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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
外伝〜それぞれの動き〜後篇
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の子達をみんな幸せにする為に爵位が上がる事はむしろ好都合じゃないかしら♪改めて思うとリィンお兄さんって凄いわね♪自分の実家より”格”が上の家の女の子達を次々と落としているんだから、シュバルツァー家は政略結婚という方法を使う必要がないじゃない♪」
「レ、レン!」
からかいの表情で言ったレンの発言を聞いたリフィアが表情を青褪めさせたその時
「フ、フフッ。確かに言われてみればそうですよね?さすが兄様ですね。少し目を離した隙に、次々と増やしていってるんですから。それも権力のある家のご息女達ばかりを。結婚したら、私とエリスに誰よりも多く子供達を孕ませてもらいますから今から楽しみにしていてくださいね?ウフフフフフフフ………!」
「……………………」
「クスクス、シュバルツァー家の未来は子沢山で、賑やかな家庭になりそうね♪」
エリゼは膨大な威圧を纏って、目にも見えるほどの怒気をメラメラ燃やしながら微笑み、その様子を見たリフィアは表情を青褪めさせて身体を震わせ、レンはからかいの表情になった。
〜クロスベル市・ジオフロントB区画〜
「―――ウフフ、なるほど。なかなかどうして使いやすい端末じゃないか。」
一方その頃片腕の少年がクロスベルの地下水道のどこかの部屋にある端末を操作していた。
「財団きっての天才SE、ヨナ・セイクリッド少年か。旧式のネットワークとはいえここまでの環境を構築するとはね。”殲滅天使”が捕捉されたっていうのもあながちマグレじゃなさそうだな。」
少年が端末を操作すると端末の画面になんと蛇が自身の尾を喰らっている姿の紋章が現れた!
「”
星辰
(
アストラル
)
のコード”のインストールを完了……それじゃあ始めようかな。―――位相空間にアクセス。導力ネットの全領域を開始。複数ルートからの侵入経路を確保。第一、第二、第三防壁をクリア……ロジックキーの解除に成功、メイン端末への最終防壁への攻略……」
少年が端末の操作を追えると画面に”MISSION COMPLETE"という文字が現れた!
「フフ、さすが博士が自慢するだけはあるかもね。さてと、お楽しみは取っておくとして仕掛けのネタを漁ろうかな。」
するとその時、警告する画面が出てきた。
「おっと……こっちでふんじゃったか。ウフフ……やるねえ、ソバカス君。でも、この仕掛けだと明日くらいまでバレないかな?せっかくだから色々、愉しませてもらおうっと♪」
その後少年は端末の操作を続けていた。
同日、25:30――
〜アルゼイド子爵邸〜
「…………………」
全員が寝静まったその頃、アイドスは夜空に浮かぶ月を見つめていた。
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