| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

妖精の十字架

作者:雨の日
しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

~幽鬼崩壊~

 
前書き
お久ぶりです・・・
勉強、大変なのです(-_-) 

 
階段を駆け上がり、人の匂いを頼りにひたすら幽鬼のメンバーを葬る
もちろん、殺しはしないが、瀕死にはなっただろう

「エレメント4以外にもいるな・・・」

強力な魔力が一点に集まっている
一つ一つの魔力自体は臆するものではないが、集まるといささか厄介になりそうだ
が、幸運にもその集合店は俺の上。奇襲にはもってこいだ

「覇竜の・・・咆哮!」

頭上に向けて咆哮を放った
天井が音を立てて崩れ落ちる。俺はそこから飛び上がり、上の階に乗り込んだ

「HAHA!なにやら龍が迷い込んできましたぜぃ!」

「おいしそぉ・・・いや、まずそぉ・・・」

手前に、外人風な口調の男。その右横に太った男

「おにーちゃん、あやとりしよー!」

「あやとり・・・殺取り」

俺の背後に幼女、そして目が死んでいる女一人

「・・・戦闘前に一言だけいいか?」

「?なんだい?DORAGONNさんよ~?」

大きく息を吸い、全員を指さした

「キャラ濃すぎだ!」

「濃すぎ・・・小杉?」

「おねーちゃん、それマヨネーズだから」

・・・調子狂う

「ねぇ、食べていいの?駄目なの?」

「もう・・・いいです・・・。食えるものなら食ってみろ」

俺の安い挑発にデブはすんなり乗ってくれたようで、突っ込んできた

「HAHA!戦闘開始だぜぇ!」

「やっと開始か・・・双無・覇王拳!」

突進してくるデブ目掛け拳を打ち出した、が

「効かんのだ!」

俺の拳は、何の魔法も使っていない、ただの脂肪に弾かれた
・・・ショックだ

「太っちょにーちゃんはね!にくあつなの!」

「解説どうもっ!」

上に飛び、辛うじて突進をかわすが、外人口調の攻撃が宙に浮く俺にはなたれる

「E~ショック!」

E?

「攻撃は見えない・・・モーションもない・・・?」

と、その刹那――

「!?」

体を衝撃が貫く。そこまで大きくないが、食べれない衝撃だ

「なん、の魔法だ・・・」

「それは解説してあげなーい!」

背後から幼女の声とあやとりの紐が飛んできた
体をひねり、紙一重でかわし、紐をつかみ幼女の動きを封じた

「衝雷!」

紐を伝って、衝撃が幼女目掛けて襲いいかかる。が後少しのところで・・・

「肉厚戦車!」

ネーミング、ぎりぎりだな・・・
とか思う隙もなく、俺は幼女への攻撃を中断しデブ目掛け蹴りを放ち、なんとか攻撃をそらす

「私・・・忘れられてる・・・」

すぐ真後ろから、不気味な声が

「ッ!?」

「のろいのろい」

突然体が重く、のろくなった

「・・・そういう魔法か」

「そしてぇ!紐縛り!」

「回避が間に合わん・・・ぐっ!?」

幼女の紐が俺の体を縛りゆっくりと持ち上げる

「ちぃっ!衝雷!」

「肉厚吸収!衝撃!」

デブが紐をつかみ、俺の衝雷を一身に受ける。しかしデブの肉厚は衝雷などものともしないようだ

「HAHAHA!ずいぶん高く上がったじゃねぇかぁ!」

「だから何だ・・・」

「高さは、パワー。重さも、パワー。掛け合わせると、位置パワー!」

体をさっきの衝撃とは比べ物にならないほどの衝撃が走る
しかも、一瞬ではない。持続的に、だ

「ガァアアァアァ!?」

「これが、ME達のパワー」

「味わって食べて―」

「おにーちゃん、楽しかったよー」

「おわり・・・十割?」

まずい・・・意識が・・・
相当な衝撃に、俺は魔法すら発動できない
しかも

「・・・おなか減ったから、魔力食べる」

「食いしん坊だねぇ。HAHAっすきにしな」

徐々に、俺の体力も魔力も失われ始めた


 
 

 
後書き
もっと・・・
もっと時間をくれぇ・・・ 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

感想を書く

この話の感想を書きましょう!




 
 
全て感想を見る:感想一覧