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星河の覇皇

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第八十二部第四章 破竹の進撃その三十三

「こっちはこれでいいな」
「それじゃあですか」
「軍曹今はダイエットされるそうですし」
「ダイエットの間はですね」
「そっちですね」
「セリーかこうしたな」
 まさにというのだ。
「カロリーが低く甘いものをな」
「召し上がられますか」
「暫くは」
「そうされますか」
「そうする」
 まさにというのだ。
「アイスを食べなくても甘いものはな」
「食べたいからですね」
「だからですね」
「今はですね」
「そちらですね」
「食べていく、あと夜もな」
 この時もというのだ。
「アイスで飲むことはしないでな」
「他のものですね」
「それを食べてですね」
「それでやっていきますね」
「魚介類にするか」
 ダイエットの間の肴はというのだ。
「そうするか」
「そっちですか」
「暫くは」
「そうされますか」
「そうしていく」
 まさにというのだ。
「私はそちらも好きだしな」
「それもいいですね」
「魚介類も美味いですしね」
「カルパッチョにしてもムニエルにしても」
「フライだとカロリー高いですけれどね」
「日本の鍋とかは」
 こちらの料理の話も出た。
「栄養バランスもいいですし」
「沢山食えますしね」
「しかも酒とも合いますし」
「白ワインとかと」
「そちらもいいな、しかしオムダーマン軍の動きは相変わらず」
「おい、最近特に速いな」
 上級曹長の階級の男が言ってきた、青い目のアジア系の初老の男だ。
「これは」
「そうですね」
 軍曹は上級曹長にも応えた。
「艦隊いえ全軍の速度が」
「そうだな、この速さは」
 それこそとだ、曹長は話した。
「連合軍にはな」
「ないですね」
「これがアッディーン大統領の進軍か」
「恐ろしいですね」
「ここまで素早く進まれるとな」
 その場合はというのだ。
「若し敵ならな」
「厄介ですね」
「こっちはな」
 連合軍はとだ、曹長は話した。
「攻撃力と防御力はよくてもな」
「索敵もですね」
「そうした能力は高いんだがな」
「速度については」
「それはな」
 どうしてもというのだ。
「ここまではな」
「絶対に出せないですから」
「馬とドン亀だ」
「私達が亀ですか」
「もうそれこそな」
 まさにとだ、曹長はさらに言った。 
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