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妖精の義兄妹の絆
咎の炎と竜水
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分のギルドを守る為なんだ!!!!お願い!!!グランディーネ!!!!力を貸してっ!!!!」

























そして、1番魔水晶
「これは咎の炎。許しなんていらない。今は君に力を与えたい。オレは君を信じる。










エルザが信じる男をオレは信じる。」
その真剣な顔、言葉にナツは応えるかのように炎を受け取った。

ゴフッ ゴオォォォォ


がっ がぶっ がぶ

ナツの体は金色に包まれていき、それを無我夢中になって食べ始めた。
「フン。」

がばばばっ がばばば

「頼んだ…ぞ。」

ゴクリ

「ごちそー様。」
ナツは全ての金色の炎を喰らい、そして体の至る所から炎を撒き散らした。

ゴオォォ ゴオオオオオ

「確かに受け取ったぞ。ジェラール。」
「咎の炎か。それを喰らっちまったら貴様も同罪か。」
「罪には慣れてんだ。妖精の尻尾の魔道士は。本当の罪は…眼をそらす事。」

バキバキ















ドゴォン

「誰も信じられなくなる事だァ!!!!」
ナツはいきよいよく全力を持ってゼロに突撃した。
ゼロもこればっかりは避けられなかった。

ドカッ

ナツは瞬時にゼロの体を持ち上げ投げ飛ばす。
「ちっ。」

ビッ

ゼロはすぐさま態勢を整え攻撃に移った。だが、

バチィッ

ナツはゼロの強力な攻撃を片手で弾いた。先程は止める事で大ダメージを受けていた。
ゼロもそれには驚いている。

ピキ パキ

そして、ナツにはある変化が起きていた。


























そして、ここでもある変化が起きていた。

フォォォォ

辺りは土煙で支配され状況が読み取れない。ただ一人を除いて。
「…。」
ランスはその場に立ち尽くしていた。負けたからじゃない。当たり前の勝利を掴み、
当たり前の結果に満足していないからだ。
「…さて、報酬貰って帰るか。」

カタ

「!!」
煙の中で何か音が聞こえた気がした。顔を煙の中へと向けた。
だが、今は何も聞こえない。空耳だったのかと顔を戻した。
奴が生きてるわけが無い。本気ではないにしろあれだけの攻撃を喰らったのだ。
生きているわけが…

ヒュウゥゥゥ

「…どうなっている。」
ランスは多少なりとも困惑した。
部屋を支配していた土煙が異様な形で流れているからだ。それは一つの核に集まっている。
タクヤが倒れているはずの場所に。

ゴオオオオオ

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