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少年は魔人になるようです
第97話 少年達は壁に立ち向かうようです
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―――翌日

Side 千雨

「う〜〜むむむむ……ぐぐむぬぬ。…………うぬぬぬぬぬぬ……!」


昼ちょい過ぎ、私は先生達が修行していた岩礁地帯でウロウロしながら

イライラしつつチラチラ先生が最終調整として入ってった巻物と、コタが入ってる

ダイオラマ球を見ていた。しかし・・・そろそろ限界だ。


「まだかよッ!?」

「両方ともまだだな。焦ったってしかたねぇぜ千雨っち。」


そろそろ試合開始だってのに二人がまだ戻って来ないもんで、私はカモに当たるしかなくなって来た。

ったく、なんでこうあーゆー男は目一杯まで時間かけやがるのかなぁ!?

とイライラを更につのらせてたら、飛行船に乗って闘技場に様子を見に行ってた連中が戻って来た。


「千雨ちゃーん!迎えに着たわよー!」

「ちょっとやばいわよ、会場もう開いちゃってるわよ!」

「なにっ、もうそんな時間か!?」

「まさかあの二人まだ修行してんの!?」

「そうだよ!」


私の言葉を聞いて、元々我慢出来ない神楽坂とアーニャがダイオラマ球を叩いて

叫ぶ。いや、そっちコタしか入ってねぇんだけど・・・。


「や、兄貴はあの中だ。」

「巻物!?」

「そっちだけでは足りんと言い出してな。朝から私のを貸している。」

「エヴァちゃん!?」


そうこうしている内に、出場者以外の関係者がほぼ全員揃っちまった。

ったくよぉぉぉ!朝っぱらから何やってるか知らねぇけど時間に余裕あると

思うなよ!?いくら開始が三時からだからって引っ張りすぎなんだよ!


「でもこのタイプの空間幽閉型巻物って、精神的な鍛錬しか出来ねぇんだよな?」

「ああ。だが、魔法使いならやれる事は幾らでもあるからな。運用効率の向上とか、

ぼーやならそれこそ『闇の魔法』の技能向上も出来る。」


いずれにしても外からは止められん、とエヴァはどっかからティーセットを

持ち出して優雅にお茶会を始めやがった。ったく、こいつもこいつで、頼まれた

からって良くやるわ。・・・ま、人の事は言えねぇ。っつーか私の方が馬鹿なのか。


・・・・・・・・・
・・・・・・
・・・


「っだぁぁーーー!もう一時間経つわよ!?流石にもう待てないわ!」

「ちょっとネギ、何時までやってんのよぉ−−−!?」


更に一時間、とうとう試合開始まで三十分まで時間が押し迫ったにも拘らず姿を

見せない二人に、短気嫁二人がキレて、またしてもダイオラマ球を叩き始めた。

だからそっちコタしか入ってねぇんだって。


「試合開始までに誰もいなかったら棄権扱いになってしまうアルよ!」

「まさか今更
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