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八条学園騒動記

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第六百九十三話 オーストラリア人の夢その一

                オーストラリア人の夢
 トムと話をして授業とアルバイトを終えてだった。
 ベンは自分達の部屋に戻った、そうして弟や妹達にトムとの会話を話した。
 するおとだ、クララは夕食の羊の脛肉を煮たものを食べつつ言った。
「カナダ人ってかなりね」
「目立ちたいみたいだね」
「国単位でね」
「僕も思ったよ」
 ベンはボイルドベジタブルにバーニャパウダーを付けて食べつつ応えた。
「そこまでかなってね」
「目立ちたいかしらって」
「そう思ったよ」
「そうよね、まあそう思うのって」
 クララは肉を食べながら応えた、肉はマトンである。
「私達は目立つ方だからよね」
「オーストラリアはね」
「普通にね」
「目立ってるよね」
「昔からね」
「自然でも産業でもね」
 そうしたものでもというのだ。
「目立ってるし」
「文化もね」
「目立ってるよね」
「普通に歌とかも有名で」
「スポーツだってね」
「ラグビーにね」 
 この時代でもオーストラリアで盛んなスポーツである。
「野球でもだしね」
「有名でね」
「しかも強いからね」
「水泳だってね」
 このスポーツでもとだ、ベンは話した。
「有名だよ」
「そうよね」
「食べるものも」
 ベンは大きく切った人参にかぶりついてから言った。
「ワイルドでかつ美味しい」
「そのオーストラリア料理でね」
「有名だしね」
「もう何でもステーキにする」
 笑ってだ、ケイトは言った。
「それでも有名よね」
「そうそう、前僕達鯨のステーキ食べたけれど」
「カンガルーも鮫もね」
「ステーキにして」
 そうして食べてというのだ。
「恐竜だってね」
「ステーキにするしね」
 ケイトはトマトとモツァレラチーズのサラダを食べつつ応えた。
「本当に何でも」
「茄子もサボテンもで」
「あとお豆腐も」
「何でもステーキにして食べる」
「オーストラリア料理だと」
 兄に話した。
「そうでしょ」
「それはね」
 ベンもそれはと答えた。
「そうだね」
「もうステーキはね」
「アメリカとかでもよく食べるね」
「肉料理の基本でね」
「基本中の基本だね」
 ケイトに述べた。
「ステーキは」
「それでよ」
「我が国でもね」
 まさにと言うのだった。
「よく食べて」
「ましてすぐに作ることが出来て」
「沢山食べられるから」
「だからね」
「よく食べるしどんな生きものも」 
 それこそというのだ。 
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