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星河の覇皇

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第八十一部第三章 無関心でいられる訳その六

「是非だ」
「活かして」
「そしてだ」
「あちらともですね」
「話をまとめていこう」
「それではな」
 こうしたことを話してだ、そしてだった。
 オルコットとホルンは自国とオーストラリア、パプワニューギニアの三国の交渉を行いそうしてだった。
 三国がそれぞれ満足出来るだけの利益を得てことを収めることが出来たがこれは後の話である。とかくだった。
 オルコットもホルンもサハラのことはどうでもいい感じであった、オムダーマンが重要な勝利を収めても。
 それはネット上でのその話を聞いてもだった。彼等は得意だった。
 動じることなくだ、こう言った。
「サハラがどうなってもな」
「別にいいな」
「そうか、オムダーマン勝ったんだな」
「けれどそれでもな」
「それでもってな」
「そう思うだけだな」
「これといってな」
 連合市民である彼等もだった。
 特に何も思わずだ、こう書き込んでいった。
「サハラはサハラだよ」
「連合は連合でな」
「別世界だしな」
「あっちがどうなっても連合に影響ないだろ」
「ちょっと難民来るか」
「それ位だな」
「他はな」
 その他の影響はというのだ。
「別にな」
「何もないからな」
「だからな」
「あそこで何があってもな」
「オムダーマンが勝っても」
「逆にティムールが勝っても」
「別にいいな」
 こうした考えであった、あくまで。
「それで?って話であって」
「まあ戦争でも戦死が少ないからいいか」
 そうした人道的に思うことはあってもというのだ。
「それならな」
「まああの戦争相当死んでるらしいけれどな」
「だったら駄目か」
「参戦して七割死んでるんだろ?」
「それ滅茶苦茶多いぜ」
 戦争の損害の話にもなった。
「戦争でも普通そこまで損害出ないぞ」
「そういえばエウロパ戦役の連合軍の損害以上に人死んでるんだったな」
「そう思うと多いな」
「そこまでやるか?両方」
「っていうかサハラって本当に戦争多いよな」
「昔は毎日みたいに戦争してたしな」
「毎日何処かで戦争があったんだよな」
 かつてのサハラの話も為された。
「そう思うと滅茶苦茶多いな」
「それで大勢の人死んでるんだよな」
「一般市民も巻き込んでな」
「じゃあそんな戦争してるとな」
「犠牲者も多いよな」
「連合とは本当に違う世界だな」
「人が死ぬのはどうかって思っても」
 それでもというのだ。
「まあ連合じゃないからな」
「あれこれここで書くだけだな」
「連合は連合でな」
「サハラはサハラだな」
「今日オムダーマンが勝ってもな」
「それでって話だよ」
 そうした話に過ぎないというのだ。 
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