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八条学園騒動記

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第七百四十二話 童顔だとその二

「子供ね」
「それ位だね」
「けれど」
 それでもというのだ。
「お顔立ち見たら」
「大人だからね」
「若くは思えないわね」
「子供ともね」
「そうなのよね」
「やっぱり年齢も」
 これもというのだ。
「まず何歳かって思われるのは」
「お顔からね」
「人ってどうしてもね」
「まずお顔を見るわね」
「僕最近そのことを実感してるよ」
 こうウェンディに話した。
「つくづくね」
「中学生ってよく言われて」
「そしてね」
 そのうえでというのだ。
「わかったよ」
「そうなのね」
「まあ子供でね」
 そう言っていい年齢でというのだ。
「二メートルあって体格がいいと」
「それならよね」
「おかしいしね」
「そうよね、まあそうしたことはね」
「普通はないね」
 それこそというのだ。
「そうしたことは」
「流石にね、ただ思ったよ」 
 あらためてだ、セドリックはウェンディに話した。
「お顔を見ない人はいないよ」
「それはね」
「そしてまずね」
「最初に見るね」
「そうしてね」
 そのうえでというのだ。
「その人を見るよ」
「そういえば」
 ここでだ、ウェンディはセドリックに話した。
「怨霊もまずはね」
「顔を見るね、若し出会ったら」
「それで怖いって認識するわね」
「ホラー漫画とかじゃね」
 セドリックも応えて言った。
「出て来て最初何かって思って」
「それでお顔を見て」
「それでね」
「怖いってなるわね」
「怨霊って物凄いお顔になってるから」
 それ故にというのだ。
「それでね」
「そうそう、怨霊っていったら」
 ウェンディはそう呼ばれる存在の話もした。
「日本なのよね」
「僕達が今いるね」
「日本は」
 自分達が今いる国はというのだ。
「物凄く怨霊を恐れてる国よね」
「歴史を見るとね」
 ウェンディも応えて言った。
「そうでしょ」
「それで怨霊の顔は」
「滅茶苦茶怖くて」
「それで怖いって思うね」
「独裁者のお顔も」
 そう呼ばれる者達の話もした。 
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