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魔法少女リリカルなのはStrikerS 前衛の守護者
第七話 模擬戦 AMFの驚異!
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しでそりゃないでしょう、ティアナさん。

まあ、確かにまだ何もやってないけど。

とりあえず、気になる事があったので、エリオの確認の念話を送る。

『エリオ、どうやってターゲットの前に回り込めた?』

気がついたら、ガジェットの前にいたエリオ。どうやったんだろ?

『えっと、ソニックムーブを使って外側から回り込みました』

ソニックムーブが使えるのか!

参ったね。間違いなく魔力量、才能はオレよりエリオの方が上だ。

オレの最速移動魔法はフラッシュムーブだけど、ソニックと比べると初速も継続時間も劣る下位魔法だ。

………今度、ソニック教わろう。

『エリオ、そのままの距離でガジェットを追跡してくれ。ティアナの指示が出るまで攻撃は無し、な』

『は、はい!』

エリオに指示を出して、オレはガジェットの追跡を続ける。

「どうするの、アスカ?」

隣を走るスバルが聞いてきた。

「オレの攻撃じゃ撃墜は無理、スバルとエリオの攻撃は避けられる。じゃあ、射撃に任せてみようぜ」

クイックイッと後ろを指した。頼むぜ、ティアナ。





ティアナside

まったく不甲斐ない。

勝手に動くわ、攻撃するわ。

何とかアスカがコントロールしたみたいだけど、アイツはアイツで動かないわでどーしろって言うのよ!

ガジェットの性能がわからないにのに、その機能を前衛があぶり出してくれないし。

こうなったら、アタシが何とかするしかない。

チビッコ、キャロって言ったっけ?どの程度使えるのかわからないけど、やってみるか。

「キャロ、威力強化お願い」

アタシはアンカーガンを構えて狙いをつける。

「はい、ケリュケイオン!」

後ろでキャロの声がして、アンカーガンの先に形成された魔力弾の光が強まる。

力強い魔力が身体を駆け巡って銃口に集まってるみたい。

ブースト魔法って初めてだけど、こんなに凄いんだ。それを使えるキャロも、凄いわね。

よし、これなら!

逃走するガジェットを捕らえて、アタシは引き金を引いた。

「シュウゥゥゥト!」

ガン!ガン!ガン!ガン!

4発の魔力弾をガジェットに放つ。

撃墜確実!と思ったら、ガジェットが逃走をやめて、アタシの撃った魔力弾に向き直り、波紋状のバリアみたいのを発生させた。

なに、あれ?






outside

「フィールドエフェクト?」

ガジェットの波紋を見てアスカが首を捻る。

次の瞬間、信じられない光景を目にする事になった。

ティアナの撃った魔力弾は、そのバリアに阻まれて消滅してしまったのだ。

「んな!!」

唖然とするアスカ。

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