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緋弾のアリア~転生先でも非日常!?~

作者:雨流
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2.「ここは・・・知らない天井だ・・・・」

 
前書き
どうも雨琉です!!
今回は本編の前書きと共に、一部主人公の能力も出てきます!!

能力はまだまだ増やす予定なので、もし『俺の小説のところの能力貸してやんよ!!』とか、『こんな能力はあったほうがいいんじゃない?』とかあったら、バッチこいでございます!!
それでは中途半端ですが、どうぞ!! 

 
どうも、知っていると思うが前世で足の小指を強打してショック死して転生することになった、この小説の主人公ことレインだ。


月日がたつのは早く、俺がこの緋弾のアリアの世界に転生してきて早三年がたった。
いいたくはないが、中身高校生の俺が小学6年生に転生したから非常に困った。

だってすこし考えてみてくれ。中身は高校生のまんまだから、勿論精神年齢が他よりも高いので基本的に同学年の人と話が合わない。
なので、すぐ家に帰り神様から貰った特典のひとつでもある成長速度千倍を活かすため、基礎体力の底上げに勤しんだ。
お蔭で中学に上がるころには、家でも結構上位の人達と闘えるようになった。
特典はまだ他にもあるが、それはまたの機会に説明したいと思うのでここでは割愛したいと思う。

 まあ赤ん坊から転生しなかっただけマシなんだとプラス思考に考える。
それでこっちでの名前なんだが、苗字は流石に霧ヶ谷にかわっていたが名前は前世と同じでレインだった。


それで俺の生まれた家の事何だが、どうやら俺は、あの戦国時代の三傑―――吉法師こと織田信長の子孫らしい。
(流石に苗字は変わっているが)

俺の親父から聞いたときは思わず某カードゲームのバンガードで有名な
「え、マジぃ?」を素でやってしまった。割とガチで。

ただでさえ死亡フラグ等が多いこの世界で、目立つ事はしたくないと思った矢先がこれだ。神様は俺に何か恨みでもあるのだろうか?
聞く話によると、なんでも内閣等の政界にもコネがあるらしい。
この時点で「どんだけ!?」と思った人も少なくない筈だ。もし俺が客観的立場だったら俺は間違いなくなる。

まあそのおかげで、色々と得をしたので文句は余り言えないんだが・・・・。


まあそんなかんだで三年間色々とあった。
こっちのサブカルチャーはどうなってるんだろうと思い、本屋に駆け込んだりもしたのは今では平和ないい思い出だ。




 中学は、後々原作メンバーと関わりを持つためにしぶしぶ武偵養成所―――東京武偵中学に入ったんだが、いかんせんここはヒドかった。

はっきりいって前世で銃等に触る機会何てあるわけなく、当然のことながら俺はテンパった。
「まあ後三年もあるし気軽にやっていけばいいか!!」と思った矢先にこれだ。
新入生の歓迎会と称して、レクリエーションでどこぞの無人島貸し切って全校生徒でバトルロアイヤルしろ等とぬかしやがった。
しかも聞く話じゃあ毎年の恒例行事というではないか。
そんなのが三回もあったのだ。いくら神様から能力(ちから)貰ったからといって、嬉しいものではなかった。

しかも運の悪いことに、その時に俺の能力の一部をみんなに見られてしまい変に注目を浴びたのが運のツキだ。
同級生や先生に根掘り歯掘り聞かれて大変だった。おまけに変な二つ名が着く始末。
何だよ『怠惰な悪魔(ベルフェゴール)』って。おもくそ中二廟臭が全開じゃねぇか。
俺はこの二つ名の事を同じクラスの奴に知らされた日、軽くベットで悶えた。

これを見ている君には想像できるか?一年の最初から中二廟全開の二つ名を持つ人の気持ちが!
前世でもそんなに目立つことはないようにしていたのに、いきなり変な意味で有名人に早変わりだ。某アニメの主人公もビックリのジョブチェンジだ! ←なかばやけくそ

しかも、まだ一年の人だけだったら良かったんだが何処の誰か知らないが、他学年まで話したようで噂が拡がり、今はもう手の施しようがなかった。
だって廊下とか歩いていたら、いきなり知らない人達から
「おい・・・、あれが噂の・・・」「レクリエーションで先輩ボコったて話だぜ!?」
「嘘、マジで!?」「噂では・・・・」
等と言われるんだぜ?
正直この三年間は、俺にとって苦痛のひと時でしかなかった。



そんなかんだで三年間黒歴史の名前を背負い続け、ついこの前やっと卒業式を迎えた。


やっと原作メンバーと絡める!!と、俺は一人で柄にもなくテンションが上がっていた。
なので、普段だったら断わってであろう事を安請負いしてしまった。
 その卒業式の後に、クラスの友達から
『中学最期だし、俺はお前を倒して伝説を作る!!』
と挑発を受け、それを聞いたクラスの馬鹿共もそれにのっかって俺に決闘を申し込んできた。

俺はそれを、深く考えずに受けてしまい後で後悔した。
だって、いくら
「みんなまとめてかかってこいや!!」
と豪語したからってホントにみんなでくるやつがあるか!

しかももはやクラス全員どころか、どこから聞いたのか他のクラス迄雑じってんじゃねぇか!?
つか改めて見ると、雑じってるっていうレベルじゃねぇ・・・・。軽く卒業する三年全員どころか他学年迄いやがるよ。


「俺が伝説を作る」じゃあねぇよ、そこのやつ。俺なんか倒しても伝説なんか作れないだろうが・・・・。
ていうかマジ今気付いたけど、卒業式ぐらい普通に終わらしてくれよ!!何で「卒業式後に告っちゃおう」みたいなノリで俺決闘挑まれてんの!?
そりゃあ俺も安請負いしたのは悪かったけどさ・・・。

・・・何かもうどうでも良くなってきた。
取り敢えずこの人数だし、気を抜いたら死ぬことはないにしろ下手したら春休みを病院のベットで過ごさなくてはならなくなりそうだ。


そう思いながら、俺は胸に携帯していた特殊な形をしたナイフを取りだす。


「おい、あれが・・・・」「ああ。あいつの本気がみれるのか・・・」
等と周りの野次馬がざわめきだした。つか、野次馬も結構いんなぁ。

 ふと周りを見渡す。今いるのが中庭なんだが、窓から見ている人も結構いるみたいだ。

ちなみにこのナイフは、刃が潰れていて切れないようになっている。
武偵かを問わず人を殺してはいけないのもあるが、俺の戦闘スタイル上この刃無し(ノーエッジ)が都合がいい。
自分でいうのも何だが、俺のスタイルはまさに武偵にとって理想であるとも俺は思っている。
まあ俺のスタイルは口で言うのは簡単なんだが、いかんせん俺以外は出来ないと思う。

そんなかんだで俺は、いい加減そろそろ怠くなってきたので先頭で俺の合図を待っているっぽいツンツン髪の男に向かって手で合図する。

『早く来いよ』と―――。

「っ・・・。おもしれぇっ!!!」

その先頭のツンツン頭の男は、腰に掛かっている拳銃―――ドイツHK社が開発したガス圧利用式のサブマシンガン、MP5をこちらにむける。
後ろにいた面子も、がちゃがちゃと次々に自分の得物を手に取りだす。

はっ、こころなしか昂ぶってきやがったぜ。

なんだかんだいって、俺も男なんだと改めて自覚する。
いっつも争いごとはめんどくさがって断わってたが、たまにはいいかもなぁ・・・・。

思わずそんな気持ちになってしまう。



「んじゃあま、・・・いくぞぉぉぉぉぉ!!」


俺はそういいつつ、地面を蹴った。


 
 

 
後書き
というわけで、次回から本格的にバトルに入ります!!
評価や感想、お待ちしております!! 
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