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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜 戦争回避成功ルート
第24話
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けじゃない。」

「そ、それは…………」

「………………」

「…………ッ……!」

「ユーシス……」

「………………」

「……返す言葉もない……」

「あなた…………」

レンの正論に反論できないアルフィン皇女は辛そうな表情で顔を俯かせ、セドリック皇太子は辛そうな表情で黙り込み、辛そうな表情で唇を噛みしめて身体を震わせているユーシスをラウラは心配そうな表情で見つめ、アルゼイド子爵は目を伏せて黙り込み、疲れた表情で肩を落としているユーゲント三世をプリシラ皇妃は心配そうな表情で見つめた。



「この内戦やメンフィルとの外交問題が終わったら、”戦争回避条約”によって罰せられる”アルバレア公爵家”と”カイエン公爵家”を除いた残りの”四大名門”もそうだけど、彼らに加担した貴族達も”粛清”して、更に帝国貴族達が持つ数々の”特権”を剥奪して貴族達が持つ”力”を衰退させて、帝国貴族達が2度とエレボニア皇家に歯向かう事ができないようにした方がいいと思うわよ?でないといつかまた、貴族達によるクーデター―――内戦が起こるでしょうし。」

「………………」

「……レン姫。それは今まで貴族に数々の特権を持たせていたエレボニアの政治に対する皮肉だろうか?」

レンの指摘にユーゲント三世は目を伏せて黙り込み、オリヴァルト皇子は真剣な表情で問いかけた。

「うふふ、勘繰りすぎよ。レンはただ同じ皇家に所属している者として純粋に助言と忠告をしただけよ♪」

「……あの、参考までに聞きたいのですが。もしレン姫がエレボニアの皇帝だったら、内戦を終結させ、メンフィルと和解できたエレボニアはまず何をすべきだと思っているのですか?」

レンの答えを聞いたセドリック皇太子は複雑そうな表情でレンを見つめて尋ねた。



「そうねぇ……”首謀者”の一角である”四大名門”や内戦に加担した貴族達の粛清は当然として、レンなら真っ先に領邦軍の制度を廃止するわね。」

「ええっ!?」

「りょ、領邦軍の制度を廃止するって……!」

「そんな事をしたら各地の治安が乱れるぞ!?」

「……レン姫。エレボニアは広大な領地に対して正規軍だけでは治安を保てない故それをカバーする為に領邦軍が存在している事はご存知ですよね?その存在を廃止するなんてことをしたら、正規軍ではカバーしきれない領地が出てきます。それに関しての対策はあるんですか?」

レンの答えを聞いたアリサは驚き、エリオットは信じられない表情をし、トヴァルは厳しい表情で声をあげ、リィンは真剣な表情で指摘した。



「そんなの簡単よ。領邦軍にはエレボニア皇家に逆らい、内戦に加担した”厳罰”として全員強制的に正規軍に移籍させて、領地の治安を守る部隊みたいなのを作っ
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