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星河の覇皇

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第八十一部第四章 一日のうちにその四十一

「よくないので」
「そこも気をつける」
「そしてですね」
「今回の経済政策もな」
「行っていきましょう」
「是非な、そして私が政権にいる間は」
 キロモトはアッチャラーンにこうも言った。
「国境はこのままだ」
「まずは国境を固めて」
「そしてだ」
 そのうえでというのだ。
「領域内の治安やインフラの確立をな」
「されますね」
「そうだ、領土の拡大よりもな」
「内政ですね」
「そして経済もだ」
 今話しているこちらもというのだ。
「その様にしてな」
「連合の域内をですね」
「充実させたい」
「今はその時期ですね」
「私はそう思うからな」
「国境も拡大せず」
「腰を据えてだ」
 そうしてというのだ。
「ことを進めていこう」
「それでは」
「だからサハラもな」
「ほぼ意識せずですね」
「やっていこう、統一してもだ」
 サハラがというのだ。
「国の規模は連合の六百分の一だ」
「その程度ですね」
「エウロパもそれ位だが」
「あの国は連合に牙を剥いています」
「そうした相手だからな」
「我々も警戒していますが」
「サハラはな」
「軍事力はかなりのものですが」 
 これは戦乱故にだ、その為軍事が突出した状況になっているのだ。
「ですが」
「国家としてはな」
「エウロパと同じ様な経済規模でも」
「インフラ等が遅れていてな」
「国家として発展途上です」
 そうした状況の国だからだというのだ。
「ですから」
「これといってな」
「脅威でなく」
 アッチャラーンはさらに話した。
「しかも国防省が備えをしてくれました」
「そのサハラとの国境にな」
「かなりの防衛ラインを敷いてくれたので」
「あの防衛ラインがあるとな」
「サハラも最初からおかしな気を起こしません」
 目の前に圧倒的な防衛施設があればというのだ。
「ですから」
「サハラへの備えもあるしな」
「サハラについては守りさえしっかりしていれば」
「万が一もないしな」
「ですから」
 それでというのだ。
「特に気にせずに」
「そうしてな」
「我々は我々で」
「ことを進めていくべきだな」
「是非、それにサハラは統一してからは」
「内政に専念するな」
「言うならば建国です」
 これからのサハラが迎えるものはというのだ。 
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