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『自分:第1章』

作者:零那
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『片想い』

この頃、いつも一緒だったユウに片想いした。
でも、ユウは県外の逢ったこと無いメル友の事が好き。
ユウ、高校2年の冬。
『卒業したらアッチに行く』って言ってた。

ユウには3回告った。
で、3回フラれた。
今迄の人生で見たこと無いタイプの人間。
相当惹かれた。
ひつこい自分に引いた。


数日後、マサの部屋で皆でゲームしてた。
零那はそれを見てた。
ユウが帰るって言って皆が動き出した。
また独りの家に帰らなあかん...

分かれ道。
アイツが来る言うた。
また餌食になるんか...
泣きそう...
そう思った時、後ろからユウが戻って来た。
『やっぱ帰らんとこ。家行ってええ?てか行くけど。』って。
『うん!!』
涙出たんバレた。
3人で帰った。


玄関入って、そのまま玄関に背を向ける形でユウがコタツに入った。
次にアイツがベッドを背もたれにする形で座った。
零那はベッドに座った。
ほなコッチ来いやってアイツに落とされた。
横は有り得ん。
テレビを背に、ユウを前に座った。


ユウにメールした。
[コイツ帰らしてくれん?]
ユウはその画面を本人に見せた。
は?
そりゃ自分が悪いけど...
『ふぅ~ん...帰って欲しい?帰らん。』
腹立つ。

めっちゃ泣きそう。
なんなん、この苦痛な時間。

ユウは泊まる言うて寝るし。
此処で餌食なるんは勘弁。
ユウはスグ寝息をたてた。
涙出てきた。
アイツが寄って来る。
即入してくる。
子供並の小さいモノ。
でも濡れて無いから痛い。
何より屈辱。
最悪。
惨めだった。
思わず号泣してしまった。
同時に『ガッ!!』殴る音がした。
挿入物が無い。

ユウは寝たフリしてコイツに思い知らせようとしたらしい。
『こっちおいで』って言われて更に涙止まらんなった。
ユウの横行ってズット泣いてた。
安心したのもあるんかな。

ユウが『オマエはさっさと寝ろ!二度とコイツに触れるな!』って。
おとなしく寝た。
朝、出て行かした。

 
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