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星河の覇皇

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第八十二部第四章 破竹の進撃その四十四

「発展するからな」
「いいですよね」
「子供は宝って言うだろ」
「その通りですね」
「家庭にとっても国にとっても」
 子供という存在はというのだ。
「最大の宝だよ」
「だから多くあるべきですね」
「そう思うよ、そして兄貴はな」
「九人ですか」
「目標は野球チームが出来る位だって言っててな」
 それがというのだ。
「達成出来たんだよ」
「いいことですね」
「それであと二人出来てな」
「今度はサッカーですね」
「そう言ってるけれどな」
「目指されるべきですね」
「全くだよな、本当に俺もな」
 曹長はまた言った。
「もっと頑張ってみるか」
「そうしてですか」
「あと二人でもな」
 それだけもうけてというのだ。
「家を賑やかにしてな」
「サービスも受けて」
「連合の発展に貢献するか」
「あらゆる意味がありますね」
「ああ、人口が多いとな」
「それ自体が力ですからね」
「力のある国はな」
 それこそというのだ。
「何処も人口が多いよな」
「中国やアメリカも」
「ブラジルとかもだろ」
「日本もですし」
「それで連合もな」
 そうした国々を内包するこの国もというのだ。
「人口が多いからな」
「強いですね」
「そうなんだよ」
 まさにというのだ。
「逆に人口が少ないとな」
「それだけで、ですね」
「小国になるからな」
「そうですね、それは」
「だからな」
「まずはですね」
「人だよ、そしてな」
 曹長はさらに話した。
「数だよ」
「人は数ですね」
「戦いは数だぜってな」
「言われますね」
「それでな」
「やはり人は多いに限りますね」
「だから連合はもっと人を増やして」
 そうしてというのだ。
「今以上にな」
「強くなるべきですね」
「俺の祖国もな」
「そうあって欲しいですね」
「目指せ中国といかなくてもな」
 連合最大の人口を誇る国だ、この時代でも中国の人口は多いのだ。
「それでもな」
「本当に人はですね」
「多いとな」
「それだけいいですね」
「連合全体でな」
 何といってもというのだ。 
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