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妖精の十字架

作者:雨の日
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~幽鬼殲滅~

「俺は奴らをぶっ飛ばしに行く、ギルドは任せる!」

その場に残ったメンツに告げて俺は幽鬼のギルドに乗り込む
情報によると、エレメント4なる、4人の実力者が構えているのだとか

「今乗り込んだのは4人・・・俺はどうするか・・・」

幽鬼の足元から上を見上げてつぶやく

「決めた。殲滅だ」

そう呟き、巨人幽鬼の体側に拳を叩き込み、壁を粉砕して乗り込む
と、中には大きなハット帽子をかぶって白い椅子に座りながら優雅に紅茶を飲む男の姿が

「これはこれは・・・誰かと思えば覇界神さんではないですか」

「・・・誰だ」

男は少し微笑んで立ち上がり、親指を立てた

「・・・ッ!?」

バックステップで後ろに飛ぶ
その刹那、俺の居た場所で爆発が起きる

「ほほぉ・・・突然爆発をかわしますか・・・」

「中々の魔法だな。だが臭うんだよ」

「おや?お風呂には入っているのですが・・・」

「そーじゃねぇ・・・」

自分のわきの匂いを嗅ぐ振りをした男の目が怪しく光った

「無駄だっての」

あからさまな攻撃
俺は障壁で防いだ。しかし、それが奴の狙いらしい

「突然爆発・直新型!」

爆発が連鎖しながら遅い来る
が、所詮爆発。衝撃を喰らい、火の熱を障壁で遮断する

「お前・・・少しは学べ」

「それはあなたです」

爆発―――否!?

「双無・覇王脚!!」

何も無いところに蹴りを入れる
すると、巨大な蛇が現れ、朽ちた

「ほっほほーう。不可視爆発も見切るか」

「なるほど、具現化させたうえに不可視化させ、突然の爆発・・・良い作戦だが、俺には効かんな」

駆け出して、拳を叩き込んだ
しかし

「変わり身爆発!」

俺が殴った男は突然爆発し、俺は後ろに少し飛ばされた

「・・・変わり身もか」

「これは見切れてもかわせまい」

「だな」

少し微笑み俺は咆哮を放つ
しかし、爆発によって相殺された

「俺の咆哮を消すとはな・・・」

「お褒め頂き光栄です」

丁寧にお辞儀をする。と、背後に大量の蛇が現れる

「残念ですが、この辺で終了にしたいのですが?」

「そうだな、殲滅前に魔力を多用したくない」

足を後ろに広げ、魔法陣を展開する

「一応聞きたい。お前の名前は?」

「私ですか?ふふっ、内緒です」

「そうか・・・」

魔法陣が輝く
蛇が揺らめく

「双無・天ノ剛拳!!」

「突然爆発・大蛇ノ旋風!」

二つの巨大な魔力がぶつかり合う
俺の拳と蛇が触れ合った瞬間、大きな音と振動とともに大気が震えた
そして・・・

「がァァっっ!?」

「ラァァァアア!」

蛇が消え、拳が胴に叩き込まれた
その時、腹部の服がめくり上がり、ギルドマークが見えた
しかし

「・・・幽鬼じゃ、ない!?」

「ちッ!?」

男の周りで爆発が起こり、煙が晴れたとき、男の姿が消えていた
その男のギルドマークは、大きな木にリンゴが成っている様だった
おれの記憶に、そんなギルドはない・・・

「なんだ・・・?」

っと、そんなことは今はどうでもいいか、急いで幽鬼を殲滅せねば・・・
俺は、再びギルド内部を駆け出した
 
 

 
後書き

久しぶりの投稿だーー
           以上!! 
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