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ロックマンX〜Vermilion Warrior〜
第78話:Ocean
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だな」

掴まれたスティングレンのバスターがゼロの凄まじい握?でへこんでいく。

「ぬ、おおお!?(な、何と言う膂力だ!?こ、こんな細身のどこにこんな力が!?)」

「」お前にも退けない理由があるように俺にも退けない理由がある。こんな大変な事態にも関わらずに独断行動をしようとした俺を信じて送り出してくれた友の想いに応えるためにも、必ずカーネルを見つけ出し、レプリフォースを止める!!」

スティングレンを戦艦に向けて投げ飛ばし、戦艦の甲板に叩き付ける。

ゼロは疑似飛行技でスティングレンに肉薄するとセイバーによる高速連?を浴びせた。

「ぐああああっ!!」

「水中と空中では追い詰められたが、地上戦では俺は負けん!!」

スティングレンはゼロの繰り出す斬?を何とか耐えながらかつてのカーネルとの会話を思い出していた。

あれは確か自分がまだレプリフォースに配属されたばかりの頃だろうか。

『大丈夫ですかカーネル隊長』

まだ新人だった頃の自分をイレギュラーからの攻撃から庇って怪我をしたカーネルの身を案じるスティングレン。

『馬鹿を言うな』

『しかしその傷は……私を庇って……』

『スティングレンよ、部下を守り、敵を倒し、生還する。これこそ軍人冥利に尽きると言うものだ』

そうスティングレンに語るカーネルの表情はとても誇らしげであった。

『カーネル隊長……』

『痛…しかし…奴には見られたくない様だな』

しかし傷が痛むのか、傷口を押さえながら顔を顰めた。

『あ、奴?』

『真紅のボディと風に流れる金色の髪、最強のハンター……ゼロ!!あいつなら部下も自分も傷付けず敵を倒すだろう……私の終生のライバルだ』

『(カーネル殿がライバルと呼ぶ男……ゼロ!会ってみたい!そしていつか所属の枠を越え、共に戦ってみたい!共に………戦い…………たい……)』

そして意識は現実に戻り、スティングレンは太刀筋を見切ってゼロの腕を掴んだ。

「何!?」

「貴様はカーネル殿に信用されていた!貴様は認められていた!!それなのにぃいーーー!!」

ゼロを殴り飛ばし、そして馬乗りになるとゼロに拳を振るう。

「ぐっ!!」

「カーネル殿を裏切った!カーネル殿の信念に刃を向けた!!絶対に……絶対にぃいぃいーっ、許さぁあんん!!」

「黙れ…!共に歩むだけが友情とは違う!!そんなことも分からん奴が…友情を語るな!!」

ゼロもスティングレンに殴り、そして蹴りを入れることで何とか吹き飛ばす。

「何としてでも貴様にカーネルの居場所を吐いてもらうぞ!!」

「ほざけ!!カーネル殿を裏切った罪、体に刻み込んでくれる!!」

ゼロとスティングレンが激突する直前、甲板に脱
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