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八条学園騒動記

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第六百八十五話 大食を前面にその十

「今あらためて思ったけれどお料理もね」
「工夫がないね」
「ましてカレーラーメンなんて」
 こうした料理はというのだ。
「絶対によ」
「ないね」
「ある筈がないわ」
 それこそというのだ。
「カレーやラーメンはあっても」
「ラーメンもラーメンでね」
「終わってるわね」
「それで中国の人が食べて」
 そうしてというのだ。
「日本のラーメンは凄いってなって」
「カナダだとね」
「何これってね」 
 この時代でも中国人はずけずけ言う傾向にある、これは言語が大いに関係しているという。人間は使う言語で発言や思考も変わるのだ。
「言うからね」
「そうなのよね」
「ううん、千差万別が」
 一つの料理でというのだ。
「カナダだとね」
「ないわね」
「そこも駄目かな」
「日本のカレーとは違ってね」
「カナダのお料理は本当にね」
「その種類はそれだけ」
「枝分かれがないわね」
 このことに気付いて言うのだった。
「本当に」
「ステーキならね」
 トムはこの料理の話をここでした。
「牛肉とね」
「鶏肉、豚肉があるわね」
「それに羊もあるし」
「鯨もあってね」
「ステラーカイギュウもあるけれど」
「それでも味付けは」 
 ステーキのそれはというのだ。
「同じよね」
「基本そうだね」
「やっぱりバリエーションないわね」 
 メアリーは無念そうに述べた。
「カナダ料理って」
「どうしてもそうだね」
「そのバリエーションのなさも問題ね」
「そうだよね」
「お料理一つ取っても」
「何かと問題だね」
「そうよね」
 このことを認識して言うのだった。
「じゃあ私達もね」
「そこも考えて」
「そうしてね」
「お料理をしていこう」
「そうね」
 上の従弟の言葉に頷いて述べた。
「そうしましょう」
「そうだね」
 トムそうしようと頷いた。
「これからは」
「もうこれからは」
「かなり変えていくね」
「そうするわ」
 実際にというのだ。
「もうね」
「それじゃあね」
「いや、改善点あるのね」
「色にね」
「あとバリエーションね」
「バリエーションはね」 
 トムはメアリーに話した。
「色々とやっていこう」
「私達でね」
「何でもね」 
 トムは自分のスマートフォンでカツカレーについて検索して調べてそのうえで従姉に対してこう話した。 
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