| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

SAO ~青の剣士達~

作者:ルチル
しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

第1部
  3話 アスナ

 
前書き
今回は、アスナの恋愛相談です
 

 
この、デスゲームが始まって、1年がたった....
現在の最前線は51層
ようやく、半分を超えた....
そして今、僕はソウさんと共にある場所へ向かっていた

「なあ、何で俺達なんだろうな」

「さあ?」

僕達はリズさんのお店に向かっていた.....
というのも、あの人が原因なのだが.....

「そういえば、アイリとはうまくいってるのかな?」

「いきなりなんですか!?」

僕は、アイリと付き合い始めた

「ふふん。その様子じゃうまくいってるんだな」

「まあ、そうですね」

「タクヤ君!ソウ君!」

声をかけてきたのはギルド血盟騎士団の副団長、<<閃光>>のアスナさんだ
アスナさんこそ、僕達を呼び出した張本人である

「何のようだ?」

「実は、相談が.....」

「恋の相談ならお断りだ」

「ちょっと!?どうしてそうなるの!」

どうやら、図星のようだ

「ホントよね......アスナに言い寄る男はたくさんいるけど、まさか逆があるとはね」

そういったのはこのお店の店長のリズさん
メイド服のような格好をしていて、ピンクの瞳にピンクのショートヘアを持っている女の子である
この格好はアスナさんが考えたらしい

「だって......」

「それで、どこまで進んでいるのかな?」

「まだ、一方通行.....」

「ほう.....美人(アスナ)に振り向かない奴がいるなんて......」

「誰なんです?」

「そ、それは......」

「言えないのか?」

その時、声が聞こえた

「誰かいる?」

「いらっしゃい!今日は何?」

「これ、よろしく」

声の主が剣を差し出していた

「はいはい。研げばいいのね。100コル」

「相変わらず、安いな」

「おう!キリト!」

「珍しいな、ソウがいるなんて.....それに、タクトまで.....」

「久しぶり、キリトさん」

「お前、<<青の剣士>>だっけ?ソウは<<赤の騎士>>?とにかくすごいな」

「キリトだって、<<黒の剣士>>だろ?」

「その二つ名はあまり知られたくないんだがな」

「かっこいいのに?」

「ああ。アスナ?」

「キ、キリト君!久しぶり♪」

「ああ、久しぶり」

「終わったわよ」

「ありがとう。じゃあ、俺は行くから」

そういうと、兄さんは愛剣<<エリュシデータ>>を背中におさめ、歩いていった
そして、ソウさんは.....

「なるほどな.....」

「何が?」

「アスナ......お前、キリトの事が好きなのか?」

「違う!」

そういいつつも、アスナさんは顔が赤かった.....

「図星だな。だが、アスナ.....気をつけろ」

「なぜ?」

「あいつは、鈍感だからだ」

「普段は勘が鋭いのに?」

「恋愛や女子の事については鈍感だ」

「嘘......」

「つまり、アインクラッドを攻略するより、難しいかもな」

「僕もそう思います。兄さんの事は誰よりも知ってますから」

「兄さん?誰が?」

「あ.....しまった.....」

「やっちゃったな.....タクヤ.....」

「いますぐ、はきなさい!」

「リズさん、怖いです!」

「ごめんなさい」

「この事、内緒にしてくださいね。僕が兄さんに殺される.....」

「ええ」

「タクヤの兄がキリトだ」

「「キリト(君)がタクヤ(君)の兄~!?」」

「ええ」

「まさか、兄弟そろって、トップソロプレイヤーなんてね」

「なら、タクヤ君!キリト君の事、教えて!」

「アスナさん.......やっぱり......」

「あ.......」

「遅すぎだ......」

「しまった~!」

「リズさん?」

「え?」

「おいおい.....まさか、お前まであいつの事好きとか言わないよな?」

「そんな事.....無い.....」

「リズ?」

アスナさんが心配そうにリズさんを見る

「なんでもない!頑張ってね!アスナ」

「う、うん」

その後、僕達は兄さんについてアスナさんにレクチャーした
好きな事や好きな食べ物などについて

ようやく解放されたのは、午後5時頃だった

「キリト......どんだけフラグ立ててんだよ」

「さあ?こればかりは僕もなんともいえないです」

「まあ、アスナがどんだけやるかが楽しみだな」

「楽しんでますよね?」

「無論、当たり前だ」

「やっぱり.....」

「なあ、タクヤ.....」

「何ですか?」

「あいつ......いつからか、人を避けていないか?」

「そうですね......きっと、あの事があったからかもしれません」

「あれか......あいつもそろそろ、前を向くときなんじゃないか?」

「そうですね.......僕達でも癒せなかった兄さんの傷をアスナさんなら
癒してあげられるかもしれません」

「そうだな......あいつの事頼んだぞ.......アスナ......」

ソウさんは聞こえるはずの無い言葉をそっとつぶやく
そして、僕達は迷宮区へ足を進める 
 

 
後書き
タ「兄さん、モテモテだね」

ソ「ほんとだな......」

私「原作とは少し変えています。設定的には以下の通り」
  1、アスナはすでに、キリトを好きになっています
  2、すでに、リズとも知り合っています

タ「兄さんは、この頃、あのスキルをゲットしてるよね?」

私「それ以上は禁止!てか、タクヤはキリトがあの階層で出すまで知らなかったでしょ?」

タ「うん。教えてくれなかったからね」

ソ「俺は知ってたぞ?」

タ「嘘!?」

ソ「無論、嘘だ!」

タ「ソウさん.....」

私「では、感想などお待ちしてます!」 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

感想を書く

この話の感想を書きましょう!




 
 
全て感想を見る:感想一覧