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『自分:第1章』

作者:零那
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『成就』

ユウは一旦家帰ってまた来るって言って出て行った。
自分は仕事行ける状態じゃ無かったから休む事に。
一睡もせず包丁持つ仕事は無理。
ユウは、登校するフリして、お母さんの作った弁当を持って出て来た。
学校はズル休み。


ユウから『付き合おう』って。
3回もフッといて。
笑えた。
ただ、可哀想とか、同情や正義とか?
でも単純に嬉しかった。
たぶん18年間の人生で一番幸せを感じた瞬間。


寝てなかったからベッドで就寝。
誰かと一緒に寝るのは緊張した。
妙に恥ずかしかった。


お昼、ユウのお母さんが作ったお弁当をツマミ食いした。
あと、ユウは童貞を捨てた。


合い鍵を作ることに。
皆に寒い中待ってて貰うのも悪いしユウに預けとけば問題無いやろうし。
皆がワイワイしよんを見るのが楽しい。
独りじゃないって思える。

皆の溜まり場。
その提供。
自分が居ても許される。

ユウはたまに泊まっていく。
アイツが夜中に来るの知ってるから。
玄関開けんかったら窓ドンドンするし近所迷惑やから開けるしか無かった。
 
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