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ソードアートオンライン アスカとキリカの物語

作者:kento
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アインクラッド編
  黒猫との再開


アスカ率いる〈血盟騎士団〉は今日もマッピングに精を出していた。

血盟騎士団が結成されて約半年、最前線は第40層まで進んでいる。
第25層のボスが猛威を振るって〈アインクラッド解放隊〉を壊滅させて以来、今までの15層ではボス戦では1人の死者も出してない。

最初は15人程度だった団員数も着実に増え、今では30人を超えようとしている。

攻略組最強ギルドの副団長としてレイドパーティーのリーダーを務めてきたアスカには最近、本人としては不本意だが、〈閃光〉なる2つ名が頂戴されている。
まあ、キリトにも〈黒の剣士〉なる2つ名が付いているので、諦めて容認してしまっている状況だ。

デスゲームが始まってから早1年,今日まで私情を極力挟まずに、この世界からの脱出への決意を胸に秘めて戦ってきたアスカ。
あらゆることのなかで最優先するべきはハイペースの攻略。

そんなアスカだが、今日は活気がない。
迷宮区内で振るう剣にもいつもの冴えがない。
いや、訂正しよう。攻略組全員がこの第40層に来てから元気がない。





「あー、ようやくレベル上がったーっ!!」


アスカと共にパーティーを組んでいた〈血盟騎士団〉の団員が疲れ切った表情で叫ぶ。
いつもなら他の団員達と軽くハイタッチをするくらいなのだが、今日は変なテンションで雄叫びと共に拳を突き上げている。
つられて周りの団員達も変な動きをしている。

自分のギルメンの情けない姿に呆れる。
が、無理もないだろう。
この階層のモンスターが恐ろしく堅いくせに全然経験値をくれない、レベリングをさせる気のない奴ばかりなのだから。

亀やカニ、ヤドカリといった、堅い甲羅や殻に覆われたモンスターばかりで、攻撃をほとんどしてこない代わりにひたすら防御姿勢で微動だにしない。
甲羅や殻の上から攻撃しても大してダメージが与えられないだけでなく、こちらの武器の耐久値を恐ろしい量減らす。

時たま覗かせる頭や尻尾を逃さずに的確に攻撃する必要があるが、攻撃の正確さと鋭さなら攻略組でも並ぶ者がいないと自負しているアスカですら成功率は5割程度。
ハンマーや斧といった重量武器を使っているプレイヤーは笑えないような確率だ。
それにどの武器を使おうが身を隠しているので、パーティーを組んで戦闘を行うことの最大のメリットであるはずのスイッチが意味を成さない。

1体倒すのに長時間かかるし、その割にもらえる経験値が少なく、レベリングの効率が異常に悪い。
不真面目な攻略組は〈迷宮区〉のマップ探索を投げている者もいるほどだ。


攻略組最強ギルドと呼ばれる〈血盟騎士団〉の団員達も精神面では別に他のプレイヤーと大差ない。
アスカは全員が疲れ切った表情をしているのを見て、休憩を挟むべきだと判断して、言葉を発する。

「全員、一旦安全地帯で休息。その間に昼食も済ませてください」

アスカの指示に団員達の表情が急に変化。喜びを浮かべている。
誰もがこの迷宮区の攻略に嫌気がさしているのは明白だ。
そんな団員達の姿に溜息をつきたくなるが、自分も似たような心境なので飲み下す。


一番近くにある安全地帯へと向かい、すぐに到着する。
この迷宮区のモンスターはポップ率もかなり低い。
移動の時は楽でありがたいが、モンスターを捜すだけでも一苦労なので全然嬉しくない。
「疲れたー」や「しんどい~」などと愚痴を零しながら安全地帯に入る団員の先頭に立っていたアスカの目に先客の姿が入る。
黒衣の片手剣士、キリトだ。
向こうもこちらに気づき、げっという風な表情になる。
まるで面倒な相手と鉢合わせた、といった感じだ。
キリトとはかなり離れた場所に座った団員達も人それぞれの表情でキリトへと視線を注いでいるが、その視線には明らかに友好的な感情ではないものが含まれている者もいる。
具体例を挙げるなら、最近入ってきた両手剣士、クラディール。

そんな互いのやりとりを見て、アスカは再度溜息を付きたくなる。


第1層からずっと攻略組としてボス戦に参加している者が殆どいなくなった今、キリトのことを〈悪の黒ビーター〉などと揶揄するプレイヤーは少なくなった。
というより、普段のキリトの姿を見ていれば、そんなプレイヤーではないことくらい誰にでも分かる。卑怯者としては優しすぎる。

だが、例外というものはどんなことにも存在するものであり、未だにキリトの悪名を信じている者がいる。
具体例を挙げるなら、最近入ってきたおっさん剣士、クラディール。

まあ、キリト本人が気にしてないようなので、アスカが何か言うことでもないのだが、キリトが性別を偽っていることを知るアスカとしてはクラディールのような態度を取るプレイヤーのことが気にくわない。

キリトもキリトで、未だに自らを〈悪の黒ビーター〉と認識している節があり、こういった状況ではすごすごと退散することが普通だ。
その態度も何故かアスカには納得がいっていない。


だが現状、安全地帯の出入り口付近に座っている〈血盟騎士団〉の近くを通るのがイヤなのだろう、キリトは動こうとしない。
その姿に呆れながら、アスカは立ち上がり、キリトの方へと向かおうとする。
すると、後ろからクラディールに引き留められる。

「・・・副団長、何をしに行くつもりですか?」
「別にマップデータの受け渡しをするだけだ」

アスカの返しにクラディールが少しだけ声を荒げる。

「あんな野郎にこちらの情報を渡す必要ないでしょ!」

クラディールの物言いに不快な気分になるが、あくまで事務的な態度でアスカは答える。

「別にアイツのためを思ってやっているわけじゃない。向こうからも有益な情報をもらえるから相互利益になる。実際、アイツのマッピング速度は攻略組でもトップクラスのスピードだ」
「しかし・・・・・」
「この階層はアイテムや経験値の実りが殆ど期待できない以上、早めのボス攻略が望ましい。それくらいクラディール、お前にも分かるだろ」

なおも言い募ろうとしたクラディールを勢いで言いくるめるアスカ。
納得のいかない表情ながらも、大人しく引き下がるクラディール。
次に何か言う前にアスカはキリトの方へと足を進めた。





「久しぶりだな」
「1週間前にはボス攻略で顔を合わせただろ。」
「じゃあ、こんばんは」
「・・・・・こんばんは」

渋々といった様子で返事をするキリトに微妙に違和感を覚えたアスカがじっとキリトを見つめる。

「な、なんだよ・・・・」

キリトが少し顔を赤くして横を向く。アスカも別に異性の顔をじろじろと見たかった訳ではない。

「悪い。いや・・・なんか違和感覚えて・・・・」
「・・・ああ・・・、多分これだろ」

そう言ってキリトは自分の首元を指さして示し、視線をそちらに移してアスカも納得する。
アスカが第1層にて渡したマフラーが巻かれていた。
懐かしさを感じるが、疑問も浮かぶ。

「なんでそれ巻いてるんだ?それより高性能のマフラー、ドロップしてたはずだろ」

確か、35くらいの階層のボス戦にてレアドロップのマフラーをゲットして以来、それを装備していたはずだ。

「まあ、あのマフラーのほうが色々と効果が付いているけど、隠蔽ボーナスだけならこっちのほうが高いからさ」
「ふーん・・・」

確かにアスカがあげたマフラーは【隠蔽ボーナス+20%】と第1層で手に入ったものとしてはあり得ないほどの高性能だ。
だが、いくら優れていても〈隠蔽スキル〉は戦闘では使用頻度の少ないスキルで、ソロプレイヤーであるキリトですら、不意打ち程度でしか使わないはずだ。
新たな疑問が浮かぶが、アスカはお喋りをしに来たわけではない事を思い出す。

「っと、そうだ。マップデータの受け渡ししていいか?」

アスカの申し出に頷きで肯定の意を示すキリト。
出会ったら必ず行っていることなので、断られることでもないのだが。

早速、キリトからマップデータが送られる。
ウインドウを操作して、送られてきたマップデータを今まで〈血盟騎士団〉が集めてきたマップデータの上に更新して、絶句する。

もう既に殆ど全階層のマッピングが終了していた。

「おま・・・・これ、どうやって・・・・」

呆然とするアスカにキリトは少しだけ自慢げな表情になって説明する。

「いやー、この階層の迷宮区のモンスター、倒しても全然アイテムも経験値もくれないだろ? だから、真面目にモンスター狩って進むの面倒になって、装備を〈隠蔽スキル〉と〈索敵スキル〉のボーナスが付くやつで揃えて、ひたすらモンスターにタゲられないように突っ走った」

・・・・無茶苦茶な方法だが、確かにこの階層の迷宮区なら不可能ではない。
ポップ率も低いし、アグロレンジが狭いモンスターばかりなので、ソロプレイヤーとして熟練度を相当上げているキリトの〈隠蔽スキル〉と〈索敵スキル〉を駆使すれば、出来ないこともないはずだ。
けれども、思わず呆れてしまう。

「・・・・ソロプレイヤーならではの戦法だな」
「クラインも同じ事言って呆れてた」

それが妥当なリアクションだとアスカは思う。

「まあ、何にしても、マッピングが早いことはありがたいな。このマップを使えば、明日辺りにはボス部屋までたどり着けそうだな」
「ああ。早くこの階層は抜けたいからな」

アスカはキリトの発言に心の中で同意する。亀やらカニの相手はもうこりごりだ。

「でも、肝心のボス戦が問題なんだよなー・・・」

キリトのぼやきにアスカは自分の頬が引きつるのを感じる。
基本的にボスモンスターはその階層に出現するモンスターと似た奴が多い。
迷宮区で牛型のモンスターが出てきたなら、ボスは巨大な牛であるということだ。
つまり、この階層のボスは恐らく亀かカニに似たモンスターで、きっと冗談みたいに堅い。

「・・・・まあ、偵察隊を派遣して、情報を揃えてみないとな」

珍しくボス戦に対するやる気が起こらないアスカとキリトは揃って同時にふかーく溜息を付いた。







「以上で、第40層ボス攻略会議を終了とします」

場所は第39層にある〈血盟騎士団〉本部。
転移門に近く、団員20人で資金を募って購入した物件だ。
そこまで大きな建物ではないが、それでも60人近くのプレイヤーが入っても、少々手狭に感じる程度。

ぐるっと部屋にいるプレイヤーの顔を確認する。
〈血盟騎士団〉の団員だけでなく、〈聖竜連合〉(〈ドラゴンナイツ〉が名称変更をしただけのギルド)、〈風林火山〉、その他幾つかの中小ギルドに、キリトのようなソロプレイヤーもいる。
だが、全員の表情は決して晴れやかな物ではない。アスカも同様だ。
ボスの情報を聞いたら、誰でもそんな顔になる。


アスカがキリトにマップデータの提供をしてもらった次の日、無事にボス部屋までのマッピングが終了して、〈血盟騎士団〉と〈聖竜連合〉の合同パーティーによる偵察隊が派遣され、ボス部屋へと突入した。

偵察隊は基本的にタンクプレイヤーを中心に構成されて、相手の攻撃パターンを調べることが目的だ。
それで、可能ならばダメージを与えるという感じ。
ボスにもよるが、部屋に入って30分もすれば、撤退してくる。
だが、偵察隊が出てきたのはおよそ1時間後だった。
疲れ切った様子の偵察隊からの説明を聞いて、アスカまで疲れたような気がした。

ボスは予想通り、〈迷宮区〉に出現するモンスターと同じ、亀。

甲羅が岩肌のようにごつごつしていることと、体躯が数倍になっていることを除けば、フィールドや迷宮区で見かける亀型モンスターとそこまでの相違点はない。

確認できた攻撃は前足による横薙ぎと踏みつけ、後方の敵に対しては尻尾による攻撃、そして口からの水弾の射出。
どれもたいした速度でもなく、威力も低いので、タンクプレイヤーがきちんと防御すればノーダメージで防げる。
が、泣きたくなるほどに膨大なHPとありえないほどに堅い防御力を有している。
タンクプレイヤーの数人で囲んで甲羅の上からソードスキルを叩き込んでも、HPバーには数ドットの変化しかなかった。
付け加えて信じられないくらい武器の耐久値が減った。
1時間の戦闘でボスのHPバーは1段の僅か1割しか削れず、その代わりに武器の耐久値が半分ほど減った、と報告された。

単純計算で考えても、40時間かかる。だが、それよりも重要な問題は武器の耐久値だ。
恐らくボスにもフィールドのモンスターの亀と同じく、攻撃中の頭へのクリティカルヒットで大きなダメージと数秒の硬直時間を与えれるはずだが、重武装の偵察隊ではろくに成功しなかったらしい。
大半の攻撃は甲羅の上からのごり押しソードスキルになるだろうが、2時間で剣が砕け散ってしまう。

結局、食事と水分と寝床をボス部屋に最寄りの安全地帯に大量に容易して、数人の鍛冶職人もその場所に待機させておくことにした。
もちろん全部の資金が攻略組のお財布から徴収されるので、全員がびみょーな表情になっている。
後は60近くのプレイヤーを30人ずつのレイドパーティー2つに分けて、数時間で交代してボスの相手をし続ける、という事になった。
人数が物を言う作戦なので、少しレベルが低いプレイヤーも参加している。


本音を言えば、もう少し人数がほしいが、無い物ねだりをしていても話は始まらない,とアスカは割り切る。
解散していくプレイヤー達を尻目に、アスカはボス戦に向けてのレイドパーティーの編成と配置を考える。

資料を捲りながら知略に耽っていると、攻略会議をしていた大広間に1人の団員が入ってくる。

「すいません、副団長」
「どうした?」

資料に目を通しながら返答する。

「実はさきほど、ボス攻略に参加したいと言ってきたギルドがいまして・・・」
「・・・なに?」

話半分で耳を傾けていたアスカだけでなく、大広間に残っていたプレイヤー達も驚く。
現状、ボス戦に参加できるようなレベルのギルドは全て招集を掛けたつもりだった。

「レベルは一応全員50を超えているので安全マージンは取れているのですが、どうしますか?」
「今、どこにいるんだ?」
「ギルド本部前で待機させてます」

いきなり新参者のギルドをボス攻略に参加させることに思案するが、現在の階層が40なので、一応ボス戦に参加可能なレベルだ
。それに今回のボス戦は個々の力より、多人数によるごり押しになるだろう。人数が増える事に越したことはない。

「分かった。この大広間まで連れてきてくれ。」
「了解しました」

アスカより明らかに年上の男だが、アスカのため口による指示に嫌な顔ひとつせず、敬語で敬礼までしている。
一度疑問に思って訊ねたのだが、本物の西洋の騎士同士のやりとりみたいで楽しいらしい(似たような返答をしてきた男が何人かいる)。
まあ、本人が楽しいのならアスカからは特に文句はない。
踵を返して、扉から出て行こうとする団員に質問し忘れていた事に気づいて呼び止める。

「そうだ。ギルド名は?」


「え・・・と確か〈月夜の黒猫団〉、です」


答えてすぐに団員が扉の外に消える。
何故かそのギルド名を聞いて、扉の横で〈風林火山〉の後ろに隠れるように控えていたキリトが驚いたように口をパクパクしている。
フードを被っているので分からないが、目を見開いているようなご様子。

そして、1分もしないうちに、再度扉が開かれる。
団員に連れられてやって来たプレイヤーは5人。

再度、全員が驚き、場がざわめく。
その主たる原因は5人のうちの1人の黒髪の少女。
キリトが性別を偽っていることを知らないプレイヤーからすれば、初めての攻略組女性プレイヤーがそこにいたからだ。

少し緊張した様子で大広間にやって来た5人だが、視線が2人の姿を捉えると、急に笑顔を浮かべる。
その2人は―――キリトとアスカ。

「キリト、久しぶり!」

全員の注目を集めていた黒髪の少女は、黒ずくめのキリトに走り寄ると、あろうことかそのまま手を取る。
キリトを男だと思っているプレイヤーから凄まじい威力の視線がキリトに浴びせられる。
キリトの隣に経っているクラインがわけわからんといった感じで目をパチクリさせている。
アスカにも状況がまったく見えない。
すると、先頭に立っていた両手棍を装備しているプレイヤーと短剣を腰に吊っているプレイヤーの2人がずかずかと大広間の中央を突っ切って、アスカの正面に立った。

「本当にアスカだ!」
「おおっ!あの時のまんまだな!」

アスカの顔を見て、急に喜んだ2人が楽しげに会話しているが、アスカには疑問しか浮かばない。

アスカは〈血盟騎士団〉副団長として数多くのギルドと話し合う機会があった。
が、いままでに〈月夜の黒猫団〉という名前のギルドなど見たことすらない。
一方的に相手に顔と名前を知られていることは多々あるが、こんなリアクションを取られるようなことも今までに無かった。
訝しんでいると、そこで、急に脳の奥底がちくりと刺激される感覚。

―――俺はこいつらと以前に出会ったことがある・・・・―――?

アスカの表情を見て、騒いでいた2人が落ち着く。

「ああ、ゴメン。こっちの容姿は変っちゃってるから分からないよね」
「?・・・・・・・・あっ・・・・!」

その優しい言葉使い、台詞の内容でアスカは思い出す。
ゲーム開始直後、〈始まりの街〉にて出会った女性が1人だけいた5人組のパーティー。
アスカが容姿を変えていないことを知っているはずの唯一のプレイヤー達のことを。

「・・・・・ケイタとダッカー・・・か?」

優しげな雰囲気の男と、ノリが良さそうな男を順番に指さしながらアスカが掠れた声で訊ねる。
アスカが言い当てた事に驚いたような顔をするケイタ。

「よく分かったね。アスカは見た目が全然変ってないから直ぐに分かったよ」
「じゃあ、向こうにいるのは・・・」
「うん。サチとササマルとテツオだよ。飛び入り参加で申し訳ないけど、よろしく」



それが、〈月夜の黒猫団〉のボス戦初参加の瞬間だった。
 
 

 
後書き
気づくとお気に入り登録数が100を超えていた・・・・・・。
感激ですっっ!!

ようやく書きたいお話がスタートしたので,更新は早めに頑張っていこうと思ってます。

もうひとつ連載中の「狂戦士」の方も良かったら見てください。

ではっ! 
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