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~MHO~ モンスターハンターオンライン

作者:エミル
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幻獣キリンと雪山の捕食者

 
前書き

カリト
武器:ブラッシュデイム(大剣)
防具:レウスSシリーズ




モーラン
武器:ギザミヘッドアックス(ハンマー)
防具:ガンキンSシリーズ




レイア
武器:ヤミノヒツギ(狩猟笛)
防具:レイアSシリーズ



カナミ
武器:イフリートマロウ(片手剣)
防具:ナルガSシリーズ




アスナ
武器:スパークラグ(ランス)
防具:ベリオSシリーズ 

 
攻略の方も順調に進んで今は46層まで行っている。現在、俺達は2ndと2ndGで有名なポッケ村に向かっていた。向かうには雪山を通る必要がある。最初は楽勝だと思っていたが………


第46層・フラヒヤ山脈



カ「ふぇっくしょ─────い!!」
モ「ささささ…………寒い」
レ「ホットドリンク飲んでも…結構……寒いじゃない……」
カ「あたし…ナルガ装備だ……からもっと………寒い……よ」
ア「あたしは全然寒くないよ」

この通り見事に全員(アスナ以外)凍えていた。アスナにはベリオ装備のスキル、寒さ無効[大](装飾品あり)があるので俺達とは違って震えすらしていない

モ「後……どれくらい……で着くんだよ……?」
カ「もう…ちょいだ……頑張って………いくぞ」

震える体を動かしながら一歩一歩、俺達は前に進む。すると、アスナが足を止める


ア「ねぇ……何か光っているわよ………」
カ「何言ってんだよ……こんな吹雪の中に光なんてあるわけ…」

幻覚でも見てんだろと思ったが、本当に何かが光っていた。でも………光にしてはおかしい。あれは電気か……?

レ「もしかして…あれって…………キリン!?」




───キリン。古龍種に属する幻の生物。このアインクラッドにもいるが、非常にキリンについての情報が無いに等しい。あの情報屋の〈鼠のアルゴ〉も一度もキリンの姿を目撃をしたことがない。それ故に誰も倒したことがない




カ「……戦闘準備しとけ。やばいぜ………」
カ「まさか……こん…な所で………キリンに会う……なんてね」
ア「カナミ、大丈夫?凄い震えてるし」
モ「俺達……生きて帰れるかなぁ……?」
レ「まずは…できるだけ……やってみましょう」

この環境の中で俺達はもう寒さで限界寸前。それに比べ、キリンはこの寒さでもピンピンしている

キ「ヒヒ─────ン!!!!」

キリンは一鳴きすると、周りに雷が落ちる。それと同時に俺はブラッシュデイムを構える。だが、キリンは俺達に近づこうともせずそのまま雪山の奥に立ち去っていった


カ「何だったんだ……一体…………」
モ「とりあえず…………助かったみたい…だな……」
レ「早く…ポッケ村に向かいましょう………」
カ「あたし……もう……限界…………」
ア「警戒しながら進みましょ。また来るかもしれないし」

その後、何度かキリンに遭遇するが一体も俺達に攻撃を仕掛けてくるやつはいなかった









ポッケ村・集会所

カ「あ~~~~あったけぇ……」
モ「コーヒーもうめぇ……」
レ「震えがやっと止まったわ……」
カ「あたしまだ少し寒い……」

何とかポッケ村にたどり着き、集会所で休んでいた

モ「ありゃ?そういやアスナちゃんは?」
レ「さっき買い物に行ったわよ」
カ「じゃ、俺達は何かクエストでも選んどこーぜ」

クエストカウンターに行くと、下位と上位の受付嬢しかいない。あのG級のお姉さんいないのかよ………おっぱいでかいのに……少しがっかりだな

ア「おっぱいがでけーねーちゃんがいないからって落ち込むなヨ、カリ坊!」
カ「ア、アルゴ!?なんでお前ここにって……その前になんで俺の心読んでんだよ!?」
ア「さぁナー。それが知りたいなら一万コル必要だナ」
カ「意外に高いな……」

そこまで料金取るのかと少し疑問に思った

カ「で、お前はここに何しに来たんだよ?」
ア「オレっちは今、雪山を調べてるんだよ。最近、異変が起こってるって聞いてナ」
カ「へぇ……何が起こってんだよ?」
ア「実はナ……最近、フラヒヤ山脈の道中にドドブランゴが現れるようになったんだヨ」
カ「……え?マジでかよ」

ドドブランゴは普通、雪山の奥に生息しているはずだが……

ア「そしてドドブランゴ達の様子もおかしかっタ。何かに逃げてるような感じだったナ」
カ「何かに逃げている……?」

そこで俺は思い出した。ポッケ村に向かう道中に現れたキリン。あれが原因なのではと

カ「アルゴ。多分それ、キリンが原因じゃないのか?」
ア「オレっちも最初そう思ったガ……相手が幻獣だからナ。そいつじゃないだロ」
カ「他にどのモンスターがいんだよ。ドドブランゴを逃げさせるモンスターなんて古龍以外考えられねーぞ」
ア「それで今日も調査に行ったらある足跡が見つかったんだヨ。ドドブランゴとは明らかに違う足跡がナ」
カ「その足跡からモンスターが分かったのかよ?」
ア「まぁ、ほぼ確定と言っていいだろうナそのモンスターの名は──」






















吹き荒れる吹雪。そんな極寒の中でドドブランゴは逃げていた。ある脅威から───


────ゴアァァァァァァァ!


その脅威はドドブランゴに襲いかかる。そいつは仕留めたドドブランゴの死体を食い漁り、食事を済ます
そしてそいつは知っていた。小さな明かりが灯る大地は格好の餌場である事を


─────グルルル……


しかしそこには体に見合わぬ巨大な爪を持つ奴らがいる。試そうか、奴らを屠ることができれば


──────あそこは俺のモノだ


そいつは静かにフラヒヤ山脈に現れるが、またあいつが現れる。そいつは雷を落とす馬。いつも邪魔をするやつだった


─────ガルルル……


そいつは静かに威嚇した後、空を飛び、自分のテリトリーである雪山に戻っていった

 
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