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妖精の十字架

作者:雨の日
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~幽鬼勇気~

「クルスー」

「なんだ?ミラ」

「んーとね、大好きー!」

「・・・」

あ。言っちゃった
お酒、ほんのちょっとしか飲んでないはずなのになぁ・・・

「・・・俺もだ」

ほえ?

「ほんとにー!?」

「あぁ。俺もミラが好きだ」

えっえっえっ??
やばい・・・混乱してきた・・・
顔、紅いかな!?大丈夫かな!?
クルス、すきって・・・
ほんとなのぉ!?

「――――?――ラ。ミラー?」

「にゃ、にゃにっ!?」

私の顔は、真っ赤だろう

「どうした?」

「え、あ、その・・・うれしく、て・・・」

「そうか。俺も、ミラにすきって言われてうれしかった」

もぉだめ・・・
死んじゃいそうなほどうれしいぃ・・・・・・

「そうと決まればちょっと仕事いってくる」

「え!?なんで!?」

「今日は記念日になりそうだからな、プレゼント、だ」

そう言って頭を撫でてくれた
その手は優しくて、暖かくて・・・
でも、どこか寂しくて

「じゃ、行ってくる」

「あ、うん・・・」

どうしてだろ・・・
嫌な予感がする
二度と会えなくなる。そんな気がしてならなかった






















「クル・・・ス・・・?」

「起きたかミラ!?」

ここは・・・?
今の今まで私はクルスと・・・

「クルス?あいつなら今、幽鬼さんと戦ってるぞ」

幽鬼・・・?
あぁ・・・あれは夢だったのか・・・
でも、私の頭には確かにぬくもりがあった

「・・・カナ。どうなってるの?」

私は、窓から見える戦場を指さして訪ねた

「戦争の、幕開けさ」




「なるほど・・・」

一連の流れを聞いて、わたしは立ち上がる

「ミラ!?まだ動くな!」

「カナ。みんなが戦ってるんだよ?あたしだって戦う」

クルスだって、きっと自分の体より、仲間のために動くだろう

「ルーシィに、なり済ます」

「ミラ!危険すぎる!」

「ごめんね、でもそうしたいの」

嫌な予感が、するから

「・・・わかった」

「・・・ありがと」

私は、自分の出来ることで、みんなを、クルスを助けたい! 
 

 
後書き
あ、時間軸はなにもおかしくないので

とりあえず、ミラが起きましたww 
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