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星河の覇皇

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第八十二部第四章 破竹の進撃その十六

「その時はまあ予想通りってな」
「そう言ってたんだな」
「エウロパのものでそう言うって凄いな」
「出来たうプ主さんだな」
「エウロパのものなんて普通けなすよな」
「はっきりとな」
「俺達だったら言うよな」
 まずいと言うというのだ。
「そんなのな」
「本当にな」
「けれどそこをか」
「そう言う人なんてな」
「出来た人だな」
「いいうプ主さんだな」
「それでその人でもな」
 人格者でもというのだ、連合市民でありつつエウロパのものを公平に評価しフォローも入れる様な人物でも。
「食った瞬間にな」
「その瞬間にか」
「表情一変させたか」
「そうなったんだな」
「後は無言で食ってな」
 そのオムダーマン軍のレーションをというのだ。
「ご馳走様で終わったよ」
「すげえ動画だな、それ」
「ってどんなレーションだよ」
「本当にまずいんだな」
「恐ろしいまずさなのはわかったぜ」
「そんなの食ったらな」
 それこそというのだ。
「俺達じゃ我慢出来ないだろうな」
「戦場ってまずいの食うとな」
「それだけで士気が落ちるしな」
「船の中の数少ない楽しみだからな」
「俺達は連合のものしか食えないな」
「どう考えてもな」
「そこはな」
 こう話すのだった。
「美味いものじゃないとな」
「っていうかオムダーマン軍ってそれが普通か?」
「普通の食事もまずいのかよ」
「そうじゃないか?」
「じゃあちょっと食ってみるか?」
 一人がこんなことを言った。
「ものは試しでな」
「自分達で確かめるか」
「折角だから」
「実際に食ってか」
「そうしてみるか」
「ああ、そうしてみるか」
 こう同僚達に言うのだった。
「ここは」
「それもいいか」
「実際に食わないとわからないからな」
「こうしたことは」
「それじゃあな」
「実際に食うか」
「そうしてみるか」
 同僚達も頷いた、そのうえでこんなことも言った。
「じゃあレーションの方も食う」
「そのまずいっていう」
「実際にまずいか」
「俺達からしてみれば」
「そっちも確かめるか」
「ついでだからな」
 オムダーマン軍の食事を食べるならというのだ。
「それならな」
「よし、じゃあな」
「ちょっと昼休みの時に行ってみるか」
「この船オムダーマン軍の船だしな」
「オムダーマン軍が動かしているんだ」
 だからだというのだ。 
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