外伝 シンフォギアGX編
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いていたが、ギリギリの所で許可が下りたようで、響、翼、クリスの三人が現場に急行する事に。
未来は装者としての日がまだ浅く、メディカル的にNG。成層圏での活動はミライがストップさせた。
マリア、調、切歌は今はまだ拘束中。
「ミライくんが行けなかったのが痛いな」
とスキニルブリッジの弦十郎。
ミライはブリッジでコンソールを叩いていた。
「搬入途中で装者搬送用ミサイルはあの一機だけでしたからね」
あのポッドでは三人しか乗れない。
響達はシャトルに取り付くと腰のブーツター等を燃焼させて減速させたが…初期計算の街への落下こそ免れたが、未だ山脈への激突コースだ。
「あーあ、派手にやる…」
カラコルム山渓、K2の山頂付近をシンフォギアの力で強引に切り開き、落下するシャトルを通る隙間を作った。
しかし、K2に不時着したシャトルは船体を擦りながら滑り落ちて行き…その先に有るのは小さな村。
「あちゃぁ…これはやばいか?」
「響…」
街のメインストリートをシャトルがスライドしていき…終点には大きめの建物。
「なげた…」
「なげたね…」
響がシャトルの正面に回りこみ、シンフォギアの力でシャトル全体を包み込みコーティングし強度を上げると、尖塔を支点にして放り投げたのだった。
ギリギリのところでシャトルと建物の衝突は回避され、シャトルは建物を背もたれにするように垂直に止まった。
「まったく響は…わたしの想像を軽く超えてくれるわ」
「うん、でもそれが人助けに全力の響らしい」
「そうかもね」
なんて事件が尾を引いて、特異災害対策二課は国連直轄の超常災害対策機動タスクフォース『S.O.N.G.』(Squad of Nexus Guardians)として再編され、シンフォギア装者はそこに組み込まれる事になった。
英語で書かれた誓約書に目を通す。
響、未来、翼、クリスと書かれている事の意味が分らないと言った表情。
まぁ条件設定の段階で弦十郎さんがこちらの不利益になうような事は出来るだけ無いように気遣っているだろうが…
『よろしければ、こちらにサインを』
と英語で勧める国連所属の外交官。
『はっ』
と、ミライは鼻で笑ってその契約書を切り刻んだ。
「ミライ?」
「ミライちゃんっ!?」
『君はいったいなにを…』
『俺らは兵器じゃない。それを手前勝手にいいように出来るような契約書にサインなんか出来るかよ』
『くっ…』
『行動の自由及びプライバシーの確保。国家同士、または民族同士の戦争に対する非介入。災害救助も拠点から駆けつけれる範囲に限定する。また、先史文明の遺産や超常現象に関する事例に限りいかな法令も遵
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