”。”獅子戦役”、”ハーメルの惨劇”を始めとしたエレボニアの多くの人々の運命を狂わせた全ての”元凶”にして他の6騎とは別格の力を誇る”最強の騎神”。そして”起動者”はエレボニア稀代の宰相――――――”鉄血宰相”ギリアス・オズボーンです。」
「!!」
そしてリウイに訊ねられたリアンヌは重々しい口調で驚愕の事実を口にし、その事実を知ったその場にいる多くの者達は驚愕の表情を浮かべた。その後リアンヌは”黒の騎神”について自身が知る限りの情報をその場にいる全員に伝えた。

こうして…………アルスターの民達は多くの英雄達の活躍によって、”第二のハーメル”の犠牲者になる運命から逃れる事ができ…………エリスは”黒の工房”や”結社”どころか、オズボーン宰相すらも予想できず、未だ把握していない”想定外の起動者”となった――――――
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