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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
外伝〜それぞれの動き〜後篇
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貴女のせいでしょうが。カシウス准将から鍛え上げてもらえるように手配してくれた事については陛下達に感謝しているけど、まさか秘書みたいな事をさせられる事になるとは思わなかったわよ…………ハア…………」

エリゼは呆れた表情でリフィアを見つめた後溜息を吐いた。



「クスクス♪メイドに呼び捨てされ、さらには政務関係もできるメイドを持つ皇女なんてリフィアお姉様ぐらいよ♪」

「……リフィアの型破りさに付いて行き、さらにフォローができるようにならないと、リフィアの専属侍女長はやって行けませんので。」

小悪魔な笑みを浮かべるレンに見つめられたエリゼは疲れた表情で溜息を吐いた。



「クスクス、いいじゃない♪パパも貴女がリフィアお姉様を見張ってくれているおかげで大分手間が省けたってぼやいていたし、貴女自身、”剣聖”や”姫将軍”さんから剣術や魔術、政務関係を教えてもらって色々と成長したじゃない♪」

「……まあ、だからこそ余もお主にエステル達のように私的な場では呼び捨てで余の名前を呼ぶ事や、気軽な態度で接する事を許したのだしな。……余の忠実にして優秀なる下僕にして信頼ある友になったからには絶対に手放さないから、覚悟しておけよ?」

「だから下僕じゃなくて、”臣下”って呼びなさいよ。ねえ、リフィア。前々から聞きたいと思っていたけどメンフィルは本当にリフィアの提案を実行するつもりなの?」

リフィアの発言に呆れた表情で溜息を吐いたエリゼはすぐに気を取りなおして複雑そうな表情でリフィアを見つめて尋ねた。



「む?何のことじゃ?」

「……当主が父様から兄様に代替わりした際、シュバルツァー家の爵位を上げる話よ。」

「おお、その話か!何が不満なのだ?お主の出世や兄の活躍によって実家の爵位も上げる事は親孝行に繋がると思うが?」

「別に不満とは思ってないわ。貴族の爵位では一番低い”男爵”のシュバルツァー家の爵位が上がる事は勿論シュバルツァー家の一員として嬉しいし、兄様の活躍を認めてくれた事に関しても私個人としても嬉しい話よ?でも、幾ら何でも一気に2段階も爵位を上げて”伯爵”にするのは特別扱いをしすぎていると思うのだけれど。私としては爵位を”子爵”に上げてもらうだけでも十分嬉しいわよ?」

「うふふ、謙遜する事はないと思うわよ。エリゼお姉さんがリフィアお姉様の専属侍女長を務めている事自体も十分凄いのに、リィンお兄さんは”七大罪”の一柱に加えて”精霊王女”の協力まで取り付けたんだから。それにツーヤの妹のセレーネと将来結ばれる可能性が非常に高いんだから、別に迷う必要はないと思うわよ♪あ、後ラインフォルトグループの会長の娘やアルフィン皇女にも好意を抱かれているんだったわね?だったら、リィンお兄さんに好かれている女
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