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おぢばにおかえり

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第八十話 教会の仕組みその二十一

「心から」
「じゃそうした人達を見てひながたにしてね」
「そうしていきます」
「尊敬する人がいることはいいことよ」 
 その人にとってです。
「本当にね」
「そうですよね」
「ええ、だから新一君はへ」
「大叔母さん達をですね」
「いつも見てね」
「尊敬してですね」
「ひながたにしてね」
「そうします、ただ」
 新一君は私に言ってきました。
「先輩尊敬する人多いみたいですね」
「ええ、多いわよ」
 私も言われてその通りと答えました。
「奥華の人達にね」
「あの先輩ですね」
「本当に多いわ」
 私の尊敬する人はです。
「両親に親戚にね」
「奥華の人達もですね」
「沢山おられるわ」
「それはいいことですよね」
「尊敬出来る人が多いことは?」
「それだけいい人に出会えてです」
 それでというのです。
「お手本にする人が多いですから」
「だからなのね」
「はい、僕もそうした人達に出会いたいですね」
「だったらもうね」
 私は新一君にすぐに言いました。
「おみちにいれば」
「先輩みたいにですね」
「素晴らしい人が沢山おられるから」
「奥華でもですね」
「そうよ、新一君はおかしな人によく出会ってきたみたいだけれど」
 親戚間でも学校でもです、この子のお話を聞いているとどうもそんな感じがして仕方ないのです。そしてそんな人達を徹底的に嫌います。 
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