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八条学園騒動記

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第七百四十四話 シナゴーグその九

「皆働くわね」
「絶対にね」 
 セドリックもそれはと答えた。
「そうするね」
「だからイスラエルではね」
「働かない人いないんだ」
「働ける状況でね」
「働きたくても働けないなら」
「そんな状況なら別よ」
 社会的経済的状況でそうなっているならというのだ。
「仕方ないわ、けれどね」
「働ける状況でそうなら」
「容赦なくね」
「働けって言われるのね」
「国家単位でね」
 それで以てというのだ。
「言われてね」
「働かされるんだ」
「そして禁欲的に」
 働いたうえでというのだ。
「節制してね」
「暮らすんだね」
「そうなのよ」
「本当に色々と厳しいね」
「ええ、ただいればね」
 そのイスラエルにというのだ。
「暮らせることは暮らせるしお金持ちにもね」
「なりやすいんだ」
「ええ、色々やってるから」
 イスラエルという国はというのだ。
「お仕事をね」
「それでだね」
「儲けてることはね」
 このことはというのだ。
「事実で儲けやすいこともね」
「事実だね」
「個人あたりの預金高がね」
「相当なんだね」
「連合一ともね」
 そうともというのだ。
「言われてる位だし」
「そうなんだ」
「裏金なんて」 
 これはというと。
「もうね」
「皆やってるの?」
「裏金はいいのよ」 
 こうウェンディに答えた。
「税金逃れは駄目でも」
「そうなのね」
「お金を稼いでね」
 そのうえでというのだ。
「無駄遣いをしないことはいいことで」
「それでなのね」
「そう、そしてね」 
 それでというのだ。
「裏金もね」
「いいのね」
「別にね」  
 これといってというのだ。
「言われないわ」
「そうなのね」
「お金はね」
「絶対よね」
「イスラエルではね」
「それで有名よね」
「お金があれば」
 それでというのだ。
「幸せっていう位ね」
「お金が重要視されてるわね」
「まあそう言えばね」
 アンはさらに言った。 
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