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ロザリオとバンパイア〜Another story〜

作者:じーくw
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第26話 公安委員長 歐龍





























慌しい声が部屋中に広がる。

そして…… 後ろに立っていたリーダー格の男が、しびれを切らし出てきたようだ。

ゆっくりと……ジャックの方へと近づいてきた。


「歐龍様…」

「歐龍様がやるぞ!みんな 巻き込まれんうちに離れろ!!」

「……お願いします!!」



男が出てくるや否や、先ほどまで囲っていた男たちは一斉に離れていった。

ジャックは、近づいてくる男をじっと見た。

その男が通る度に部下達はいっせいに道を開くように左右に割れた。


(……よほど 信頼されているのか もしくは恐れられているのか… おそらく後者だな。……なかなかの妖気の持ち主みたいだ。)


ジャックは、歐龍と呼ばれる男が発する妖気を見て……。

さっきの連中とは比べ物にならないことを確信した。


(……ま、 比べるほどのものじゃないか、 さっきの連中とじゃ。)


ジャックは、先ほどの同士討ちで倒れている男達をみて失笑した。

自分達自身の攻撃で倒れているんだ……。

逆にもっとしっかりしろ!と言ってやりたいほどに……。







「貴様… 大言を吐くだけの力は持っているということか… ならば 私が直々に相手をしてくれる!」



男、歐龍が怒声をあげた瞬間!




“ヒュッ”




隙だらけだと悟ったジャックは、先ほどの縮地を持って歐龍の懐に飛び込んだ。


『もう、戦いは始まってんだろ?無駄口たたく余裕があるのか?歐龍とやら。』




“バキッッ“



勢いをそのままにジャックは、盛大に蹴りを水月に向かって打ち込んだ。

「ぐああっ!!」




“ドガアアアアンッ バッシャアアアン!!“




まともに蹴りを受けた歐龍は 壁を突き破り外にあった池まで吹っ飛んでいった。

(…?地下なのに池があるのか?)

ちょっと、この本部の構造に疑問を持っていた…余裕だな… 苦笑



“パンパンッ“



蹴った方の足を払い。

『公安のボスってこんなものだったのか?……まあ、いくら妖怪とは言え、 ここは学園内。……これくらいが妥当か。所詮は子供だし…。』

ジャックは 吹き飛ばしたほうを見てそう呟いていた。



そして、次に残った男たちのほうを見て。

『さ、 早く職員室に案内してくれないか?多分そこなら≪アイツ≫の居場所もまぁわかると思うし。』

残った公安の残党に 戦いの前に要求していた 理事長に合わせるという約束を守ってもらおうと話しかけた。




しかし……





「へへへへへ…」

「はははははは…」

「あはははは…」



……またまた いろんな口調で今度は笑い出した。

(……?こいつらはコント集団か何かか?やることが面白いな……、まぁいろんな意味で。)

ジャックは、よくわからないリアクションや妙に息が合ったところを見て苦笑いする…

そして、男たちのほうに一歩近づく。


『…はぁ 俺はさっさと行きたいんだ… 何がおかしいのか知らないけ… っっ!!』



その時だった。

背後から殺気を感じたのは。

瞬間的にジャックは咄嗟にその場所から跳んだ。






“バシュウウウウウ………ズッガアアアアン!”






襲い掛かってきた殺気の正体…

それは、まるで ビーム。

青い光線のようなものが背後から迫り、そして、その部屋を貫いていたのだった。















 
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