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ソードアート・オンライン~狩人と黒の剣士~

作者:村雲恭夜
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家族の団らん?

 
前書き
お待たせして申し訳御座いません!!モンハン3Gやってました!!
ライト「胸はって言える様な事じゃねぇだろ!!つか、まだ4買ってねぇのかよ!!そろそろ4G出るぞ!?」
………バイトしたくても出来ない赤点者に文句を言うのかね?
ライト「自業自得だろ、んなもん!!」
そりゃそうだがね。では本編再開です!!明日から真っ先に更新します、実習あるから午後位に覗いてください。 

 
次の日、目が覚めると何故かハミングが聞こえた。不思議に思い立ち上がると、少女が歌っていた。但し、目は閉じて。
同じ瞬間にアスナも起きたらしく、キリトを叩き起こしていた。
「……おはよう。どうかした?」
「早く、こっちに来て!」
キリトがアスナのベッドを覗き込むと、驚愕の顔になった。俺もキリト達の方にいく。
「歌ってる……!?」
「う、うん……」
アスナは少女を揺すりながら呼んだ。
「ね、起きて……。目を覚まして」
すると、少女の瞼が上がり、目を覚ました。
「……良かった、目が覚めたのね。自分がどうなったか、解る?」
すると、少女は小さく首を振る。
「そう……。お名前は?言える?」
「……な……まえ……。わた……しの……なまえ……」
少女は首をかしげると、
「ゆ……い。ゆい。それが……名前………」
「ユイ……か。可愛い名前だな。……何?」
俺がユイにそう言うと、何故かキリトとアスナに驚かれた。
「ライト……子供好き……だから」
ミザールが寝惚けながら指摘する。だって可愛いし、純粋だし、小さいじゃん。心の癒しだぜ?
「まぁ良いや。私はアスナ。この人はキリト。で、あの人はライト。その人はミザールよ」
「あ……うな。き……と。らう……と。みざ……る」
………言語が幼児。完璧癒しだな。
「ね、ユイちゃん。どうして22層に居たの?何処かに、お父さんかお母さんは居ないの?」
すると、暫く沈黙した後、首を振った。
「わかん……ない……。なん……にも、わかんない……」
ユイにミルクをすすめると、少しずつ飲み始めたので、俺達はすみに移動すると意見交換を始めた。
「ね、キリト君。どう思う……?」
「記憶は……無い様だな。でも、それより……あの様子だと、精神に、ダメージが……」
いや、違うな。バーチャルで精神ダメージがあるとは思えない。そもそも意思疎通は出来たし、その線は薄い。が、それだけでは立証は出来ん……か。
「どうしたの、ライト君?」
「ん、何でもない」
とにかく、今はどうにかする方が先決だし、プレイヤーバグの線は消えていない。このまま様子見だな。
俺はキリト達がユイの方に移動したのでそれに倣う事にした。

「やあ、ユイちゃん。……ユイって、呼んでいい?」
顔を上げたユイが、こくりと頷く。
「そうか。じゃあユイも俺の事、キリトって呼んでくれ」
「き……と」
「キリトだよ。き・り・と」
「……」
暫く黙り混んだ後。
「……きいと」
と言った。爆笑物だったが、キリトに睨まれ、笑うのは自重する。
「ちょっと難しかったかな。何でも、言いやすい呼び方で良いよ」
再びユイは考え込んだ。やがて、顔を上げると、
「……パパ」
次いでアスナを見上げて言う。
「あうなは……ママ」
アスナは微笑と共に頷いた。
「ママ!」
アスナはユイを抱いたまま涙を流し始める。何か、現実の親と違うなと見ていると、
「らうとは……にい!」
……にい?にいってあれか?お兄さんの事?同年代の親はいらん。ユイだけで十分。
「みざるはねぇ!」
ミザールに関してはお姉さんと来たか……。あれ?ちょっとミザールさん泣いてない!?それほどまで嬉しいか!?
……何だろうこのカオス。順応仕切れない俺が悪いのか?
悪くない、悪くない。俺は悪くない。そう、自分に言い聞かせた。

ホットミルクを飲み、小さな丸パン一つ食べると、ユイは再び寝た。
「わたし……わたし……」
アスナが口を開く。
「ごめんね、わたし、どうしていいか判んないよ」
「……この子が記憶を取り戻すまで、ずっとここで面倒見たいとか思ってるんだろ?気持ちは……解るよ。俺もそうしたい。でもな……ジレンマだよな……。そうしたら当分攻略に戻れないし、その分この子が解放されるのも遅れる……」
「うん……それは……そうだね」
「取り合えず出来る事をしよう」
「……」
俺はその話を聞きながら、左手でウインドウを開く。写し出されているのは、この世界に存在する筈だった<メンタルヘルス・カウンセリングプログラム>の項目だった。
(やはり、か……。茅場先生、一体、貴方は何がしたいんだ………?)
俺はそのまま右手でウインドウを開き、何事もなかったかのように操作する。
「まず、はじまりの街にこの子の親とかが居ないか探しに行くんだ。これだけ目立つプレイヤーなら、少なくとも知ってる人間は居ると思うし」
「……」
「……?どうしたの?」
「な、何でも無いよ!!」
「どうせ、本当の子供みたいにユイの事を思ってるんだろ」
すると、アスナが顔を赤くした。
「一つ、言っておくが……あまり深入りはしない方が良い」
「……?どうして?」
「……事実を知って、別れが辛くなるだけだ」
俺はウインドウを閉じ、そのままソファーに寝っ転がり、眠り始めた。 
 

 
後書き
はい、伏線張り完了!!
ライト「解る解らないの伏線だな。勘の良い人は解るかな、俺の正体?」
ヒントは、茅場先生って言ってる所だね。
ライト「七月最後まで更新待たせてごめんなさい!!前述どーり、明日から率先して更新していきますのでどうか、俺を嫌いにならないで下さい!!後、感想くれると、作者がやる気出しますので何卒、御協力下さい!!」
次回、はじまりの街と久しい友。新キャラ登場!!えーと、何人目?
ライト「四人目だったか?」
ともかく、よろしくお願いします!! 
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