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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
外伝〜”盗獅子”との契約〜
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えばそこの銀髪の男がさっき”異世界”とか口にしていたけど、もしかして貴女達、噂になっている異世界から来ているのかしら?今まで見た事のない魔術とかも使っていたし。」

「そ、それは……」

「……どこで異世界の事を知った?」

興味ありげな表情をしているヴァレフォルに見つめられたエマは答えを濁し、レーヴェは目を細めてヴァレフォルを見つめた。



「ちちちっ、この”盗獅子”ヴァレフォル様にかかれば、そのくらいの情報も簡単に手に入れているわ。…………―――決めたわ!ワタシはしばらく、貴女達について行く事にするわ♪」

「ええっ!?」

「意味不明。」

「……何が狙いだ。」

ヴァレフォルの提案を聞いたプリネは驚き、フィーはジト目になり、レーヴェは目を細めてヴァレフォルを睨んだ。



「機会があれば異世界にもこの”盗獅子”ヴァレフォル様の名を轟かせたいと思っていたのよ。」

「……我々の世界で盗賊行為をするのなら、賛同しかねない話だな。」

ヴァレフォルの説明を聞いたラウラは眉を顰めて答えた。

「何度も言っているようにワタシは”盗賊”じゃなくて”怪盗”よ。それに異世界を冒険するなんて、楽しそうだしね♪……まあ、そこまでワタシの事を疑うなら、ワタシの良さを教えてあげる為に一時的に”契約”してあげてもいいわよ?」

「ええっ!?け、”契約”……という事は使い魔になるんですか!?」

そしてヴァレフォルの申し出を聞いたプリネは驚き

「先に行っておくが俺は貴様のような盗賊はいらんぞ。」

「ム……ワタシも貴方のような生意気な男はこっちから願い下げよ。」

ユーシスの言葉を聞いたヴァレフォルはユーシスを睨んだ後プリネ達を見回した。



「それに”契約”するならやっぱり女の子の方がいいしね〜、どの娘にしようかな〜……っと。―――ふふっ、貴女に決めたわ♪」

「ええっ!?わ、私ですか……!?」

ヴァレフォルに指名されたエマは驚き

「何でプリネにしないの?プリネは他にも使い魔がいるよ?」

フィーは首を傾げて尋ねた。

「その娘も悪くないけど、さっきワタシと戦った一角の弓使いがなんか口うるさそうだし。」

(フン!何があって我の事を忘れたのか知らんが、貴様のようなやかましい娘は我も願い下げだ!)

ヴァレフォルの答えを聞いたアムドシアスは鼻を鳴らして呟いた。



「え、えっと……考え直した方がいいと思いますよ?ヴァレフォルさんのような強い方が私に協力して頂くなんて、恐れ多いですし……」

「ふふふっ、その殊勝な態度と言い、シュリを思い出させてくれるわね〜♪えいっ♪」

「キャッ!?」

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